魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

何となくブルゴーニュのヴィンテージ

2007年02月04日 | ワイン ~2020年
夢のような試飲会も終わり、現実世界へ引き戻されています。
お安いデイリーワインを飲みながら余韻に浸っております。
デイリーでリハビリしながら、ブルゴーニュのヴィンテージを考えてみました。

2005年はとにかく美味しい。高確率で当たることでしょう。
2002年のブル赤は今までの経験の中(25年ほど?)で、「私が最高に好きな年」だと
感じていましたが、05年に接してみて、02年を凌ぐ可能性が確かにあります。

2004年は不安な方は避けた方が無難です。熟成してどこかの地点で美味しく飲めるで
しょうが、当たる銘柄も少なく、確率の悪い勝負となりそうです。赤の方がまだましで、
白は本来のポテンシャルではなく、「最高!」ってものにはまず滅多に出会えそうも
ありません。

2003年は果実味がよく熟し、酸の少ない年です。つまり、10年程度までで飲んでしまえば
美味しいです。古酒になると輪郭のぼけたリキュールっぽい味わいの強い感じになると
想像してしまいます。美味しいけど寿命が短い?(特級でも15年程度)

2002年は「ほぼ最高の年」と言えるでしょう。赤も白も。「トンネル」と呼ばれる、
「閉じてしまう時期」が来ることもなく、ずっと美味しいのではないでしょうか。
78、85年と同等かそれ以上の寿命で、美味しさも上回ることでしょう。

これらはあくまで独断と偏見の予測です。
今月また別にブルゴーニュの試飲会がありますので、経験を積みたいと思います。

ワインを飲みながら思うのですが、自分自身はどのポジションなのだろうか?
商売、愛好家、投資家、ワインバカ、予想屋、余計なお世話のおせっかい、飲兵衛、
啓蒙者、癒しをお届けするもの、独りよがり、大法螺吹き、狼中年・・・・・・
何て考えながら酔っぱらいの夜は更けていきました。

誰か違う意見の方がいらっしゃいましたら、ご意見下さい。



コメント
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