WIND AND SOUND

日々雑感 季節の風と音… by TAKAMI

テストの点をクラス全員の前で一人ずつ発表させられる

2016-04-15 | 教育ママ日記




今回木曜日の終日オフは、本来なら家に篭って、LIVEの個人リハをやるつもりだったのに、とってもお天気がよくて気持いいので、ランチに出かけてしまいました。

ビストロBon

しかも、アペリティフにジントニックヽ(^o^)丿

そして、勢いでお風呂にいき、あかすりゴシゴシやりまくり、さっぱり爽やかになったところで、SYOさんちのお庭のポタジェの葉っぱたちの成長具合を確認♪
すくすくと、気持よさそうでした♪



本日木曜日のランチはチキン




さて。
本日のお題。「テストの点をクラス全員の前で一人ずつ発表させられる」

お題とは全然関係ない、本日の画像、挿入しますので悪しからず(^_^;)




これは、とある小学校5年生の男の子のお母さんに聞いた実話です。
5年生に進級してすぐに4教科のテストがあり、合計点をクラス全員の前で、一人ずつ発表させられたという話。

先生は、どういう意図でこれをやったのでしょうか。
どう、前向きな方向に理解すればよいでしょうか?

そのお母さんは、5年生になって、勉強にも真剣に取り組まなくてはいけないと、頑張ろうという気持を促すつもりなんだろうか…と、
それにしても、ちょっとやりすぎなのではと思ったそうです。

私はこの話を聞いた時、「それはひどい」と感じました。
私が教師だったら、こんなことできません。
もし校長命令だったとしたら、やめましょうと食い下がる。
これはきっと、文句をいう親が必ずいるだろう。
でも、その先生は、こんなことをこれまでもやってきて、理解されてきたのか?
親の文句に対して、きちんと理由を説明し、納得させてきたのか?
そうでなければ、こんなことは絶対にまかり通らないど思う。

私は、前コールセンター時代に、営業成績や勤怠、その他もろもろの数字が、トップからビリまで全部張り出されるのが、ものすごくプレッシャーで、ものすごくイヤでした。
夢で、そのコールセンターのブースの通路で、自分が倒れて泡を吹いている…なんてのを見たほどです。

それは仕事なのだから仕方ないとしても、小5の子供に、クラス全員に自分の点数をみんなの前で発表させるというのは、どんな意図があるのでしょうか?
新しいクラスになったとたんに、成績のいい子、悪い子が、生徒達にたちどころにインプットされます。
他人事なんだけど、私としてはものすごく気になって、できることならその先生に質問してみたい衝動に駆られた。
もし私がその先生のクラスの保護者だったら、三者面談のときに聞いてみます。
これをやることによって、クラス全体の学力がアップしたなどの実績があるのか…

このことに異議ある保護者がまとまって、担任、校長を通り超えて、教育委員会に訴えることもあり得ると思う。
私は、Takの小学生時代、そういうことを横目で見てきました。
そのようなやり方は、良いと思わないというのが、この話しをしてくださったお母さんと私の共通の意見でした。



パセリ♪  もくもくもくもく…増えていっているヽ(^o^)丿




少し話が逸れますが、Takの保育園時代、運動会で、年長クラスでは毎年和太鼓の演技がありました。
和太鼓の専門の先生を定期的にお招きして、曲を仕上げていきます。
私は、その先生の指導を、見学に行ったことがあります。
若い先生でしたが、ものすごく厳しい指導でした。5歳の子供に、ここまで厳しい指摘をするのかと、、、
その先生は「できていない」子供をキッチリと見つけて、
「あなたができていないから揃わない」子のところに行って、子供のバチに、先生のバチをカツンと当てて回りました。
「君と、、、君と、、、」と言いながら。

保育師の先生方から、音楽講師としての意見を求められました。
どう思われましたか? 私達は、子ども達の日々の保育、生活のサポートをしているので、和太鼓に関して、ここまで厳しくなることはできないんです…
もっともだと思いました。
けれども、実はこのとき、私は「厳しい指導」について、ものすごく深く考えさせられました。
子ども達は、「厳しい指導」に喰らいついていっている。
「トップからビリまで」まとまって、成長していっているのです。
「君のせいで揃わない」と言われた子も、投げやりになったり、深く傷ついたりしていないと私には見えました。
できる、できないで、子どもたちが、優越感や劣等感を持っているようには見えませんでした。
この世代の子ども達は、こんなことで、おともだち同士に優劣をつけたりしないのだと思いました。
私は個人レッスンの講師なので、集団の指導は、大昔のヤマハ講師時代しか経験がありません。
ひとりひとりの生徒さんに対して、私は全く厳しい先生ではなかった。
音楽を楽しんでほしい、長く続けてほしい…
けれど、個人レッスンだからこそ、大勢の前ではないからこそ、時に厳しい指導ができるし、それが必要、そしてそれらは、フォローや、生徒さんとの信頼関係がとても大切だと思います。 


