ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

ポンレベック

2007年04月07日 | 食べ物


チーズに対する興味が増してきたらしく、T君は更に
違うウォッシュタイプを希望した。
前回は「ラングル」という、シャンパーニュ地方のも
のだったのだが、今回は「ポンレベック」という、もっ
とポピュラーなウォッシュタイプ。
一応、ウォッシュタイプの中では、癖も味もおとなし
めのチーズとなっているらしいが、どうなんだろう。
独特の匂いはあるし、充分ウォッシュタイプとしての
個性はあると思うから、「ラングル」で匂いがと言っ
ていたT君は美味しいと思うだろうか。
それより、もし好みに合わなかった場合、一個単位で
注文しないといけない「ポンレベック」の処理をどう
するのか、そちらの方が心配だ。
なんせ、一個400グラムだから、結構喰い応えある。
好きな人だったら、熟成の度合いを楽しみながら食べ
る、ということが出来るが、熟成と比例して匂いもき
つくなるから、その匂いが気になる人だったら、逆に
熟成に反比例してより食べられなくなる。
まあ、駄目だったら、こちらが貰えば良いか、という
話だが。

と今、「匂い」という漢字を当てたのだが、この場合
は「臭い」なのか、とふと疑問に思った。
最近、パソコンで何気なく漢字に変換するのだが、こ
れで良かったのかとちょくちょく気になる。
それで「匂い」と「臭い」だが、この違いはどうやら
「匂い」が好ましいもので、「臭い」がそうでないも
のに使うのが正しいようだ。
ということは、上のチーズに関して使った「匂い」は、
そのチーズに対する捉え方を表しているという意味で、
それが好きな人だったら「匂い」でも間違いではない
ということになる。
しかし、一般的に良い「におい」とはなってないこの
チーズの場合(靴下の臭いとかに喩えられる)は「臭
い」の方がより適切であるとも言える。
しかし、中には靴下そのものの「におい」が好きな人
だっている。
そんな、少数派というか特殊な嗜好の持ち主のことま
で考えたら、その都度漢字一つで「注」を作らないと、
という面倒くさい事態となる。
つまり、いちいち意味を考えると、それこそ先に進ま
ないということになってしまう。
ウォッシュタイプに関しては「匂い」よりは「臭い」
が、一般的。
ここは矢張り、適当に誤魔化しながら行くのがベター
なようだ。

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