peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

奥州市江刺区「館山史跡公園」の岩谷堂城址&西洋紫陽花 2017年8月27日(日)

2017年08月29日 | 寺院、神社

2017年8月27日(日)、えさし郷土文化館(奥州市江刺区岩谷堂字小名丸102-1)主催の「相原康二

館長のツキイチ講座」が開かれる日なので、江刺区岩谷堂に行きました。この日は、近くにある館山

史跡公園岩谷堂城址&館山八幡神社、二清院を数年ぶりに見学してきました。頂上部の平地に沢山植

栽されているセイヨウアジサイ(西洋紫陽花)が、未だ少しだけ綺麗なを咲かせていました。

(上)藤原御館跡について:この地は古来御館山とよばれ、平安時代末期、藤原経清とその子藤原清衡

父子の居住した砦館の跡とも伝えられ、大規模な土塁城砦の遺構と掘の一部が現存している。経清

百足退治の伝説で知られる田原ノ藤太秀郷子孫といわれ、陸奥の国司に従って奥州に下り、初の宮城県

亘理地方を支配して亘理権大夫と呼ばれたが、後に俘囚の長と言われた大豪族安倍頼時の娘婿となって

江刺郡に移り住み、この地で清衡が生まれた。

 経清は、安倍氏征討のための「前九年の役」が始まると、初め朝廷軍の源頼義に従ったが、中途から妻

の父である安倍頼時に味方して、源頼義、義家父子出羽の清原武則の連合軍と戦い、厨川の柵で敗死し、

経清の妻は清衡を伴って、敵将清衡武貞に再嫁した。後に清原氏の内紛から起こった「後三年の役」で清

衡は源義家の援けを得て勝ち残り、生誕のこの地に戻って奥六郡の主となった。康和年中(1099年頃)、

清衡は江刺郡豊田館から平泉へ居を移した。昭和58年、岩手県埋蔵文化財センターがこの地を発掘した際、

平安時代の住居跡が発見されている。江刺市 

(上と下)館山八幡神社

(上)八幡神社の傍にある銀杏の巨樹

(上と下)藤原経清、清衡公の木造を安置した二清院

 

 


奥州市江刺区「館山史跡公園」のクズ(葛) 2017年8月27日(日)

2017年08月28日 | 植物図鑑

2017年8月27日(日)、奥州市江刺区「館山史跡公園」に行きました。「虹の橋」の近くにある駐車

場(トイレ兼休憩所付属)に車を駐めて、付近を散策しました。立木に絡まって繁茂しているクズ(葛)

が、紅紫色の蝶形花を沢山咲かせていました。 

 

クズ(葛)マメ科 クズ属 Pueraria lobata

山野に普通に見られるつる性の多年草。「秋の七草」の一つ。太くて大きな

から葛粉をつくる。クズの名は奈良県の葛粉の産地・国栖(くす)に由来する

といわれる。長さ10m以上になることもある。3出複葉互生する。

小葉は長さ10~15㎝の円形~楕円形で、裏面は白っぽい。7~9月、長さ約2㎝

紅紫色の蝶形花が多数咲く。豆果は線形で長さ5~10㎝、褐色の剛毛が密生

する。生薬の葛根(かっこん)で、解熱剤などに使われる。分布:北海道

~九州。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」より]


奥州市江刺区羽田町のオミナエシ(女郎花) 2017年8月28日(月)

2017年08月28日 | 植物図鑑

 

