リアデイルの大地にて 第11話 紹介と、馬車と、メイドと、引っ越し
と 第12話 移住と、建築と、飛行と、大地 とまとめ △+
「チート転生もの」もだいぶん掘りすすんでいて
たんに力を誇示したりオンナノコ(イケメンども)と
イチャイチャするだけじゃ満足いかなくなってきた今日このごろ
このおはなし前提として「転生」の「代価」として
現実世界の自身の「死」があったわけで、無痛転生が
多くなった最近では珍しい設定かと、最初転生した時点で
「ゲーム」としては最強に近いステイタスでも「存在」として
自身の不安があったのは確かで、それを「リアルなゲーム世界」が
なんかこう「家庭的な幸福」で安定させていたような
そういう形式だったかとおもう、あるいは「別世界」で
「お約束」みたいな展開を繰り返し続けるのはゲーマーが
「安心」を求めているようなそういうたのしみを提示しているともいえよう
もっと言えばこんだけ繰り返される「異世界転生もの」の基本構造の
いったんともいえるかもね。
平家物語 第10話 壇ノ浦 と 第11話 諸行無常 とまとめ △++
「ナレーション」が「作中」のキャラクターとして登場するのは
なんかこう「越超」しているようなかんじですよね
1000年も前のハナシをこちら側にぐぐいっと引き寄せるようなな
というのも「現代」では流石に道ばたで琵琶を引く人もおらんから
現代人のボクらがモニタ越しに見るだけだと少し弱いので
「過去と死が見える」つごうのよいキャラをこさえたわけだ
ただし、ハナシの都合だけではないね、最後のほうで「おっかあ」に
再会しているわけでそれは「おっとう」と死に別れて
ハナシがスタートしたのと丁度対応関係になっていて
そしてそれが「平家」が諸行無常する関係とも照応しているわけだ。
「平家」も後半になると「奢れる」ものから「哀れみ」を
受けるものへと変遷しているわけでそのあたりの感覚も見所よな
そしてそこに「人間」の無尽の「かなしみ」をうけるわけだ
それは「1クールアニメ」っちゅうたった3ヶ月で別れをつげる
短い関係のなかで視点のかわらない「単純さ」を見事に「複雑」に
かたつけたかとおもう。
王様ランキング 第23話 王様と太陽 とまとめ △++
「故郷を追放された王子が旅先で苦労して成長して帰還して
よい王になるハナシ」とか人類が3000年ぐらい愉しんでるわなあ
「現代的」なしかけとしてはボッジから「言葉」を奪っていることだね
つまり現代人にありがちな余計な「説明」と「伝達」の前提を
奪っているわけね、みんな「闘い」なり実際の「行為」として
何かを伝達しなければならなかったわけだ、そしてその行為は
「苛烈」だったからこういう「おとぎばなし」の形式を逆説てき
とらなければならなかったわけだ。しかしまあいっぱい傷つけて、殺して
そして癒やしてたねえ、現代の人としてはその人間の粗暴さは
どうも耐えられそうもないね、このおはなしはその「ギリギリ耐えられそう」
なところ旅していたような、そんなかんじではある
そして「世界」の「現実は」あいも変わらず「粗暴」であることを
発達した伝達技術が提示しつづけている。
プラチナエンド 第24話 最期の矢 と まとめ △+
一死むくいる
最後は「神学論争」で、確かにマンガやアニメではおおよそ
「やりづらい」話題で、そこはチャレンジだわな
「死」こそが「救い」とかまとめると1行ですむしな
そして「家族」とか「愛」でそこはだいぶん克服できるとか
確かに「少年誌」むけの内容ではないわなあ
まあでもそういう「いきついちゃった」エンディングを
どう「説得」するかってことを当作品は指向していて
そしてある程度納得がいくカタチで着地したのは評価すべきだとおもう
また現代の「エンタメメディア」ですっかり捨て去られた
「思想の発表場」としての機能を「蘇らせた」のも
いいタイミングだったかもしれん、勿論それは「手放しの喝采」
をおおよそ望めないむつかしさがあって、作り手はそれを覚悟
して提示していたのもわかるわけで、まあだんだん何を言って
いるのかわからんくなってきたけど、いいんじゃない、たまにわw
スローループ 第12話 二人で選ぼうっ とまとめ △++
こういう「オンナノコが何か趣味をはじめました」系統は
副題として「性善説」と触れているのだよね、というのも
大概「主人公」は「素人」で、そして誰かが助けないと
健全な発達が望みにくいから、そして「趣味」なんで
「仕事(人生)」のからさからは距離があるわけで
まあアニメーションの視聴っちゅうそれこそ「現実」からの
「逃避」のなかでさらにいっとう理想郷に近い感覚が
この世界にはあったかとおもう、あと「釣り」なんで
「自然」が相手なのがそれこそナチュラルにいい画がとれて
力まずに「いいおはなし」だったよねーと人に語れるのが
よかったかとおもう。
からかい上手の高木さん3 第12話 3月14日 とまとめ 〇
恋人たちのディスタンス
「勝負」もそもそも「相手」がいなければ成立しないわけで
男どもは「勝負」したがって女性陣は「相手」がいること自体を
求めているわけで、そこの距離感を「からかう」ことで
丁度つめているわけですな、ということは「3期」は
「からかう」場面が減っていたわけで「真剣勝負」の場では
あったかとおもう、たとえば「バレンタインデー」のとことか
最初はいつもどおり「にぼし」でからかう手はずが
「先約のチョコ」があったことで関係性が一気に
真向かいになっていたわけで、そのあたりの戸惑いを
西片くんは敏感に感じていたわけで(たぶん高木さんも)
そしてその光景が見られただけでも「もうけ」としかいいようがないねえ
しかしいい2人だよね、肝心なところではきっちり行動する王子様と
肝心なところでは言葉が無くなるお姫様。