今回の「テストの点発表」事件も、先生に対する生徒達の信頼が篤ければ、子供たちは先生の意図を汲み取るのかと思います。
でも、やはり私には、どうしてこのようなことを先生がされたのか、今のところ、これによって何の良い結果が生じるのかわかりません。



パクチー♪  3年ぐらい前にはうまく成長しなかったのに、今では生命力溢れてる!




このことを、Takに言って、感想を聞いてみました。

彼はとても複雑で、もやもやとした様子で聞いていましたが、感想はこのようなものでした。


点数で人間の優劣が決まると決め付けているから、「それはひどい」と思うのであって、
成績やテストの点で、人間の優劣、序列は決まらない。
点数が低かったりビリだったりしても、人間の価値が低いわけではない。


なるほど~~


だからTakは、成績が悪くても劣等感も全く持たず、飄々淡々としているのか。
彼には、この価値観が根底に揺らぎなくあるのだな。
それはそれでスゴいかも。
彼はきっと、国語のテストの点をみんなの前で発表させられても、平気なんだろうな。
昔から、彼は障碍を持った子や、帰国子女など、クラスでハンディを持った子どものお世話係を率先してやったり、先生ご指名でやったこともあった。
歴代担任の全員先生から、Takのそういう資質についてお褒めをいただいていたことを、忘れていました。
そんな彼は、点数がビリの子にも全く先入観を持たずに接するのだと思う。
だから、点数発表なんかどうでもいい…


まあしかし、Takがこのような資質を持っていても、世間一般的には小5ともなると、保育園の子どもと違って、「人と比べる」ということを意識するようになります。
この点数発表で何の建設的なことがあるのか…ということについては、結局、Takもそれは疑問…ということに収まりました。



玉葱



この後、職場で、営業のモティベーションをアップさせるために、
営業成績を逐一貼り出すことと、営業成約者に拍手を贈ることと、とちらが良いか…などなど、高校生相手に、いろいろ話が炸裂して、楽しかったな~~~~

息子とも大人同士の会話ができるようになっています。
…ってことは、彼は大人の視点で母を強烈に批判しています。

手強いっす、、、、、


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28 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (舟田譲二)
2016-04-15 18:58:38
今どきこんなことが行われているのか、と驚きました。昔ならいざ知らず…
教育的配慮に欠けると思います。私だったら、やはり直接校長に談判に行きます。
合計得点を出したとしても、それをみんなの前で発表させずに、生徒一人ひとりに先生が面談しながら、今回のテストの結果は◯◯だったけど、あなたはこれについてどう思う?これで当たり前だと思う?それとも満足しない?じゃあ、これからどうする?などと、人と比較せずに本人に問題意識を持たせ、結果をもとに奮い立たせることは可能だと思います。
でも、受験を控えた中学生や高校生でなく、小学5年生だったら、それすら必要ないと私は思いますが。
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 (TAKAMI)
2016-04-15 19:49:20
♪…譲二先生、
早速「塾の院長先生」としてのご意見、ありがとうございました。
全く仰るとおりで、私もこの先生の意図が全くわかりません。
親の立場として、これをやることで、何か良いことがあるのだろうか? 点数の悪い子どもは傷つくと思うのですが(我が息子を除く)、それを超えるような、なにか素晴らしい効果があるのだろうかと…
もしそうであったとしても、傷つく子どもがいることには違いないと思うのです。
私は残念で悲しいことですが、テストの点や成績にとても劣等感を感じる時代が長くありました。
化学が2点だったことありましたが、今だから笑い話で堂々と言えるいけど、当時は絶対に知られたくありませんでした。
高校時代の声楽の成績も、ものすごく悪かったのです。
クラスみんなの前で自分で点数を言わされるなんて、死にたくなるほどです。
そんな自分のほうが、おかしいのだろうか、間違っているのだろうか…とも思ってしまします。
そんな思いを、子どもにさせてはいけないと思います。
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Unknown (さざえ)
2016-04-15 20:03:18
この事に関しては、批判的な意見が多いかなあ、って思うけど私は一概に批判できないな
先生の視点がまったく入ってないから
私の娘ちゃんの行ってた学童も競わせました
どうなったと思います?
皆で話合い、できる子ができない子を教えて、引っ張り、出来たら皆で誉めて喜んで
教育にそれが必要かは疑問ですが皆でできるように工夫する姿は大人?でした
指導員の思いは、皆得手不得手があり、それを認めあい、素直に尊敬し
少しでも追いつき、またできる子も偉いわけではない、と言うことに気付いてこその知識だ!と思うこと
努力が一番だと言うことを私も娘ちゃんみて思います
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ん~~ (宮崎正義)
2016-04-15 20:40:04
小学校5年生と、年長さんへの対応を同列に考えるのは如何なものかと・・・自分の「何が悪かったか」「どうすれば良いのか」をきちんと教えることも必要だと思います。みんな仲良く!では、教育ではないと考えています。機会は平等でなければなりませんが、結果は平等ではありません。そこから、どうするかですね!
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Unknown (Unknown)
2016-04-15 20:50:52
学童は保育園ではありません
立派な小学生学童保育事業です
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あ~~ (宮崎正義)
2016-04-15 21:13:45
勉強不足なもので、すみません。「立派な小学生学童保育事業」と「保育園」の違いを明確に定義していただけませんか。「学童保育」と「保育所」を混同しているつもりはありませんが、成長段階、それぞれの発達段階に応じた適切な指導が必要であることを書きました。
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 (TAKAMI)
2016-04-15 21:21:30
♪さざえちゃん

