お友達からのプレゼント、博雅堂出版のおはなし音楽界シリーズの「ルイ・アームストロング」が届きました。
ものすご~くいいお話でした。泣けました。
ニューオリンズのスラム街で生まれたサッチモ(ルイ・アームストロングの愛称)は、生まれたときから、ずっと音楽とともに生きていた。
スラム街にも教会があり、教会はいつも、賛美の歌と手拍子で沸き返っていた。
でも、サッチモがことに好きだったのは、葬儀の音楽だった。
お葬式では、厳粛な賛美歌が演奏され、静かな埋葬行進曲とともに棺は墓地に向かう。
そして、埋葬が終わった瞬間、響き渡る太鼓の音とともに音楽は一転。賑やかで明るい音楽に変わり、人々は、道路一杯に広がって踊り歩く。
ニューオリンズは、葬儀も祝祭に変えてしまうような街だと…
遥かアフリカから奴隷として連れて来られた黒人たちは、「深い哀しみを抱え続けていては生きていけない」ことを、魂で、身体で知っている。
折りしも私は、自分のお葬式の希望を、前日Takに伝えたばかりでした。
すごいシンクロニシティ!
人は、通常、歳の順に死んでいく。だから、Takよりお母さんが先に死ぬんだからね、、という話になったのは、ふとしたきっかけからだった。
お母さんはこれからも、過不足なく生きていきたいと思っているから、死ぬときも、過不足なく死ぬつもりなので、なにも悲しむことなんかない。明るく見送ってほしい。
「過不足なく生きるっていうのはね、こうしなければよかった、こうしていればよかった…っていう後悔をしないってことよ。」
最後のときに、そんなふうに安らかでいたいなあ…
「明るくって、どうすればいいの?」
「おかあさんがつくった歌や、おかあさんが好きだった歌をみんなで歌ったり、踊ったり、美味しい料理をみんなで食べてお酒を飲んだりね。」
今から伝えとくよ(^_^;)
サッチモの葬儀はニューヨークで盛大に行われましたが、故郷のニューオリンズでも、ブラスバンドの演奏に合わせて、地元の大群衆が、サッチモが演奏した界隈へと、歓声を上げて、練り踊ったそうです。
サッチモが逝ってから16年後。
映画「グッドモーニング・ベトナム」に 「What aWonderful World」が使われて大ヒットしました。
そして、さらに…
Takはこの曲を聴いてすぐに「うわぁ~~知っとるぅ~~!!この曲!ええ歌や!!」
っていうのよ。
え~~っ??どこで聴いたんだっけ?
「マダガスカルや!」
ああそうだ、そうだった。子供のアニメにも… サッチモは、世代を超えて、天国からメッセージを送り続けているのだなあ…
このダミ声の「What A Wonderful World」も、「祈りのうた」として、私のレパートリーに加えたいと思います。
ダミ声のサッチモや、トム・ウェイツの歌で、大好きな曲がたくさんあります。
これを「TAKAMIのうた」にするのは、これからのライフワークであります。
うんうん、この本も、難しかった。年代とか出てくるからね。
でも、Takは、教会にも通っているし、奴隷のことも教会で習ったようだし、「聖者の行進」がお葬式で使われてるってことも知っていました。
なので、親しみやすかったようです。
もちろん私が、解説しまくりながら読み聞かせましたが、思ったより理解できたようでした。
「おはなし名画」のほうは、文章じゃなく、絵をみるだけでもものすごく引き込まれますから、いいよね。
いつも手元に置いておいて、見たいときに見れるよう、がんばって、全巻揃えようと思います。
話の方はチョッと1年生には難しい言葉があったので
今回はCDを聴かせるのを中心にして
話は私が要約して聞かせました。
mitsukiには絵のシリーズの方がわかりやすいので
そっちから続けて行こうと思います。
良い本だよね、ここのシリーズ。
紹介してくれてありがとう。