▲閉店 2017年10月宮の森に移転 [2019.7.13記]
MiYa-Vie(みやび)[洋食@札幌][HomePage][食べログ.com]
2008.2.3(日)12:00入店(初)
注文 HaNa(ランチコース) 2800円
・ラーメンとかカレーばっかり食べていないで、たまにはこんな店も。高級フランス料理店へ突撃してみました。

・札幌の南6条通りに面したコンクリート打ちっ放しのビルの半地下にあるお店。ヘンに場所を言葉で説明するより、札幌の場合は『南6西23』と言った方が早いでしょうか。うっかりすると気づかずに通り過ぎてしまいそうな目立たない外観です。洞爺のミシェル・ブラスほかで活躍したシェフが開いた店だそうです。

・玄関を入った瞬間から空気感が違います。緊張~…
・ランチコースは二種類。安い方を選択。
「お飲み物はいかが致しますか?」
「水でお願いします(きっぱり)」
チラッと見たドリンクメニューの中には、ワインなど通常の飲み物のほかにミネラルウオーターが500円前後の価格で3つほど並んでいたので、ヘタに「水ください」なんて言うとこれが出てくるのじゃないかとちょっと心配でしたが、有料の水が出てくるなどということはありませんでした。

・パン : 普通のフランスパン。
・ナイフが、縦に自立するような変わった形状をしていました。フォークやスプーンも適度な太さと重量で使いやすい物でした。

・『ラルドとローストした蕎麦の実で香りをつけた牡蠣とジャガイモ“メークイーン”のスープ、ほうれん草と生姜風味のリンゴ“紅玉”のピューレを添えて.』
牡蠣風味のジャガイモスープに蕎麦の実とほうれん草とリンゴ……意味不明な取り合わせでどんな味だか想像つかない一品でしたが、結果的にこれが一番美味しかったです。牡蠣を調理する際、その生臭さをどうにか工夫して消すようにするのが一般的かと思いますが、この料理では生臭さを逆に積極的に利用していました。これにジャガイモの優しい味とその他の素材が加わってなんとも不思議な味の世界。こういうやり方もアリなのかと、この料理にはちょっとびっくりさせられました。料理人、してやったり。

・『MiYa-VieのタルティーヌNo5 オリーブ風味のパンに載せた、岩手県産鴨もも肉のプレゼ. マスタードで煮込んだ北海道産トラ豆と蕪、トマトコンフィのソースを添えて.』
こちらはわりとマトモな(?)肉料理。トマトソースが濃厚な味。
・料理を待つ間、厨房からは料理を作る音が聴こえてきます。外国語が飛び交ったり、焼いたり揚げたりする音だったり、いかにも美味しい料理が出てきそうな活気ある音。

・『シンプルに、ココナッツ風味のバナナのタルト、ライムのシャーベット、黒砂糖のシロップを添えて.』
タルトが焼きたてなので、上にのったシャーベットがどんどん溶けてしまいます。早く食べないと! ホカホカのバナナと冷たいシャーベットの、新鮮な食感。盛り付けも凝っています。お皿がキャンバス代わり。

・コーヒー : 普通のコーヒー。取っ手の無いかわいらしいカップ。この他、持ち帰り可能な小ぶりのパウンドケーキも出てきました。
・食後、給仕の方より、
「本日の食事はいかがでしたか?」
「え?? え、えぇ~~と……美味しかったです!(以上)」
慣れていないので気の効いたコメントのひとつも出てきません。こういう店の場合、食べながら食後のコメントを考えといた方がいいようです。

・日によってメニューが変わりそうなのに、メニューが活字だったのが不思議です。場合に応じた相当な数のメニューのライブラリがあるということでしょうか。
・味も見た目も料理は芸術になりえることを感じさせる料理でした。量的には腹八分目ですが、この価格なら十分満足です。しかし、次回高級料理店に行くことになったら、またこの店に食べに来るか、新たな店を開拓するか、どちらか選べと言われたら……後者を選択してしまいます。申し訳ないですが。
MiYa-Vie(みやび)[洋食@札幌][HomePage][食べログ.com]
2008.2.3(日)12:00入店(初)
注文 HaNa(ランチコース) 2800円
・ラーメンとかカレーばっかり食べていないで、たまにはこんな店も。高級フランス料理店へ突撃してみました。


