ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

ヒメギフチョウ

2007年04月25日 | 生き物 自然


片栗が咲く頃に見られる蝶が、「ヒメギフチョウ」。
春の女神と言われる蝶で、丁度今頃の時期、この辺で
も限られたところだけで見られる。
天気がよくないとさっぱりなので、限られたところで、
しかも限られた気象条件下で、という、遭遇するのも
結構難しい蝶だ。
商売として捕獲する人間もいるから、「ヒメギフチョウ」
にとっては、なかなか出るタイミングも難しい(と考
えてるわけでは勿論無い)。
今年は、その気候条件が中々合わなくて、まだ観察に
も行ってない。
蝶マニアの世界では、「ヒメギフチョウに片栗」は「梅
に鶯」に匹敵するくらいの定番と言うことらしい。
私はまだ見たこと無い。
いつかは、とは思っているが、一眼デジカメを携えた、
見るからにマニアが一杯の中に入るのは、中々勇気が
いる。
コンパクトデジカメだと、なんだか悪いような気がす
るのだ。
片栗の咲いてるところだと、「蝶マニア」だけではな
く「花マニア」もいるから、「一見本格派」が一杯い
るような場となる。
そんなところだと、いかにも片手間に見える私のよう
な人間は、どうしても気後れがするのだ。
あと、彼ら特有の「その世界に入り込んでいるのだ」
という気負いと言うか、上気した雰囲気が、こちらを
戸惑わせるというのもある。

今は、デジカメの普及で、カメラ片手の人間が本当増
えた。
それに皆、結構良いものを持っているのだ。
手軽にどこでも気が付いたらパチリ。
それはそれで楽しいものだ。
しかし、最近流行の、レストランで出てくる料理を撮
るというのはどうなんだろうか。
ブログに紹介なんてパターンが多いと思うが。
撮りたくなる気持ちは分かるが、なんかせわしないと
いうか、食べるのが目的なのか撮るのが目的なのか
どっちなんだ、とついつい言いたくなるような光景で
ある。
店側に断ってやる分には全く問題ないが、なにやらこ
そこそ撮っている姿はみっともない。
万引きか(この部分<欧米か>のイントネーションで)。
証拠写真と称して、同じような写真をずらずら紹介す
るのが多いが、そんなの面白いのかね、と思うが、人
気があるところを見ると面白いと思ってる人間は多い
ということなんだろう。

結局、これも、少数派の悲哀か、まったく。
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