昨日、BS2で、「B級SF」的映画をやっていた。
最後の30分ほど見たのだが、その限りでは、結構面
白かった。
どこかで見たことある役者というか、見て直ぐ分かっ
たのだが、「探偵モンク」のモンクが出ていたりと、
関係ない部分でも楽しめた。
自分で買ってまでして見るということは絶対ないが、
テレビでやっていたら見るという映画は、圧倒的にこ
のてのB級的映画かもしれない。
いつも、「ブレッソン」とか「ストロ-ブ=ユイレ」
を見ているわけではないのだ。
逆に、テレビでやってもまず見ないのは、真面目な映
画の範疇に属する文芸大作的な映画。
例えば、と言いたいところだが、適当なものが思い出
せないが、邦画でよくある「高倉健」が出ていたり
「吉永小百合」なんかが出ているあの手の映画だ。
それと、大作SF映画もまず見ない。
「ロードオブザリング」がその代表。
過去の作品なら「未知との遭遇」とか「ET」など。
15分くらいは見たか、という程度の興味しかないの
だ。
はっきり言って、幅は狭い。
昔は、人並みにそういう映画も好きだったのだが、い
つからか面白くなくなった。
で、そのB級SF映画だが、基本的にパロディー仕立
てであるというのが絶対条件。
でないと、単にチープでせこいSF映画となってしま
う。
昔のテレビでやっていた「スタートレック」を、その
まま映画館で見せられたら噴飯物であろう。
あの時代だからこそあれは成立したものなのだ。
安っぽいスターウォーズモドキの映画はいっぱいある
が、たまたま深夜放送でかかってるのに引っかかり、
何気なし見始め、結果、無性に腹立たしくなったなん
て経験は多くの人がしているはずだ。
決して何度も見るという映画ではないが、その時に面
白いと思えばそれで充分なB級SF映画、具体的に何
があったかと思い出そうとしても中々思い出せない。
それがまた、この手の映画の悲しい宿命である。
記憶にも残らない映画。
或いは、タイトルがごっちゃになるという、まともな
扱いも受けない映画。
これは一つ、ジョン.ウォータースの「セシルB、ザ
シネマウォーズ」で鎮魂してもらわないといけない。
一つ思いだした、「スペース.トラッカー」だ。
これぞB級SF映画という、誰が見ても疑問の余地の
ない映画。
確か「デニス.ホッパー」が出ていたと思った。
それにしても、名脇役というか典型的性格俳優の「デ
ニス.ホッパー」は、実に多くのB級映画に出ている。
本当に詰まらないのも多いが、その中で面白いのに
当ると、ちょっとした宝探し的な気分も味わえ、楽し
い。
「アメリカンウェイ」なんてのも好きな映画だった。
で、この「スパース.トラッカー」だが、宇宙のトラッ
ク野郎の話で、後は良く覚えてない。
兎に角、ふざけた話であることは間違いない。
そう言えば、最近では「ファンタスティックフォー」と
いうのがあった。
これがまた不人気で、最悪映画の代表のように言われ
ているらしい。
日本でも、概ね不評。
しかし、個人的には「ロードオブザリング」や「パイレ
ーツオブ...」なんかよりは面白いと思う。
何故、ここまで不評なのか不思議でしょうがない。
ただ、どちらにしろ映画館で見ようとは絶対に思わない。