ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

テレビの終焉

2008年07月28日 | Weblog


それにしてもひどい番組が続く。
まずは、TBSの芸能人の結婚中継。
何か悲しくて、こんな番組を見なくてはいけないのだ
ろう。
見たくなければ見なければ、なのだが、未だにこうい
う番組を平気で作る局の姿勢が信じられないのだ。
だからTBSはどうしようもないのだ、と結論付けた
いところだが、どこも同じようなものだった。
NHKが絶対やらないだけであった。

そして24時間番組(最近は24時間以上らしいが)。
いい加減にしてほしい。
エコがどうしたこうしたと言ってる局が、自分とこで
はこんな無駄なエネルギーを平気で垂れ流しているの
だから、聞いて呆れる。
筋書きありの感動マラソン24時間番組も、相当うん
ざりだが、一体いつまでこんな番組を作り続けるつも
りなのだろうか。
こんなことをやってるから、地デジに切り替わる時に、
「テレビを見ない運動」をするべきだなどという発想
が生まれてしまうのだ。

それにしても、「さんま」は面白くなくなった。
この数年面白くないと思うことが多くなったが、今回
改めてそれを確認した(20分ほど見ての感想だが)。
芸人としては「飽きは」不可避なのだと思うが、他の、
例えば「タモリ」は好奇心旺盛で、それを生かす芸人
としてではない「タモリクラブ」という番組がある。
「たけし」は映画監督という確固たるものがある。
「所」は、自分の守備範囲を心得ているし、芸人とい
うより趣味人。
そして今や「さんま」より勢いのある「紳助」は、「さ
んま」と比べればいろんな分野に知識があるし、一番
の違いは「毒」がありそれが上手く生かされている(飽
きられる可能性は<さんま>の次にあるが)。
そんな中、一番芸人臭のある「さんま」が飽きられる
のは当然と言えば当然だ。
よく今まで続いたものである(過去形ではなかった)。
「さんま信者」対「さんま」でしかお笑いが成立しな
い今の状況は、何だか末期的にも感じるの。

と、見てると思えるのだが、世の中まだまだ飽きない
人のほうが多いとすると、今言ったことは丸っきりの
見当外れとなる。
後、数年見ないと結論は出ない。
というか、基本的にはどうでもいいことであった。
タレントの衰亡など、社会現象として見れば、それな
りに意味があるが、見てるほうは単に消費しているだ
けのことだから。


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