・札幌の南6条通りに面したコンクリート打ちっ放しのビルの半地下にあるお店。ヘンに場所を言葉で説明するより、札幌の場合は『南6西23』と言った方が早いでしょうか。うっかりすると気づかずに通り過ぎてしまいそうな目立たない外観です。洞爺のミシェル・ブラスほかで活躍したシェフが開いた店だそうです。



・玄関を入った瞬間から空気感が違います。緊張~…
・ランチコースは二種類。安い方を選択。
「お飲み物はいかが致しますか?」
「水でお願いします(きっぱり)」
チラッと見たドリンクメニューの中には、ワインなど通常の飲み物のほかにミネラルウオーターが500円前後の価格で3つほど並んでいたので、ヘタに「水ください」なんて言うとこれが出てくるのじゃないかとちょっと心配でしたが、有料の水が出てくるなどということはありませんでした。

・パン : 普通のフランスパン。
・ナイフが、縦に自立するような変わった形状をしていました。フォークやスプーンも適度な太さと重量で使いやすい物でした。

・『ラルドとローストした蕎麦の実で香りをつけた牡蠣とジャガイモ“メークイーン”のスープ、ほうれん草と生姜風味のリンゴ“紅玉”のピューレを添えて.』
牡蠣風味のジャガイモスープに蕎麦の実とほうれん草とリンゴ……意味不明な取り合わせでどんな味だか想像つかない一品でしたが、結果的にこれが一番美味しかったです。牡蠣を調理する際、その生臭さをどうにか工夫して消すようにするのが一般的かと思いますが、この料理では生臭さを逆に積極的に利用していました。これにジャガイモの優しい味とその他の素材が加わってなんとも不思議な味の世界。こういうやり方もアリなのかと、この料理にはちょっとびっくりさせられました。料理人、してやったり。

・『MiYa-VieのタルティーヌNo5 オリーブ風味のパンに載せた、岩手県産鴨もも肉のプレゼ. マスタードで煮込んだ北海道産トラ豆と蕪、トマトコンフィのソースを添えて.』
こちらはわりとマトモな(?)肉料理。トマトソースが濃厚な味。
・料理を待つ間、厨房からは料理を作る音が聴こえてきます。外国語が飛び交ったり、焼いたり揚げたりする音だったり、いかにも美味しい料理が出てきそうな活気ある音。

・『シンプルに、ココナッツ風味のバナナのタルト、ライムのシャーベット、黒砂糖のシロップを添えて.』
タルトが焼きたてなので、上にのったシャーベットがどんどん溶けてしまいます。早く食べないと! ホカホカのバナナと冷たいシャーベットの、新鮮な食感。盛り付けも凝っています。お皿がキャンバス代わり。

・コーヒー : 普通のコーヒー。取っ手の無いかわいらしいカップ。この他、持ち帰り可能な小ぶりのパウンドケーキも出てきました。
・食後、給仕の方より、
「本日の食事はいかがでしたか?」
「え?? え、えぇ~~と……美味しかったです!(以上)」
慣れていないので気の効いたコメントのひとつも出てきません。こういう店の場合、食べながら食後のコメントを考えといた方がいいようです。

・日によってメニューが変わりそうなのに、メニューが活字だったのが不思議です。場合に応じた相当な数のメニューのライブラリがあるということでしょうか。
・味も見た目も料理は芸術になりえることを感じさせる料理でした。量的には腹八分目ですが、この価格なら十分満足です。しかし、次回高級料理店に行くことになったら、またこの店に食べに来るか、新たな店を開拓するか、どちらか選べと言われたら……後者を選択してしまいます。申し訳ないですが。