プーク人形劇場で新春の落語(新作落語)寄席を聞きに行きました。
三遊亭たん丈、三遊亭円丈、古今亭今輔、夢月亭清麿、春風亭百栄など、、、
落語家協会もいろいろ流派や縄張りがあるらしい。
大昔に円楽さんが落語家協会から独立したことがあったし、、、。
円楽さんはTVで引っ張りだこだったから、協会から睨まれたというのが素人の推測だった。
プーク人形劇場の人形劇自体はまだ見たことがない。
人形劇はチェコソロバキア(崩壊したが)など東欧諸国のレジスタンス運動と認識している。
人形劇は他国に蹂躙されたとき、自国の文化を演劇に置き換えて、地下で伝承していく手段(レジスタンス)だったと思う。
日本のプーク劇場は戦前から代々木の地にあって、戦後にバラックとして再建され、今の立派な劇場に生まれ変わって45年と聞いた。
それこそ、戦前戦中は軍の弾圧は凄まじかっただろう。
共産党以上に人形劇は思想的だもの。
今、すぐご近所にラジカルなカタログハウスが来て、代々木まで足を伸ばせば代々木のぬしの共産党本部がある。
とても偶然とは思えない土地ですねー。
私としては、一度はプーク人形劇場に足を踏み入れないわけにはいきません。
じゃーん
正月早々なので街には人が少ない。
まったりとプーク茶屋でコーヒーなどいただきました。
これが本来のプークで使われる道具。
今日は落語を聞きに来ました。
新宿の末廣亭で聞いたことが一回だけあります。
TVでは死んだ爺様が良く見ていたので、小学校の頃は隣に座って私も見ていました。
爺様は歌舞伎も好きだったので私もけっこう覚えました。
この建造物が45年とはびっくりするくらいきれいに使っています。
意気込みが感じられますねーーー。
スタジオのオーナーとしては、館内の造作に興味があります。
劇場自体はコンパクトですが、楽屋が地下3階にあるらしく、狭い土地をうまく使っています。
舞台裏などないのでは、、、舞台裏はハシゴや階段で上下が繋がっていると見た。
緞帳の絵柄に藁人形が描かれているのがレジスタンスの象徴に見えます。
顔のない藁人形ですよーーー。
日本の落語や漫才は庶民文化ではあるがレジスタンスではない。東南アジアのベトナム戦争で活躍したべトコンはゲリラだし、維新は純然たる革命であってレジスタンスじゃない。日本や東南アジアにはレジスタンスは似合わないのかもしれない。
お客さんは100人に満たないくらいですが、狭いのでほぼ満席だった。
年齢層は高かったが様々です。
年明け早々、新作落語を楽しませてもらった。