ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

添加物

2007年04月28日 | Weblog
最近の食品には、殆ど何らかの添加物は入っていると
思う。
旨味調味料、着色料、それとちょくちょく見かける増
粘多糖類など。
何のためか知らないが、その語感が印象的なのですっ
かりこの「増粘多糖類」は覚えてしまった。
兎に角、表示を見ると、恐ろしいほどいろんなものが
入っている。
しかし、それらが、人にどんな影響をもたらすかは、
多分はっきりとは判らないだろう。
因果関係を証明するのは難しそうだ。

そんな具体的な影響がどうのこうのより、その不自然
さにある不気味さを感じ始めると、その時点で、それ
ら添加物は全て悪となる。
「自然食原理主義」の萌芽。
ある原理を信じ込むことによる心の安定、という宗教
的な領域に一歩足を踏み込むことになる。
ベジタリアンを見ていると、どうもそんな傾向がある
ように感じる。
実際、添加物なしかどうか判らないものでも、そうで
あるというお墨付きさえあれば安心するという心理は、
信じるという行為がどれほど重要であるかということ
を表している。

と、そんなことは、人それぞれの自由だからどうでも
いい。
個人的に気になるのはその味なのだ。
例えばハム、ソーセージ類。
添加物入りの代名詞ともいうべき代表的食品だが、完
全無添加のそれらは、残念ながら味的には今ひとつな
のだ(今までの経験では)。
と言っても、スーパーに普通にある「ボンレスハム」と
か「ロースハム」などは論外。
増量剤入り旨味調味料添加の、決して本来のハムの味
ではないから。
ここで問題なのは「亜硝酸塩」だ。
発色剤として昔から使われているものだ。
ヨーロッパでは伝統的な作り方のハムソーセージに、
普通に使われているということらしいが、これって身
体に悪いのか。
これを使わないハムソーセージ類は、見るからに色が
悪い。
それで味が良いのであれば問題ないが、先に言ったご
とく味も。

聞くところによるとこの「亜硝酸塩」は、風味にも関
係しているらしい。
そうなると、使ってないものの味が今ひとつなのも納
得できる。
ということで、個人的には「亜硝酸塩」は支持する。
そんな大量に使うわけでもないし、それによってまが
い物になるわけでも無し、全然問題ないと思う。
飽くまでも味第一主義。
自然食原理主義者ではないので、この辺は大分アバウ
トなのだが。
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