紅梅(こうばい)バラ科 サクラ属 Prunus mume
2016年3月26日(土)、一関市東山町長坂の県道19号線沿いの大船渡線の土手に群生しているアズマイチゲ(東一華)が沢山花を咲かせていました。ここに群生していることを知っている人ならば目につくと思いますが、知らなければ通しすぎてしまうだろうと思います。また、日が差している時だけ開くので、曇天のときや早朝だと蕾んだままです。
アズマイチゲ(東一華)キンポウゲ科 アネモネ(イチリンソウ)属 Anemone raddeana
キクザキイチゲ(キクザキイチリンソウ)と同じような所に生え、花もよく似ている。茎に3出複葉が3個輪生する点もキクザキイチゲと同じだが、小葉は粗い鋸歯がある程度で、キクザキイチゲのように深い切れ込みが無いので区別できる。また葉が柔らかく、垂れ気味につくものが多いのも特徴で、白い花弁状の萼片が8~13個あり、裏側は淡紫色を帯びる。花柄は無毛。分布:北海道~九州。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]
2016年3月11日(金)、岩手蘭友会(会長・及川正道、会員18人)主催の「第29回いわて洋ラン展」が、水沢メイプル4階催事場(奥州市水沢区横町)で始まったので、早速見に行ってきました。会場のメーンテーブルに「カタセタム・レベッカノーセン」という名札をつけたランが展示されていました。
カタセツム・レベッカノーザン ラン科 カタセツム属 Catasetum(Ctsm.)Rebecca Northen
Grace Dunn×roseum、1971年登録。本属中の小型の交配種。球茎は卵形で3~7㎝、花茎は球茎の基部より生じ10~15㎝に伸び、鉢の外へ下垂する。花は径2.5㎝、淡紫桃色で基部やや淡く、唇弁の周辺は細かい欠刻をなし毛状となる。弱い芳香を有する。開花期は通常冬から春。[個体]’ミッカビ’ 'Mikkabi'花径約3㎝、淡紫桃色の良個体。
カタセツム(カタセタム)属: 約70種と数種の自然雑種が中、南アメリカの熱帯に分布する。落葉性の着生ランで多肉質の球茎は紡錘形で数節をもつ。葉は茎の上部に数枚つき、長楕円形で薄く、襞(ひだ)が多い。花茎は球茎の下部より生じ、直立または湾曲し下垂する。花はふつう多肉質で数~多数つく。小さな株では雄花をつけ、大きくて日当たりがよい株では雌花をつけるが、まれに混生したり中間的な花をつけることがあり、分類が困難になっている。雄花は形や色が複雑で、蕊柱には花粉をはじき飛ばす仕組みがある。雌花はふつう倒立して半開し、ヘルメット状の唇弁が目立つ。属名はギリシア語のkata(下の)とラテン語のseta(突起)からなり、雄花の蕊柱の下部にある2本のアンテナ状の突起に由来する。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・蘭ラン」より]
2016年3月11日(金)、岩手蘭友会(会長・及川正道、会員18人)主催の「第29回いわて洋ラン展」が、水沢メイプル4階催事場(奥州市水沢区横町)で始まったので、早速見に行ってきました。会場のメーンテーブルに「デンドロキラム・アラクンテス(レッド)」という名札をつけたランが展示されていました。下記のWebサイトにある「デンドロキラム・ウェンゼリー」によく似ています。
デンドロキラム・アラクンテス(レッド) ラン科 デンドロキラム属 Dendrochilum
デンドロキルム属:約100種がタイからニュー・ギニアに至る広い範囲に分布している。一般に樹上や岩上に着生する常緑多年草。茎は紡錘形~卵形で、1節からなる球茎となり、先に1葉をつける。葉は線形~狭楕円形、やや肉厚で、長い柄があり、花茎は球茎の基部から生じる種と、花序は新しい葉と共に出て、球茎の先端から生じる種があり、細く垂れ下がり、密に多花を2列につける。花は小型で弁質は薄く、色彩は白色、黄緑色、赤褐色など。萼片と花弁はほぼ同じ形で、花弁は萼片より小さく、唇弁は切れ込まないかまたは3裂し、側裂片は小さく、中裂片は大きい。蕊柱の側面に糸状の長い突起があり、花粉塊は4個ある。芳香のある種が多い。属名はギリシア語で「樹の唇弁」を意味し、樹上に着生することと唇弁をもつことに因む。垂れ下がる細長い花序の形に因んで、「首飾りラン」の愛称がある。セロジネ属Coelogyneに近縁であるが、花が小型で多数つき、蕊柱に突起があることで異なる。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・蘭ラン」より]
http://www.yasashi.info/te_00006.htm [デンドロキルムとは:ヤサシイエンゲイ]
http://store.shopping.yahoo.co.jp/youranhanaitiba/ss0001.html [デンドロキラム、ウェンゼリー:洋蘭花市場]
http://hanazukusi.exblog.jp/17680372/ [デンドロキルム・ウェンゼリー:花の仲間調べ]
2016年3月11日(金)、岩手蘭友会(会長・及川正道、会員18人)主催の「第29回いわて洋ラン展」が、水沢メイプル4階催事場(奥州市水沢区横町)で始まったので、早速見に行ってきました。会場のメーンテーブルに花色が違う「パフラグミペディウム・ベッセアエ」が展示されていました。
フラグミペディウム・ベッセアエ ラン科 フラグミペディウム属 Phragmipedium (Phrag.)besseae
コロンビア、エクアドルとペルーの標高1000~1500mの地に生じる。葉は数枚つき、長楕円状披針形、長さ15~50㎝。花茎は直立し、長さ20~60㎝、ちきに分枝し、1~5花をつけ、1花ずつ開花する。花は平開し、径6~7.5㎝、橙赤色、肉厚。花弁は長楕円状披針形、長さ3~3.5㎝、水平に開帳する。唇弁は長卵形、縁は内へ曲がり、袋には弁質の薄い縦筋が入る。花粉塊は粉粒質。開花期は夏。
フラグミペディウム属 Phragmipedium(Phrag.):約15種が中、南アメリカに分布し、地生または着生する。中~大型で常緑性。形態はオアフィオペディルムPaphiopedilumに似る。茎はごく短く、幅狭い葉を左右に数枚展開する。葉は線状披針形、革質。花茎は茎頂より生じ、直立または斜上、ときに分枝し、2~多花をつける。花は全花同時に開花する種と、1花ずつ順次開花して長期間にわたる種とがある。側萼片は2小が合して下方につき、唇弁は袋を形成する。雄蕊は2個。花粉塊は粉粒質から粘質まで変化がある。属名はギリシア語のphragma(分割、隔壁)とpedilon(上靴)の2語からなり、子房に隔壁があって3室に分かれていることによる。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・蘭ラン」より]
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%82%B0%E3%83%9F%E3%83%9A%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A6%E3%83%A0%E5%B1%9E [フラグミペディウム属:Wikipedia]
http://www.yasashi.info/hu_00002.htm [フラグミペディウムとは:ヤサシイエンゲイ]
http://stewartia.net/engei/orchid/Paph/Phrag.html [フラグミペディウム]