
オーブリー・ビアズリーによるイラストレーション(1894) Wikipediaより
「サロメ」ってご存じでしょうか?
音楽・アート関係の方なら、戯曲やオペラなど、一度は触れたことがあるのでは?
私も20代の頃、このオペラを観ました。
最後に、銀の皿に乗った「ヨハネ」の首が出てきて、少女サロメがそれにキスをするという衝撃的なシーン。
もうずいぶん前からですが私、中川健一氏(牧師)の「ハーベストタイム」にハマりまくってます。
創世記、出エジプト記、ローマ人への手紙、ヘブル人への手紙、黙示録…などど、ランダムに聴いてきて、今は「メシアの生涯」
イエス・キリストの生涯を、4つの福音書から時系列に並べて解説したものです。
全部で210編もあり、すごい量です。
めっちゃ長くて、やっと80回目ぐらいまで到達しました。
そして、先日は、「預言者ヨハネの死」の場面でありました。
聖書には、「サロメ」という少女の名前は出てこなくて、この箇所の主人公は国主ヘロデ・アンティパス。
その妻ヘロデヤの連れ子が少女サロメ。
サロメが、国主ヘロデの誕生日の宴で踊り、褒美として預言者ヨハネの首を所望したというシーンを、
「今日は映画の場面を見ているように語ります」と、中川氏は、聖書的観点から語られています。
戯曲やオペラでは、サロメはヨハネに恋をしていたけど、ヨハネは拒絶し続けていたってことになってるけど、聖書にはそのような記述はありません。
しかし、聖書に書かれていることは史実であり、その登場人物同士の人間関係や個人的な葛藤は、深すぎて、私が字面だけ追っていても到達できない、、、

モード・アラン演じるサロメ(1906-1910頃) Wikipediaより
まあ、とにかく、この「サロメ」の物語の「ホントのホント」のこと、ゼヒ聴いてみてね。
クリスチャンでない方にも、「へぇ~~っっ」と、大変興味深く、大変わかりやすく、大変な迫力で、戯曲「サロメ」とその周辺の真実がおわかりいただけます。
そして次のオススメは「創世記」です。
もぉ~~聖書では数行から1ページにも満たない箇所が、中川氏はすべてものすごく生き生きと語られて、
めっっっっちゃ面白いのであります。
…って、なんだか不謹慎な書き方ですが。ホントにハマりまくっとります。
ハマればとことんハマりまくる私でありまして、
少し前には三国志にハマり、90数編に及ぶDVDを3回繰り返しましたが、
中川氏のハーベストタイムは、これを遥かに上回り数百編に及ぶのですが、全部聴講し終われば、また最初から、死ぬまで繰り返すつもり。
特に「創世記」は、神の天地創造、天使の堕落、人の罪、信仰心と欲望、、、などとこのように書くと小難しいようなことが、登場人物がものすごく生き生きとして、天衣無縫に展開しているように感じられます。
でもそれはすべて神の計画…とも感じます。
聖書解釈にはものすごくいろんな派閥?があるようで、不勉強な私には、拙ブログの記事でご案内することができません。「ようせん」のです。
自分の所属する教会員としてでなく、私個人として書かせていただいています。