海月姫 第9話 真夜中のチェリーボーイ △+
ふむ、なんか内容が「処女とドーテーをからかって遊ぶおはなし」って
感じがせぬでもないわな、彼らに対する物語の温情的「配慮」を見るにつけ
逆に言えばリアリズムを持ち得るのはもはや「フツーの人々」ではない時代なのかも
精彩があるのはオッサン達ですよねー「Cまでいった?」とか聞いてくる高官たちw
アマガミSS 第24話 「絢辻詞編 最終章 ヤクソク」と
アマガミSS 第25話 「上崎裡沙編 シンジツ」 と
ソウカツ △+
甘たるい紗江ちゃんのおはなしで個人的にはピークを迎えたアマガミSS
だったのだけど、最後にピリッときましたねえ
まさかストーカーを肯定させるハナシを1話でやってのけるとはな
いや、1話で無理矢理まとめたから考えさせるヒマがなくて上手くいったのかも
なかなか狡猾ですよ
最後になって今まで登場したヒロイン連全員にごめんなさいするヒロインってのは
なかなかないかもねえ、たぶんそれで許してもらっているのだから
つまりは「ルート」が成立する手前で行動を起こしていたわけだ、ここまで視聴して
きた人達ならそれが事前にだいたい把握できているわけだからそれを踏まえると
ちょっと面白い、かも。
そうやって考えるとアニメのアマガミはそもそも「デバッグモード」でゲームを
楽しんでいたような感じだったかもという想いもある
ゲームそのものの「本当の」楽しみではないかもしれないけど
ゲームに近く、ゲームをやった人には別の楽しみを提示するという矛盾に対する
「ゲーム販売促進アニメ」の新しい解答のひとつかもしれない
そらのおとしもの f(フォルテ)
第12話 「明日に羽飛く彼女達(フォルテ)」とまとめ △+
「パン&スト」が「トイレ」からはじまるおはなしだったのに対して
こちらでは「トイレ」でハナシを締めてきたわけで
まあ流石に直接的な表現はいろいろヤバイから智ちゃんが自主的に規制
しちゃったけどねえ、「そらおと」でやんない表現が現状アニメで「常識的」な
表現のラインなんかもしれないね、この先どうなるかはわからないけれども
にしてもアストレア(お馬鹿さん)ですよ
なんちゅうか彼女自身は自発的に物語を盛り上げることに貢献しないんんですよね
ゆえにフリーダム、智樹は「笑い」のパートを担っている面があるから
それすらない彼女はかの世界においていちばんフリーダムな存在なのかも
そしてそれによっていちばん救われたのはニンフなんじゃないかと
彼女、ひとりだとどうしても暗くなりがちで、まあそこで話しに重みを与えているのだけど
彼女個人の幸せを考えるとこういう「相方」が必要だったのではないかと
もしアストレアに積極的な役目があったのだとするのならたぶんそれかと
ただ「時間の無駄」を楽しむための「装置」を出してそれが一段落したってことは
もうあんまし「無駄にする時間」ってのも無いのかもしれず
いずれは2期のことを懐かしく想うのかもしれないですね
できればそれは「悲しいこともあったけど」って枕詞の必要がない状態だといいな
とある魔術の禁書目録II 第11話「刺突抗剣(スタブソード)」と
第12話 「天文台(ベルヴェデーレ)」 △
準備運動もナシに姫神ちゃん放り込んじゃったから御覧の有様だよw
「最近スポットライトが当たっていなかったキャラが突然でばると
死ぬ法則」の変形バージョンだにゃ
無差別爆弾をバラ撒いて、躊躇無くバンピーに魔術を行使する奴が
「人を傷つけたくない」なんてやるのはサイコ野郎のせりふだと思うんよ
まあ、「狂信」ってそういうもんかもしれないけどねえ
そーゆーふーに「悪」を「宗教」に押しつけるのは「HEROの正義」の
うさんくささを逆説的に露呈しているかもにゃ
まあ「上条さん」はただの野蛮人だからそんなん関係ねーのだろうけど。
えむえむっ! 第12話 クリスマスの願いごと とまとめ
まあブ太郎の変態の矯正は1歩も進んでいないのだから
なにがしたいんかは見ればわかるわけだ
「SOS団」と「WORKING!」を足して3で割った感じのおはなし
ってタカをくくられると残っているのは太郎と美緒様の罵り漫才しか
残っていない、それも物語を積極的にドライブするものでもないしねえ
でもま、こういう「なんかかんかの寄せ集め」でもハナシが成立するんだ
っていう「幻想」があること自体が重要なのかもしれないねえ
本当にキメラみたいなことをするとそれはそれで大変だから
「SM」っていうフレーバーをちょっとつけてさ
そこから考えると黒猫さんのような「設定」だけで本一冊作れるような
濃厚なやつは時代の主流じゃなくて桐乃のようなケータイで作れるような
ペラい内容のがいろんな意味で時代のニーズなんかもしれない
どっちが面白いかどうかは別にして、ね