ぴかりんの頭の中味

主に食べ歩きの記録。北海道室蘭市在住。

【練】怪しい舞踏集団

2007年11月09日 22時09分33秒 | 練習記録
♪室蘭市民オケ練習 2007.10.22(月)18:30-21:30@室蘭NHKスタジオ1
曲 ゲーゼ ホルベルク組曲第4曲 → スヴェンセン交響曲2番

※写真は本文とは何の関係もありません。ただ、キレイだったので。
・すっかり時間が経ってしまいましたが、印象的な練習だったので今更ながら菊地先生の練習のメモを。
・前日は、教育大生の手伝いなど管楽器が大勢入り40名ほどでの練習だったが、この日は平日なので、地元メンバーのみで参加は20名ほど。前日とはうって変わって寂しい練習場。
・「さて、はじめましょうか」 ではチューニング、という所で、某チェロのペグが動かなくなるハプニング。ここは菊地先生の出番です。しかし、しばらくあれこれ試すもびくともせず。と、ここで先生より「トンカチなーい??」とのこと。急に言われても、そんなもんあるわけなさそうですが、楽器庫に『鍛冶屋のポルカ』用のトンカチがあるんだな、これが。緩衝用の物を間に挟み、トンカチでペグの裏側から一撃(私はその瞬間を見逃してしまいましたが)。無事ペグが抜けました。「このような場合のコツは、コンコンとチビチビたたくのではなく、ガツンと一撃必殺!」とのこと。しかし、そいつはちょっと勇気がいるよなぁ。
・ここから、『楽器修理』にまつわる脱線話をいろいろ。
・「弦楽器は、"かなり" バラバラになっても直ります
・(ハインリヒ)シフ使用のチェロ(ストラディバリウス)は、ベルリン某所の地下室で発見された。発見当時、表板が一部腐っていたので、その部分をくり抜き、新しい板をはめ込む大修復。
・ソフトケースのチェロを抱えたまま冬道で豪快にコケて、楽器の上に乗ってしまった知人の話。
・某宅にて。兄弟げんかの末、当時の厚紙製のケースに入ったバイオリンの上に尻餅。駒を中心にベッコリと……その父親が先生の父のところに楽器を持参し、「直るでしょうか……??」 その悲惨な楽器を中学時代に見た話。
・先生が以前、サザビースのオークションで格安で手に入れたチェロ。ネック部分が生木状態。「直すのに "三桁" かかったけど、いいチェロだったので得だった
・質問「修復した場合の音はどうなるんですか?」 回答「時には、前より良くなったりなんてことも
・以前、江藤俊哉氏に氏使用の弓を見せてもらった。「菊地さん。これ、いい弓でしょ!?」 その価格、2千万。
・そんなこんなで、予定より30分以上遅れて練習開始。
・と、いきなり某VnのE線がハジけた。「今日は何かが起こる日??
・この日は、気になる部分を各所取り出し、細かい練習。
・ゲーゼ →「誰も知らない曲だからこそ、しっかり弾く
・「三拍子は回転です」 頻出事項。
・今回の演奏会は珍しく(←!?)フルスコアを調達し、それをチェックしながらの練習。パート譜のみを見ているよりも、先生が何故そこで止めるのか、何故そこで注意するのかがよくわかった。フルスコアを見ると全然ちがう。「今更アホか」と言われそうですが、私の場合そんなもんです。
・どういう話の流れでそうなったのか忘れたが、何かを閃いた先生より、突然「立ってください」の指示。 え!? 「立って弾いてください」 はぁー!? 曲はスヴェンセン2番の1楽章。3拍子を1小節の頭ごとに足を踏み替えてステップ、左右にゆらゆら。こ、これは何の体操だ。弾きながらチラッと後ろを見ると管楽器も皆左右にゆらゆら。みんな揃ってゆらゆら。何かの宗教儀式を思わせる。怪しい、この集団怪しすぎる! でも、ちょっぴり楽しいです。チェロだけ仲間外れでかわいそう。結局、4楽章もそれで通す。終わってみると結構いい運動で、体がポカポカ温まる。明日は筋肉痛か? ダイエットにも応用可能?
座って弾くよりも、ずっと音楽が生き生きしてます!」と先生よりお言葉。
 ステップ踏みながらの弾いたのは初めて。吹奏楽なんかでは当たり前のことなのでしょうが、やってみると結構難しい。ステップに気を取られると手がおろそかに。
 コチラをごらんの他団体の方も、たまには皆でステップ踏みながらの練習なんていかがでしょうか。新たな境地が開けるかもしれません。

では本番でもこれで……

♪本番 室蘭市民オケ定演 2007.12.9(日)15時開演@室蘭市文化センター
コメント
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