魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

なにげに良いよなぁ。

2007年01月07日 | ワイン ~2019年
本日は今年初めてのブルピノです。

2003 Bourgogne Rouge(Michel Gros)
   ブルゴーニュ ルージュ(ミシェル・グロ)

ブルゴーニュ、赤、2千円とちょっと。
大好きな造り手で、なにげに良いのです。

同じ銘柄の2002年と比べると、少しだけ太く、熟した果実味です。
好きだけど、どこかちょっとだけ物足りなさもあります。
その儚さはひとくち、またひとくちと誘うのですぐに減ってしまいます。
ただし、消化不良で物足りなさは残り続けます。

このクラスで多くを求めるのも何なのでしょうが、毎年このワイン
は美味しいです。

また、同じ造り手がほぼ同じくラスで、「オート・コート・ド・ニュイ」と
いう銘柄もリリースしていますが、こちらは獣臭や土っぽさが強く、気持ち
がっちりとしている感があります。
パーカーポイントなどワインとしての評価は、「オート・コート・ド・ニュイ」
が高い場合が多いのですが、不思議と個人的には、単なる「ブルゴーニュ」
の方が、エレガントできれいなので好きです。

もちろんこのドメーヌの最高作は「クロ・ヴージョ」と「ヴォーヌ・ロマネ 
1er クロ・デ・レア」でしょう。

ミシェル・グロは数社が輸入しており、入手は難しくなく、当然さしてマニアック
でもなく、価格も高騰はしていません。しかし、実のところこの造り手は
もっと注目されても良いですし、美学を持ち、とにかく素晴らしいのです。

ブルゴーニュが大好きな方で、この造り手が苦手、嫌い?なんていう方は
聞いたことがありません。多くの方がこのドメーヌを敬愛していることでしょう。

グロ一族は「アンヌ・グロ」、「グロ・フレール・エ・スール」、「アンヌ・
フランソワーズ・グロ」等、いくつかありますが、どれも美味しいです。
個人的にはこの「ミシェル・グロ」と「アンヌ・グロ」(高い!)が好きです。
ちなみにミシェルが本家です。

ずっと入手しやすく、高騰もしていかないことを祈っています。タノムヨー


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする