ヴァルキリードライヴ マーメイド
第1話 私、散らされます 第2話 ヴァージン・ロード △(+)
「美少女・爆乳・バトル」とこう書けばことが足りるわいw
これはボク達オトコノコが「最低限本能的に満足する」モノが
最初っからある意味何の努力もなしに存在するということを意味する。
でもこの「努力しなくてもよい」ということの何という難しいことよな
というのも「努力」ってのはそのヒトの「個性」と分かち難く結びついていて
それは「才能」よりもわかりのいい普遍性があるものだから
「苦労」はするけれどある種報われやすいのに対して
「もちあわせの天性」でハナシをすることは綱渡りのむずかしさがある。
「女の娘が女の娘をいぢめる画」ってのは偉い人から怒られない為に
当邦で発達した方便ではあるね、愉しめるけどムラムラするほどではない
そういう「馬鹿馬鹿しさで本来もっているチカラを押さえつけている」
っていうのがこの形式の特徴で、その構造を破るのは大変なことではあるとおもう。
今回いちばん面白かったのはバトルではなくて「年下!」ってとこだね
外人さんは年上にみえるから。
機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 第4話 命の値段 △+
まあ一部の層へのサーヴィスってのもあるのだろうけど、ミカヅキ達は肉体労働者らしく
上半身とか露出している部分がおおいね、その体は鍛えられているけど
総じて栄養が足りなくて痩せすぎている印象がつよい
一方で「おとな」達の脂ぎっておなかがポコンとしているのが対照的ではある
そして勿論その「体型」の違いは神経・志向の違いを象徴しているね
そして彼等の「旗印」であるガンダムが胴回りがほとんど存在しない
「痩せた」機体であることもまた必然であるといえよう。
しかしまあ不断に「金」のハナシがついてまわるねえ、別に贅沢ではなくて
「命」を維持し、また投機(投棄)するのに接しているモノという意味で
そこでは「清貧」という思想がふっとぶ文字通りの貝を食べるのにも困るような
スレスレのきびしさがあり、そしてそういう中で神経が鋭敏になって
視聴している、というところがある。
ヘヴィーオブジェクト
第4話 親指トムは油田を走る ジブラルタル通行阻止戦 I △+
「石油を奪ってそれをテロ支援組織にくばっている輩」とか、ああってなるね
自前で修理できるような巨大な施設とか、スケールの大きさが興味深いね
当邦のような「ミクロ志向」においてレアな存在に当作品はなっているかと
あと、ミランダが「聞き違い」をしてクエンサーとヘイビアをひどい目に合わせるのがよい
洒落になっていないけど、現実にそういう「誤解」はつきものそしてそれが
「架空のおはなし」の中で笑いをさそうのはけしてマイナスではないとおもう
主人公が「不幸だー」って愚痴をこぼしまくるのがかまちー節ですね
女の娘を助けている時だけがそこから解放されるってのが、まあオトコノコです
冒頭のミランダのサービスシーンもよい、女の娘を喘がせるのがうまくなったw
うしおととら 第17話 カムイコタンへ △+
麻子のうしおに対する気兼ねの無さが勇をイラッとさせるのは、わからんでもない
「おさななじみ」の特権である「長所なんて当然知っている」からこそ
悪し様に言えるという一種ののろけだものねえ
まあそんな感じで「人間がひとところに集まるとみんな仲良くばかりではない」
ってのがあって、ちょっと生々しいね、ただ「目的」があるから
団結できるってところもまたリアルかとおもう。
「獣の槍」ってのをうまく使ってオトコノコの「暴走」ってのを的確に描いているね
「理想」も「正義」もあるけれどその走りの迅(はや)さがヒトを傷つけるという主張
そういう生のエモーションを揺さぶるのが段違いにうまい
自分の描きたいハナシとかなんとかをチンタラ垂れ流すような漫画とは
志の違いは明々白々ではある。