
いんや~~大変エキサイティングでした。
11月10日
オカリナまんべくんと「讃岐ロック」でラーメンのあと、「エトランゼ」で10ホールハーモニカ中村俊哉さんをゲストに迎えての、SYO MichaelトリオLIVE。
めっちゃ盛り上がりました。
(ちなみにSYO Michaelトリオというのは、その時々でメンバー違います)
中村さん、スゴすぎる!
以前にも拙ブログにも書きましたが、ワタクシ的には、中村さんは日本の誇れる、世界にも通用するアーティストだと思う。
…って、中村さんに言ったら、
「そんなことない、そんなら、今頃世界に通用してます」
みたいなこと言うんだけどさ~~
ブルースにハマり、シカゴのライヴハウスでも演奏されてたとのことですが、
日本に帰ってきたら、「ブルース」というのは、あまり底辺が広くなく、「ブルース」だけ聴く人も少なかった…のでは、、、
演奏も素晴らしいし、パフォーマンスも素晴らしい。
昨日の満杯のお客さまも、「スゴイ、素晴らしい」ってのはわかったようだけど、どれくらいスゴイのかはあまりわかってなかったのかもなあ~~
だから、中村さん、もっともっと、たくさんいろんなとこで演奏してほしい。
数年前、初めて Zac Bran Trio のLIVEのゲストに抜擢されたときは、JAZZのこともよくわからず、「枯葉」の冒頭8小節に続きがあることすら知らなかったらしい中村さん(^_^;)
しかしその時の演奏が素晴らしく、私はめっちゃ感動したのであります。
トリオのゲストで演奏することに決まってから、たったの2、3ヵ月でここまでスゴイ演奏をなさるとは!!…と、
私は、ジャズとブルースは、殆ど同じような分類でいたのですが、中村さんにとっては、めっちゃ新規開拓の世界だったようで、
それからほんの2.3年の間に、JAZZのスタンダードををすんごい勢いでモノにしまくっていかれた模様。

LIVEのあと、中村さんと少しお話させていただくことができました。
…ので、すかさずお聞きしたわ。
中村さん、歌詞わかって吹いてます?
彼は笑いながらエッ…と数秒固まって「いや、わかってません」と。
それはきっと、「歌詞を完全には覚えていない」という意味なのだと思います。
歌詞の内容については、わかってるのだと… 謙虚なので、エラソげには言わないのだな。
彼の演奏を聞いていると、風景が広がること、歌っている女の子のキャラクターまで細かく浮かんでくることを伝えました。
以前の記事に書いたことと重複するけれど、「いつか王子様が」の演奏で、キュートで、お洒落で、迷い多く、悩み深い、ちょっと勝気な…そんな歌の主人公のキャラクターがくっきりと伝わってくるのです。
楽器なのに…子音、吹けないのに…歌詞、歌えないのに、彼のハーモニカは、まるで子音を吹いて、歌をうたっているようなのです。
すると彼は、
「ブルースでは、延々と同じコード進行で、何度も何度も繰り返すので、バリエーションが次々とあふれ出してくる、そうでなければ、ブルースは吹けない、
そういうことをやってきたことが、JAZZにも生かされているのだと思う」
と仰いました。
それから、ディズニーの曲など有名なので、歌の内容ぐらいならわかるとも。謙虚です。

そうか、やはり彼は、メロディーのツラを吹いているのでなく、曲のハートを吹いているのだ…と、ものすごく納得しまくりでした。
そして、最近は、「クラシック」もいいな…と思うようになった…とのこと。
ブルースとクラシックというのは、「音楽」でも最も対極の世界だ。…と中村さんも仰ってた。
まずは譜面から入る。アカデミックで、様式美のような世界。
逆にクラシック畑の人がブルースの世界にハマって極める…なんてことは殆どないような気がする。
それは、ヤだけどクラシック界の隠された優越感ていうのもあるような気がする。
しかし「対極」であって「優劣」ではないのだ。ホントに!
中村さんが、「クラシック」まで演るようになったら、もぉ~~それはスゴイことになるであろう、、、、
めっちゃ楽しみです。
なんか、イメージ浮かびます。ブルース魂で演るクラシック!わくわくです。
そうなってほしい…
冒頭のの画像は「讃岐ロック」の支那そばとつけ麺。
中村さんが画像掲載は「ヤだ」というので、こっそり下のほぉ~~にうっすらとアップしておきました(^_^;)
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