魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

大ブームの条件

2007年02月27日 | ワイン ~2020年
最近デイリーの仲間入りをしたチリワイン、パヌールシリーズのご紹介です。

2006 エラスリス パヌール シャルドネ(チリ、白、800円台)

これも実にコストパフォーマンスが良いワインで、ワンランク上の味わいです。
ちょっとした厚みと、ちょっとしたゴージャスさ。いけるんですよ。
スクリューキャップですし、飲みたい時のお手軽さは嬉しいでしょう。


今日はもうひとつ(シャルドネが2日目で飲み足りなかったので?)、
2006 エラスリス パヌール カルメネール(チリ、赤、800円台)

カルメネールはチリ特有の品種です。
活力ある、と言うか、ちょっと野性味のある風味が特徴なのですが、
20分くらいして開いて、馴染んでくると、柔らかさやふんわり感が出てきます。
その奥に明るさやきれいな感じもあってまとまりのよさを見せてくれます。
こちらもスクリューキャップ仕様です。


スクリューキャップで思うのですが、ワインが一般化しない大きな理由が
「コルク栓による開けにくさ」だと思っています。
特に保守的な田舎の我が地方都市などは、それでなくともワインは未だ
マイナーなポジションですし。

しかし、その問題点を解消できたら、一般化できる大きなチャンスなのです。
高級品の素晴らしさを語って啓蒙するのも良いのでしょうが、それは20~30年も
前からやってきたこと。有名人や権威ある方々?の紹介、解説や記事も
実に嫌みったらしく、ワインを難しいものにしてきました。
それでは大した有効性はないのです。

いかに身近で親しみやすいか?を追求する方が遙かに有効で効果もあることでしょう。
例えば、マンガの「ソムリエ」や「神の雫」等、身近で入りやすいところから啓蒙
した方が一般的には受け入れられているようです。

予言しておきましょうか。

ワインのスクリューキャップ化が進めば進むほどに、大ブームがおこり、一般化して
定着し、お手軽デイリーを売ることによって、高級品までも売り上げが上がるだろう
ということを!

コルク栓というワイン界の常識の打破が大きな可能性を導くでしょう。


・・・・・・なんか偉そうですね。ゴメンナサイ!





コメント (2)
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