8話とか11話でおしまい、あとは映像特典です
ってのが業界の主流になっていくのかねえ
アクエリオンEVOL 第12話 「アクエリアの舞う空」 △+
作中内で別作品のさらに作品化したモノをとりあつかいながらイチャつくのが
もう伝統芸になっているよ、でも上手い。ハナシに奥行きが
出来るからこのベタなラブコメを受け入れやすくしているかと
こういうように「作品のなかで別の作品が存在する可能性を提示する」ってのは
物語が溢れかえる現代では基本的なリアリティの提示法のひとつになってるね。
にしてもどいつもこいつもイチャついてるなあ、学内
これでいいのか地球再生機構w
BRAVE10 第11話 闇の慟哭 △
夢オチとかでばってきたってことはだいぶんハナシづくりに
煮詰まってきてるってことですねえw
しょーもなさが少年誌っぽいっちゃぽいけどね
戦闘シーンのしょぼさも相当ですよね、気持ちが盛り上がってないってのもある
仲間集めがひととおり済んじゃったのだけどその間に気の利いた敵キャラを
提示できなかったのが痛いね、裂界武帝・豊臣秀吉!とかなw
Another 第11話 Makeup -惨劇- △+!
なんちゅうか、眉を顰めるひともいると思うのだけど
見てて笑っちゃってたのよね、ワタクシ
こんだけ奇麗に「殺戮に至る劇」ってのに入り込むとまあ
怒るとか理不尽よりも、うまいことやられたなァってかんじ
馬鹿みたいに死んでいくものね、理由もなくってのがおそろしい
静かに静かに何かが狂っていくそういう作品
世間では作品自体あんまし騒ぎ立てられていない印象だけどそれがまた怖いんですよね
こういう作品がひとつぐらいあってもいいかもね
あーやっぱ怖いからヤかなあw
ここまででも充分だけどオチが凄い愉しみでもあります。
アマガミSS+ plus 第12話 「森島はるか 後編 タビダチ」 △
バカップルのおはなしなんざおおよそ見るもんじゃないねえw
まあ余録なんだから肩肘はるのも馬鹿らしいし
ラブリー森島せんぱいらしいっちゃらしいかもね
色違いの先輩の協力による自作自演だよなあ、完全に。
偽物語 第11話 つきひフェニックス 其ノ肆 とまとめ △+
ま、オチがつかないおはなしってのはもう周知の通り
あららぎさんが放送できないぐらいボコボコにされるのも周知の通り
「物語」的にだんだんハナシが盛り上がってくってことはないので
だから「偽」物語、なんつってな。
シャフトはまあ「放送できないよ!」ってのを無茶苦茶抽象的にして
誤魔化してきたよねえ、それがなんかこう笑いを誘うというか
映像的にはある種敗北なんだろうけどね、最初からそれを志向してるから
負けたときのダメージが少ない、っていうか無いからな
「ハリウッド版~」とはぜんぜん逆の方向性ではある。
まあ、代わりに女の娘は無茶苦茶に脱がすし弄るぞってなw
画的には火憐ちゃんと忍まわりで面白いところが多かった印象ですね
この二人でいっぱいいっぱいまで攻めていた印象
とりわけ体育会系の妹との過剰なボディコミュニケーションは
妹萌え界隈の新境地とはいわんけど最近不足気味だったからうれしいかもねえ。
あと、忍野まわりの人達が大分増えてきて、皆さん濃ゆいです
4人目の御仁もからめて彼らの大学時代のおはなしで本一冊創れそうですね
こうやって「偽物」の物語が増えていくのかねえ
「本物」より本物らしい「偽物」
ブラック★ロックシューター 第8話「世界を超えて」とまとめ △+
ブラック★ロックシューターをはじめとする「あの世界」で戦うモノ達も
その元の世界の主が「スキ」だから戦っているとこうのたまうわけで
逆に言えば彼女たちも誰かに愛されてこの映像世界に顕現した娘らなわけだ
「儲かるから」とかそういう世知辛い理由ヌキで存在するってこと。
「あの世界」での果断のない戦闘を踊る娘たちは「技術的な獣」ってとこまで達していたかも
本当のトコはそれだけで押し通したかったかもしれんけど
見ている人達のために糊しろしてやるとああいう物語にならざるをえないかと
ただ「あの世界」と「この世界」を「統合」が完全に着地したかというと
流石にそこまでは無理が過ぎるかと、映像パワーで押し切ったあとのしこりみたいのがある。
まー読後感までパーペキな作品なんて自分が勝手にやればいいだけなんだけど
TVという商業舞台に乗っかってこんだけ勝手にできるのなら
やっぱりそれはそれで凄いことだとは思う、そして今や「ノイタミナ」枠は
「アニメで何が出来るのか」ってのを試すそういう場になっているとおもう
一方で「ヒットした原作付き」っていう正統な流れを手堅くもやっているから
なんか視聴していて「信頼できる場」ってのになっている
そしてそういう「場」があるだけでも何らかの意義はあるのだろう。
ギルティクラウン 第22話 祈り:convergence とまとめ △+
なんかどっかで「ノイタミナ枠初のロボットもの!」ってふれこみを
見た気がするのだよね、まあ脳内の勝手な妄想だったのかなw
しばらくするとまったく見なくなっちゃったしね。
難しく考えず「特殊なゆえの孤独とその克服」みたいな青春モノで
それをまっとうしただけってことかもしれないね
きっちり「獲得→戸惑→増長→孤独→克服」ってやったのは久方ぶりかもだけど
そもそも「ココロのカタチを結晶化する」って設定自体が
ココロなんて目に見えぬものにぶんぶんに振り回される若人っぽいかもね
そのあたりは前時間のB★RSとも共通するところ
浮ついた設定の分結構人の死生はきっちり描いていたかも
死ぬときは死ぬ、グロいって方向性でない残酷さでさ
そのあたりは作品の「重み」になるよねえ
ギルティクラウンはそういう「浮ついたところ」にいちいち重しを乗せてる
特殊能力でオレ強いってなればイケメンの有能な指導者がいるし
歌うヒロインがいても、歌で戦いが止むわけでは全くないし
友達ごっこで創った友達はバッチリ裏切ってくれるしね
「TV版エヴァンゲリオン」とちょっと似た構造やもしれん
毎週持ち上げては→落とす のアップサイドダウンにメロメロになるという
ただ、もうちっと自分を最後まで信じてくれたヒロインを途中で大事に
しておいてやったほうがよかったかもね、そうすると最後のお姫様
救出フェイズで大飛翔になって決まりがよかったかも
後編の閉鎖学園編あたりの扱いがちょっと甘かったのと
「人格転移」とかややこしい設定がお姫様を助けるっていうシンプルな正当性を
邪魔したかもしれない、まあそういうアマタるい設定にもやっぱり
重しをつけておきたかったのかもね
「失敗」ではないけれど「達成感」がないのが「現代的」ってことなのかもしれない。