魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

ロマネ・コンティ出ましたー!

2007年01月04日 | ワイン ~2019年
1996 ロマネコンティ(DRC)

お正月番組の「芸能人格付けチェック」でとうとう出ましたねー。

これはずしてしまうと立ち直れないくらいショックでしょうねぇ。
120万円は大袈裟に聞こえましたが、最近非常に高騰していますので、
真実味を帯びて聞こえました。
ただし、この価格で動く可能性があるのは、ホストクラブかお金持ちの
どんちゃん騒ぎでしょうか。

画面で見る限りは、結構熟成した色になっていたようです。
96年は意外と早く年をとっているのかも知れませんね。

一瞬、色がいきすぎているので、そちらの方がスペインあたりの
熟成した年代物の美味しいのを出したのだろうか?と考えてしまいました。

実はワインの味の大きな要素である「果実味」(フルーツともいいます)は
年を経ても若々しさを保つ場合と、意外と早くへたってしまう場合があるようです。
96年のブルゴーニュは張りが強い(酸が張っている)特徴を感じますので
果実味がへたってしまうと、ただの「酸っぱいだけちゃん」になるような
気がしてなりません。もちろん96年ものすべてが、そうであるわけではないの
ですが、ちょっと心配です。むしろ95年の方がバランスよく熟成しそうな気が
します。(ブルゴーニュ赤の場合です、他の地区は別です)

90年代は意外と当たり年が少なくて・・・、ありゃりゃ?
難しい話はやめましょう。きりがなくなります。


さて、ロマネコンティと比較したもう一方の銘柄は発表されませんでした。
4500円というだけ。多分若くて色調の濃いカベルネか、メルロ主体のものだった
のでしょうか? 実はそちらの方が気になるんですよ。

銘柄言っちゃうと多分、楽天のいくつかのお店で、「あの有名芸能人も
ロマネコンティと間違えた○○!!!」なんてメルマガが飛び交いそうです。
どうかしたら「ロマネコンティに勝った!?」とか、大袈裟な騒ぎに発展すると、
「やりすぎやろ!」ってなりますので、出さなかったんじゃないのかなー???
って推測します。

しかし、出題を考えた方(多分専門家?)は、なにがしかの理由で選んだ訳で
しょうから、4500円でそれ相応に美味しいワインを選んでいる!とにらんで
います。

その4500円でそこまで美味しいワインがあるのなら、というより、そんなワインを
目指してご紹介できたらなぁ、と考えてさせられました。






コメント
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