私も、「先生はどう考えてこの指導をしたのか」という、先生の視がわからないので、頭ごなしに酷いと言うのを控えて、このような記事になりました。
そこのところを理解してもらって、嬉しいです。
もちろん生徒同士を競わせるのは、お互いにいい刺激になってすごくいいと思います。
「みんなの前で褒める」…先日、事業をされていたお友達から聞いたのですが、これは、大人に対しての、モティベーションの上げ方。
大人でさえそうなんだから、子どもは言わずもがな。
しかし、この先生の点数を発表させるやり方が、生徒たちに受けいれられるのか…それが問題かな?

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 (TAKAMI)
2016-04-15 21:39:40
♪宮崎正義さま

お出ましありがとうございますm(_ _)m
「世間一般的には小5ともなると、保育園の子どもと違って、「人と比べる」ということを意識するようになります。」
…と、本文に書きましたように、同列には全く考えてなく、ゼヒご理解いただきたいのですが、保育園児は、世間の…というか、大人の優劣の価値観に染まっていません。が、小5ともなると、テストの点が悪いと恥ずかしい…と感じるようになるのです。
私がこの記事でホントに言いたかったのは、やっぱセンセ、それちゃうんちゃ~~ん!?ってことなんや。センセ、なんで!?ってことや。
そんなこと、本人に直接聞けばいいことやけど、保護者の中には、本人を通り越して、校長も通り越して教育委員会に訴える集団もおる。
私は、それはヤだなと思っており、いろいろなご意見を伺いたいとおもった次第。
返信する
Unknown (TAKAMI)
2016-04-15 21:43:15
♪Unknown様

コメントありがとうございます。
仰るとおり、学童は保育園ではなく、学童保育事業です。
息子が両方とも大変お世話になりました。
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Unknown (さざえ)
2016-04-15 21:48:50
私は決して肯定的ではないんだよ
だけど、先生の視点無しの論議は否定ありきになるなあって
私自身は学校に行く以上は先生に預けるって思う
娘ちゃんにもいつも言う
貴女は学校に何しに行きますか?
学校は遊ぶとこではありません
貴女が大人になるための最低限な知識と知恵を授けてくれますって
嫌な先生も、これまた修行
大人になればもっと辛いこと、理不尽なことありますよって
点数を発表する、って大人が聞くとヒドイ話だけど、それがどういう気持ちになるか、点数が全てではないんだ
次頑張って一点でも上げよう
あ~あかんでしたやった

色々あるよね
最初に先生がそういう方式でいきます!だから頑張ってって言うてるかもわかんないし

娘ちゃんもタクくんと同じ意見でした
成績が全てちゃうし、言うて恥ずかしいっては思わない
恥ずかしいって思う人は次頑張ってやればいい
精一杯頑張っての点数じゃないから恥ずかしいんちゃうかな
いいか、悪いかも先生に聞かないとわからんて言うてました
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