ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

BIOTOPE BEER

2008年07月26日 | Weblog


『滝壺ビオトープ日記』

「ボウフラ」は相変わらずあまり発生していないが、
よく見ると小さいのが数匹確認できる。
発生しては食べられ、発生しては食べられというサイ
クルを繰り返しているようだ。
水草や貝などのせいか、ここ1週間まったく新たな水
が入っていないのだが、透明度は保たれている。
他に何か新しいものはいないかと、目を凝らし更に観
察すると、底を動く何かがいた。
長さ1センチ位の、水生昆虫の幼虫らしき虫が(推定
であって、いつものように全く違う可能性もある)3
匹ほどグループを形成している。
それらが、水死した甲虫をむさぼり食べて始めた(こ
の部分を拡大すれば<スターシップトゥルーパーズ>
の世界だ、虫が忌み嫌われる一番の理由となる光景
がこういうのだろう)。
新たな生命が発生して、虫の死骸を食べ、そのかすを
他の生物が分解する。
その養分を栄養にして、植物が育つ。
そこに止まって、アシナガバチは水を補給。
よくしたものである。
水は生命の源である、なんてことも素直にに実感でき
る、今日の<滝壺ビオトープ>であった。
それにしても、カブトムシは成虫にならない。
ひょっとして全滅か。
どうも、自然のほったらかしは性に合っているが、飼
育の方は失格のようである。


ところで、この暑さだとビールの消費にも勢いが付く。
銘柄にはこだわらないというか、大差ないのが日本の
ビールだと思うが(当然発泡酒も含め)、目先を変え、
次から次と同じような銘柄をよく出すものである。
今時、「ビールはキリンに限る」などという人もいな
いと思うが、嘗てそういう時代がった。
一体あれは何だったのだろう、と、そういうことを断
言する人間の、どう見ても味の判る連中には見えなかっ
た顔を思い出しては今更ながら不思議に思う。
多分今は、「ビールはアサヒ本生に限る」などと言う
のではないか。
要するに、そういうことを言いたがる連中の味覚は基
本的には信用していないのだ。
きっちり違いを理解した上での好みの銘柄がそういう
ものであるのだったら、信用するが、飽くまでも印象
だが、十人の内一人もいないと思う。
それより重要なのは、鮮度だと思う。
銘柄よりは鮮度、つまり酵母の香りがするかしないか
が美味さの基準なのだが、なかなかこのことを理解し
てくれる人がいない。
昨日の続きではないが、これって私だけ、なのだろう
か。
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