仏生山の森周辺ウォーキング
STAY HOME のGWが終わりました。
ずっとSYO Micael garden の草抜きやってました。
あとは「JINー仁ー」イッキに鑑賞でした。
SYOさんの手に乗ってくるヤモリくん
まあとりあえず、お約束の、「庭作業中に語ってくれたおもしろい話」を書きます。
…といっても、私がひとりでめっちゃウケただけなんですけどね。
一般的にはあんまりおもしろくないかも、、、
2人で黙々と、ほんとに殆ど会話もせず、必要なことのみ話す…という状況の中で、
ある日のこと、近くで作業をしている時、ナゼか突然SYOさんがこんな話をボソッと始めた、、、
新生教会で牧師の異動があって、前牧師のお別れパーティーをやることになった。
当然全員クリスチャン。
幹事さんが大変はりきっていて、「先生のいちばん好きな曲は『お富さん』だから、これを聖歌隊でやりましょう」ってことになった。
「お富さん」がいちばん好きだと堂々という牧師っているんだろうか、、、、
(結論からいうと、これは幹事さんの大きな勘違いだった。そういうキャラの人。)
しかし、聖歌隊のみなさんは、ことを荒立てないように、幹事の方の指示に従って、
殆ど知らない「お富さん」を違和感を感じながらも練習した。
誰も異議を申し立てる人はいなかった。
粋な黒塀 見越しの松に
仇な姿の 洗い髪
死んだ筈だよ お富さん
生きていたとは お釈迦さまでも
知らぬ仏の お富さん
エーサオー 玄冶店(げんやだな)
この曲の「お富さん」と「与三郎」は、過去にフリンの恋仲であった。
ヤクザの親分の女「お富さん」に手を出し、メッタ切りにされた「与三郎」と彼の死を嘆いて入水した「お富さん」は、
2人ともその時に死んだはずなのに、共に生きていて、
しかも、再会したとき、またもや「お富さん」は、別の男に囲われているところへ、
「与三郎」はゴロツキの友人に誘われるままに金の無心に行ったらそこにお富さんが…みたいな、どぉ~しようもないシチュエーション。
この曲を牧師先生を送る歌として、聖歌隊が真面目~~に練習して歌って、SYOさんは「なんじゃ…」と思いつつもそのピアノを淡淡とやった。
SYOさんにしてみれば、この曲は数え切れないほど聴いて演奏もしてるので、暗譜で長~~いイントロからエンディングまでちょちょいっっ!と弾けるってもんよ。
練習風景が目に浮かぶ。
練習中もナニゲな違和感だったけど、
本番ではさらなる違和感満載の、」楽しくも不思議~~~な空気が漂いまくったとのこと。
牧師先生は、このあと、一応~~「この曲が好きだったのは洗礼を受ける前のことでした。」と、、、「弁明」。
「お富さん」については、いつぞや、メッセージ(説教)の中でかるぅ~~く言っただけなのに、幹事の方は、「お富さん」を深くインプットしてしまったのですね。
私だったら曲が決まった時点で「ちょっとぉ~~コレ違くネ?」と異議を申し立てると思うんだが、
聖歌隊の方たちは、ナゼそれをしなかったのか、、大変知りたいな…と思ったところ、
SYOさんによると、ホントに聖歌隊は、この曲を先生が一番好きなのだと信じて真剣に練習したらしい、、、
でも私は実は「お富さん」は大好きなのです。イチバンじゃないけど。私も何度も歌いました。
この壮絶な人生を生きてきた二人の再会の場面(歌舞伎)を、このように軽ぅぅ~~く歌い上げる…というのが、私にとっては、めっちゃ「タイプ」なのであります。
人生、ここまで極めると、あらゆる重荷から解き放たれ、軽~く、澄んだ境地に到達できるもんなのかなあ…
そうであってほしいなあ… という憧れが私にはございます。
そういう思いを会衆みんなで分かち合ってみんなで教会で「お富さん」の大合唱をやるってのも素敵だけど、
ゼッタイムリだろうな~~~~
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