2017年8月28日(月)、奥州市江刺区羽田町の県道14号線沿い伊手川に架かる森大橋の近くにある

民家の庭に群植されているオミナエシ(女郎花)が、鮮黄色の花を沢山咲かせていました。昔は、野山

や道端に生えているのを良く見かけたものですが、最近はめったに見かけなくなってしまいました。

オミナエシ(女郎花)オミナエシ科 オミナエシ属 Patrinia scabiosaefolia

「秋の七草」の一つとしてよく知られている。山地や丘陵の日当たりのよい草原に生える多年草高さ

1mほどになる。地下茎は横に這い、その先端に新苗をつくって殖える。は対生し、羽状に深く切れ

込んでいる。花期8~10月。茎の上部で枝分かれし、枝先に黄色の小さな花多数つく。直径3~

4㎜で、5つに切れ込んでいる。果実は楕円形でオトコエシのような翼はない。和名は、全体の優しい姿

からオミナエシと名づけられた。分布:北海道~九州。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」

より] 


胆沢郡金ケ崎町のハゼラン(爆蘭)/ サンジソウ(三時草) 2017年8月20日(日)

2017年08月27日 | 植物図鑑

2017年8月20日(日)、胆沢郡金ケ崎町を訪ねました。民家のお花畑に植栽

されているハゼラン(爆蘭)が、ピンク色の小さな花種子を沢山付けていま

した。別名「ハナビグサ(花火草)」も頷けると思いました。 

ハゼラン(爆蘭)/サンジソウ(三時草) ハゼラン科 ハゼラン属 Talinum crassifolium

別名:サンジソウ(三時草)、サンジカ(三時花)、ハナビグサ(花火草)、米花蘭、サンジノキコウ

シ(三時の貴公子)、ホシノシズク(星の雫)、エドノハナビ(江戸の花火)、ヨヨノホシ(夜々の星)

、オシンソウ(おしん草)、コーラル・フラワー(英名・コーラルとは珊瑚のこと)。

南米原産の多年草で、日本には明治時代にもたらされた。観賞用に栽培もされるが、現在

は多く野生化している。メキシコ、カリブ海地域、西アフリカ、中米と広い分布域を持ち、セイロンホ

ウレン草(Ceylon spinach)の別称がある。

特徴:葉は長さ数㎝で多肉、互生する。夏(6~9月)高さ30㎝ほどの茎の先に円錐花序を出し、

径3㎜ほどの赤い5弁の花をまばらにつける。ただしこの花は午後の2~3時間ほどしか開かないので(

そのためか時草などとも呼ばれる)、丸い蕾の状態で見かけることが多く、線香花火を連想させる

(ハゼランの名はこのイメージから)。熱帯で多肉の葉野菜として利用するT.fruticosumと近縁で

同種ともされる。[下記Webサイトより]

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%82%BC%E3%83%A9%E3%83%B3


胆沢郡金ケ崎町のフウセンカズラ(風船葛) 2017年8月20日(日)

2017年08月27日 | 植物図鑑

フウセンカズラ:花は小さくて目立たないが、面白い形の果実が人気者。

2017年8月20日(日)、胆沢郡金ケ崎町を訪ねました。民家の玄関前に置か

れている鉢植えのフウセンカズラ(風船葛が、紙風船のような果実を沢山付

けていました。小さな白い花も沢山付いていました。 

フウセンカズラ(風船葛)ムクロジ科 フウセンカズラ属 Cardiospermum haicacabum

北アメリカ南部原産の非耐寒性つる性多年草。日本では一年草として扱う。春に種子播きして、夏の庭

や鉢植えで楽しむ。日当たりを好み、高温になると生長する。茎は細く蔓になって伸び、巻きひげで外

のものに絡みつく。は3出複葉または2回3出複葉で互生する。7~10月、葉のつけ根から細い花柄を伸

ばし、直径3~5㎜白い小さな花を開く。果実3稜のある風船形で黄緑色、直径3㎝ほど。中に3個の

黒い種子が入っている。別名:バルーン・バイン。

育て方:日なたと水はけのよい用土を好む。タネ播き4~5月。定植5~6月。細い支柱やネットに誘

引する。緑のカーテンにも向く。来年用に実が褐色に熟したら採種する。[山と渓谷社発行「山渓ポケット

図鑑2・夏の花」&講談社発行「花を調べる花を使う・四季の花色大図鑑」より]