「滝壺ビオトープ日記」
心なしか、「ボウフラ」の数が減ってきている。
透明度も、何故か昨日より上がっている。
いよいよ、自然のメカニズムが働いてきたか。
そしてじっと観察していた時、直接その現場を目の当た
りにすることとなった。
例のメダカに似ているがメダカではない魚が、「ボウフ
ラ」をついばんだ。
ひと飲みは出来ないので、突っついて食べようとする。
やはり、ボウフラ減少の原因は魚だったか。
そうだとすると、今のところシナリオどおりの展開で
ある。
更に、そのボウフラの死骸は、「チビゲンゴロウ」(推
定)が底で食べ始めた。
いい展開である。
が、「チビゲンゴロウ」の数が少ない。
確認できたのは二匹。
これでは、繁殖は期待出来ない。
最初はもう少しいたような気がする。
しかしそれ以外に、もう少し大きい体長4ミリほどの甲
虫系の昆虫が(チビゲンゴロウは体長2ミリほど)一
匹確認できた。
「ケシゲンゴロウ」か(推定)。
いずれにしろ、これも一匹だけでは繁殖は無理だ。
また田圃に採りに入ってくるか、などと思っていたと
ころ、いきなり目の前にトンボが飛来し、三回ほど卵
を落としあっという間に飛んでいった。
いつもの「オオシオカラトンボ」ではない。
常連さんの方は、今日もその後飛来し、また頭に止ま
ろうとしていた。
で、そのあっというまの早業トンボは何かということ
だが、はっきり言って、良く判らない。
見覚えのない模様だったのだ。
それに、じっくり観察するには、あまりに短い産卵で
あった。
これは、とりあえず可能性のあるところに落としてい
くか、という作戦なのであろうか。
小出しに、多くの場所で作戦。
それにしても、何トンボだろう。
気になるな。
あとで、図鑑で検討だ。
さて、「カスレ」であるが、ついに完成した。
「子牛のコンフィ」「ほろほろ鳥のコンフィ」を使っ
た特性カスレ、その味はどうだったのか。
結論から言うと、やはりしょっぱ過ぎであった。
「コンフィ」自体が塩漬けなので、豆がしょっぱめでは
辛いに決まっているのだが、全くその通り。
喉の渇くこと渇くこと。
それと、「金華ハム」の臭いがきついということはなか
ったが、かと言って決して美味しい方向に導いてくれる
わけではない。
結果、今ひとつ、いや、今二か。
もし、これと同じ物が店で出てきたら、不味い店と判
定するだろう(フランスには、このくらいしょっぱい
のも出す店もありそうだが)。
もう一つ問題は、この時期にこってり系はきついと思っ
て脂分を控えたが、この料理はやはりこってりがその
本領であるようだ。
あっさりさせると旨味も足らない。
いろいろ改善点がみつかった今回の「カスレ」であった。