未来のエネルギー
6年赤組 古川たかみ
このまえ、友だちと、未来のエネルギーについて話しあいました。
とても楽しかったです。
理想は、自分の家の電気は、自分でつくる。
ビル1つぶんも、そのビルでつくる。
一軒ごとに、オール自家発電です。
太陽や、水や、風、音を利用したり、人の運動量を、電気に転換するのもいいと思います。
たくさん働いたり、運動したりして、電気を蓄えるのです。
自分の仕事が、お金ではなく電力になったら、電力のことを常に実感できるし、仕事のやりがいもあり、健康にもいいと思います。
原発は、反対です。
もし、自分の家で、小規模でとても便利な原子力発電ができることになったら、みなさんは、利用しますか。
使用済核燃料も、自宅の地下深くに埋めて、何万年も眠らせることにしますか。
私は、そんな無責任で怖いことをするより、自分の家の電力が不足したら、自転車を漕いだり、ランニングマシーンで走ったり、歌をうたったりして、蓄電するほうがいいです。
そうはいっても、太陽の光で1枚のステーキを焼く実験をしているテレビを見ましたが、何百枚もの鏡を使って、ものすごく大規模な、おおげさな仕組みで、現実的ではないなあと思いました。
だから、自然のエネルギーを電気に転換するには、すごくお金もかかるし、技術も要ると思います。
でも、人間は、それを開発できる能力があると思います。
私たちの子孫に、負の遺産を残したくありません。
地球から貰っている恵みを仇で返したくもありません。
当たり前のことではないでしょうか。
まともな人は、みんなそう感じているはずだと思います。
でも、便利さや楽しさを追い求めたいのも人間です。
どこまでも追い求め続けていくと、最後にはどうなるのでしょうか?
美しい地球は、人間によって滅ぼされると思います。誰でも気付いていることだと思います。
自分が死んだあとのことは、知って知らんぷりをしているだけのことです。
東日本大震災をきっかけに、日本の国民をはじめとして、全世界の人々が、人間の生き方や、豊かさや、幸せについて、考えるきっかけを与えられたと思います。
豊かさを求めて、人間の発達の歴史が始まりました。
私は、すべての人は「豊か」になる権利があると思います。
でも、本当の「豊かさ」とは、なんでしょうか?
豪邸に住んで、高い車に乗って、働かず遊んで暮らすことでしょうか?
私は、お金がなくても、全世界が平和で、家族が仲良く暮らせることがよほど豊かで幸せだと思います。
そして、地球からもらっている無限の恵みを感謝して受け取り、きれいなままで次の世代へ引き継いでいける社会をつくるべきだと思います。
そのために、電気やその他も、喜んで節約をして、自分のことばかりでなく、周りに思いやりをもって、人や自然、地球が喜ぶことを、ともに喜べる人々が、手をとりあって社会を築いていけばいいと思います。
人間にとって本当に必要な電力量は、自然のエネルギーでじゅうぶんまかなえるものではないかと思います。
(小学校6年生のTakと同じ目線で、Takのために考えて書きました。)