魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

心落ち着けるために

2007年01月10日 | ワイン ~2019年
いよいよお正月の雰囲気も抜け出さなくてはいけませんね。
本日は心を落ち着かせるために、

1993 Volnay 1er le Ronceret(Jean-Marc Bouley)
   ヴォルネー レ・ロンスレ(ジャン・マルク・ブレー)

13年も経ったブルゴーニュの古酒です。古酒という定義ははっきりとしませんが、
早飲み主流の私にしてみれば十分古酒なのです。

色合いはアンバーが気持ち入った、クリアできれいな色です。
香りは焼けたレンガや熟したミカン、オレンジ、微かにシナモンなどです。
色と香りからの印象は「オレンジっぽい」ってところです。

味わいはへたっているわけではなく、十分に生きています。
ただ、この造り手は濃かったり、がっしりタイプではなく、軽くて優しく、シルキー
、細めの女性的なイメージです。

とにかく軽く心地良くは入っていきますが、複雑味もあまり感じません。
さらーっとした感じです。フィルターによるところも多いのでしょう。
ただ、93年は当初タニックで武骨、華がなくゴツゴツした感じでしたので、
それは現在も、タンニンはこなれたにせよ華は少ない気がします。

私の好きなタイプではありませんが、何せこれは安かったので、価格の割には
良いでしょう。フィルターさえかけてなければもっと素晴らしいのに、と思います。


さて、宿題がたまっています。インデントリストや報告書やら・・・。
これ飲みながら宿題をやります。
音楽のお供も欠かせません。今夜はステファングラッペリのバイオリン。


コメント
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