画像は、現在高校で美術を学んでいる私の生徒さんの作品です。
私はこの作品にものすごく感動してます。
他にも数点見せて貰ったんだけど、これ1点のみブログにアップの許可を頂きました。
そのまま掲載するのも個人情報特定に結びついてはと、一部カットして掲載しました。
これはプリンです。
高校生の感性は本当に瑞々しくて、感動します。
瑞保ちゃん(仮名)は、親子で習いに来ています。
お母さんと知り合ったのは、小学校の役員会になったことからで、
当時まだ瑞保ちゃんは紙パンツを穿いている2歳児ぐらいだったので、お母さんについてきて、レッスンの間お絵かきなどして遊んでいました。
3歳になって少し経ってからだったか、、お母さんと一緒に習いましょうってことになりました。
しかしまあ、練習はあまりせず、レッスンに来たときだけはピアノと30分ちゃんと向き合う…という状態。
レッスンで練習をする日々でした。
私は、練習はできてなくても、レッスンには必ず来てねという方針です。
小学生の途中で止めてしまったら、本当にもったいないので。
瑞保ちゃんは小学校の高学年まで、時々レッスン中に突然恐竜の赤ちゃんのような声(つまり高音の大声)で泣き出すのです。
私は全然叱ってないのに、彼女は彼女なりに弾けないことが悔しくて、そういう彼女を私も知らず知らずのうちに追い詰めていたのかも。
そして泣き出すともう手がつけられなくなるので、ダイニングテーブルの椅子に座ってもらおうとするのだけど、
絶対にピアノに齧りついて離れないのです。
「ピアノの椅子に座ったままじゃ、時間がもったいないから、泣くならそっちの椅子で泣いてね。これからお母さんのレッスンだから。」
お母さんと2人がかりで泣き叫ぶ瑞保ちゃんをピアノからもぎとるようにして、ダイニングの椅子に座らせるのだけど、泣き止みません。
彼女が大泣きする中で、お母さんのレッスン。
も~~あまりにも何度も何度もなので、お母さんも私も慣れました。
ついでに息子も慣れました。息子はレッスン中家にいる時は自分の部屋に篭っていたので。
でも彼女はおおむね20分経ったらけろりと泣き止むのです。
そして何事もなかったかのように絵を描いてダイニングテーブルで遊んでいます。
「じゃあ、お母さんのレッスン終わったから、さっきの続きやってみる?」
というと、けろりとして、素直に続きをやります。それでちゃんと一応最後までレッスンして、けろりと挨拶して帰っていくのです。
ですので、私からあれは何だったのかと聞いたことはたぶんないと思います。
彼女が中学生になってからは、親子別々の曜日にレッスンに来ています。
私も買い物がてら、瑞保ちゃんと自転車置き場までいくこともあります。
学校の美術の勉強についていろいろ話すんだけど、あんなによく泣きじゃくっていた子が、今はすごくよく笑う。
自分から話すってことはあまりないけど、私の問いかけや話にはよく乗ってきてくれて、
作品も、ゼヒ画像送ってといったら、こんな素晴らしい作品を見せてくれました。
アクリル絵の具で描いたものだとか。
他にも、水彩と、デッサンを見せて貰ったけど、どれも本当に素敵です。
彼女は、学校で美術の作品の制作やその他、すごく忙しそうだけど、その合い間を縫ってレッスンに来ます。
回数は減ったけど、その分、家で練習するようになりました。レッスンも楽しそうです。
レッスンでの私の指摘や提案を、すごく理解して吸収してくれます。中学生になった頃からかな。
今はようやく、バッハインヴェンションも取り入れています。
私は小学校のとき、バッハインヴェンションが大嫌いだった。ワケわからなかった。
楽しいなと思えるようになったのは、高校生になってからなのです。
テーマがあって、転調しながら展開して、収束いく様式美に目覚めたのです。誰も教えてくれなかったなあ。
でも、瑞保ちゃんはセオリーもマスターしているので、話が通じるのです。
大学受験になったら、もっと美術に時間をとられて通うのも難しくなるかもしれない。
そして、大学は県外になると思うので、そこで終りかなあ…ちょっと寂しい。
でも、ゼヒとも、大人同士で、いろいろ語りたいな。「瑞保ちゃん」と「TAKAMIさん」として。
私は、高松でレッスンを始めてから、生徒さんに「先生」ではなく、「TAKAMIさん」と呼んでもらってます。
まあ、人によっては「TAKAMI先生」ですけど。「教える」のでなく「サポート」をするつもりでレッスンしています。
最近の宅飲みのアテもアップしときます。
油揚げにハムとチーズとサラダセロリをのせて 黒胡椒とマヨをかけて巻き巻きして焼いた
砂肝薄切りを茹でて粗熱と水分をとって、唐辛子、大量のネギ、ラー油(辛いヤツ)ひとびん、醤油につけ込む
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