WIND AND SOUND

日々雑感 季節の風と音… by TAKAMI

味と香りの記憶

2015-07-19 | 宅飲み&うちごはん






今日、伊勢から「あおさのり」が届きました。

少し前、「こはる食堂」でランチしたとき、大きなお椀で、あさり、わかめ、あおさなどの入った海鮮のお味噌汁が出てきました。
磯の香り満載♪
特に「あおさ」の香りは、私の10代前半、「庵治」で過ごした日々の記憶を眠りから呼び覚ますような、ものすごく鮮烈で懐かしく、郷愁を駆り立てるようなものでした。
この日は「鰻ランチ」を戴いたので、画像はめっちゃ久々に食べた鰻がメインとなっていますが、
正直なところ、お味噌汁をいただいていると、鰻はどうでもよくなってしまった。






それからまた少し経って、「竜雲」にランチに行き、「わかめとあおさぶっかけ」をいただきました。
「竜雲」ではいつもつけ出汁系ばかり食べているので、今日こそは、かけ出汁系を食べようと思っていたけど、
猛暑日のウォーキングで、あまりにも汗びっしょりだったので、「ぶっかけ」にしてしまいました。
磯の香りは、「こはる食堂」のお味噌汁ほどではなかったけど、でもやっぱり郷愁を駆り立てられる、しかも「竜雲」の麺は大好きだし。







立て続けに「あおさ」と遭遇したので、もしや、今は香川でもあおさが出回っているのか!?と思い、近所のスーパーや、スーパー内の魚屋さんに聞いてみましたが、
「扱ってません」「ここ数年見たことありません」とのこと(T_T)

そっか…やはり、、、こぉなったらお取り寄せじゃ~~!!

ってことで。


磯の香りは、私が10代前半を過ごした香川の「庵治」での時代の象徴のようなものです。
両親の離婚で、小5から中1までを母の実家のある庵治で過ごし、バスで市内の学校に通学していました。
学校の帰りのバスで、丸山峠を越えたあたりから、磯の香りがバスの窓から吹き込んできます。
当時は、屋島のあたりに塩田もあり、潮風が吹き渡っていました。

あおさのお味噌汁は、その大きなお椀を手にとって顔に近づけただけで、
切なく懐かしい庵治時代が体の中に一気に広がっていきます。
香りの記憶って封印が融けたように、一気にうわぁ~~~っっっ!!とくるのです。

磯の香りは、良い思いでばかりではないのでした。
6年生のときに、クラスメイトに、「TAKAMIの髪、海の匂いがする」と言われました。
ガーンガーン( ̄□ ̄;)!!
「海の匂い」って、表現はいいけど、ソレって、磯臭いってことでしょ。
私の住まいは、漁港まで歩いて30秒だったし、漁港には、あおさが防波堤に張り付いていて、まさに磯臭かった。
私、庵治の磯臭さが髪の毛に染み付いているのか…
それはもう、とってもショックだった。
シャンプーとリンスを香り系のに替え、ヘアクリームも買った。
当時、突然ストレートだった髪がごわごわとしたくせ毛になったし、まあ、思春期の変化だったんだろうけど、これも潮風のせいなのでは…と、
ほんとにほんと~~~にショックだったっけな。


だけど、それでも、庵治時代は、私にとって、心の中にヒミツの思い出のいっぱい詰まった時代。
懐かしいし、今の私の原点…なところな気もするし。



早速お味噌汁、作りましたよ~~~

中身は木綿豆腐とあおさのみ。それに針生姜少々。
出汁は濃いいりこと昆布で、味噌はうっすぅ~~~くしました。
磯の香りが心に染み渡る~~~~!!







今日はTakの部活なので、お弁当も作りました。
オムライスとポテサラ。

最近食欲旺盛すぎるTakは、オムライスの日は、弁当箱の大小2つともにオムライスを入れてくれ!というのだ。
(大にオムライスのみ。普段は小にご飯、大におかず)
んな無茶な!
そんなに足りないなら、ポテサラを入れてやれ!ってことで。

ポテサラはTakの嫌いなメニュー。
マッシュなぐちょぐちょなポテトが嫌い。酸味が嫌い。
でもマヨは好き。

なので、マッシュせず、マヨで和えただけのポテサラ。
さらにウスターソースもちょっぴりたらし込んでおきました~~(*^^)v






「ポテサラにはウスターソース!」と仰るお友達がいます。
本来私としては、え~~~っ、絶対ヤだ!…と思うところなのですが、
その方の食べ物や酒の嗜好を伺っていると、すごく信頼感が高まり、
そんならやっぱり喰わず嫌いではイカンの~と思い、試してみることに。


作るのがめんどうな上に、メインディッシュにならない、Takも嫌い、ご飯のおかずにもなりにくい…ということで、
めったなことではつくらないポテサラ。
かけてみました、ウスターソース。

一応品良く、撮影用にこのように気取っております。
地エビではなく、ハムですが、無えんせきロースハムです。
ど~~してもこだわってしまうワシ(-_-;)





このあと、ぐっちょりとかき混ぜていただきました。
ジャガイモやその他食材本来の風味は、多少薄らぐものの「損なわれる」ということなく、確かに、ご飯、進みます。ウマイ。ご飯のおかずって感じ♪

ウスターソース、単独で使ったこと、何十年もなかったけど、ちょっと用途が頭の中で膨らんできたよ~~~!!

そのお友達は、高校時代、学校の傍の食堂で初めてポテサラにウスターソースをかけて食べたそうで、ソレって、やっぱり、懐かしの味、ふるさとの味、おふくろの味系…みたいなのってあるのかもな~。


またある方は(って、{^L^}さんですけど)、ナポリタンにパルメザンチーズとタバスコをどばどばとかける昭和スタイルがお好みだそうで、
「昭和のナポリタンはこうでなくっちゃ」と堂々とブログにも書いていらっしゃいます。
甘いケチャップの味にさらに追い討ちをかけるチーズ、そこのところを、タバスコの酸味で引き締める!?!?
…とのことですが、TAKAMIとしても賛成です。


またまたある方は、くたくたのわかめと、どろどろのジャガイモのお味噌汁が好きなのだと、、
これは、きっと何年か前にも書いたかも。
私としては、わかめは食感シャッキリ、ジャガイモは、角がとれかかる直前な「タイミング」重視なお味噌汁を目指しているところ、こんなことを言われては、萎えまくりです。
お母さまが、忙しい朝に、お弁当とか、朝ご飯作りながら、お味噌汁を鍋で沸騰させてくたくたにしてしまっている様子が浮かびます。
しかしそれが、息子の「おふくろの味」となっていくのだなあ…
それには共感をおぼえ、私もわざわざ「くたくた」のお味噌汁、彼のために作りましたとも。
元夫ですが(^_^;)


私の小学生時代、大好きだたのはコンビーフとジャガイモと玉葱の、牛乳仕立てのスープでした。
今思えば、コレって、10分でできる手抜き料理(^_^;)
ジャガイモはうっすぅ~~く切ってあったし、とろ味はなく、シチューではなかった。
これをご飯のおかずとして、喜んで食べていたんだな~~



TAKAMI家の「おふくろの味」って何だろう??


まあとりあえず、オムライスが、Takの好きなメニュー№1
オムライスには、レッドペッパーがどばどばと入っていて辛い! Takはこれが当たり前だと思ってるのである。




Comments (2)
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