魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

ラーメンバカの誘惑的ささやき

2008年06月11日 | 美味しいもの
それは大好きなラーメン屋さんにていつもの「もやしラーメン+おにぎり」
(この組み合わせが好きなんだなー)を食べている時だった。


横の方で誰かがオーダーした。

「もやしとチャーシューに、おにぎり2個!」



なになに・・・・・・?!



こだまのように鳴り響くそのオーダーを想像してみた。

・・・・・こっ、これは、完璧じゃないだろうか?

「もやし、チャーシュー、おにぎり2個」という言葉が、さわやかな風を
受けて風鈴が奏でる音、いや、山中の小川のせせらぎのようにコロコロ、
そしてサラサラ・・・と響き渡るようだ。
もしやこれは誘惑のささやきではないのか?!
オリビア・ニュートンジョンのさわやかな歌声を想像させるほどだ。


私にとって「替え玉」はスープの味を薄めるし、テーブルに置いてある
「替え玉用タレ」を足したとて、量的に満足しても、油切れが悪くなる。
むしろご飯の方がすっきりと油分に対抗して受けてくれる。
つまり、「替え玉」より「ご飯」を選んでいる。


そして、頭の中で、もやしとチャーシュー、それを野菜炒めのごとく食べ
ながらご飯(この店には「ご飯」がなく「おにぎり」となる)をかき込む。

遠慮なしに米粒をかき込むためには「おにぎり」は最低2個はなければならない。

チャーシューを食べ、おにぎりをかじり、その後スープをすする。
おぉ、その連携は何に増しても誘惑的だ。

さらにもやしをパクつき、麺を食べ、また大好きなスープを・・・・・

ああぁ、天国じゃないか!


しばらくして、ふと、
辛子高菜が足りない!
ということに気付いた。

そうさ、辛子高菜さ。紅ショウガではいまいちなのさ。
これがあると完璧だ。
しかもラーメンスープに投入されてはいけない!
なぜなら、スープの味が変わって、辛くなってしまうから。
別に取って、口の中でハーモナイズさせよう、と考える。

麺かご飯を食べ、辛子高菜を口に投入。そしてまたスープを
味わうのだ。

そうなるとだ、別盛りにしてもらわねば。
そうだ、おにぎり皿に盛ってもらおう。


つまり私にとって、この店での、完璧なオーダーとは・・・・・

もやし+チャーシューにおにぎり2個、
辛子高菜別盛り!!!


となる。価格も気にしない、思いのままのオーダー、この奔放さも実に
小気味いいではないか。


脳内想像をする・・・・・。

だがしかし、この量、食べれるだろうか?


しかし、思いは加速し、襲ってくる。

胃袋の調子の良い日には、ぜひトライをしよう。

それこそラーメンバカの生きる道。

そう心に決めた。

(今日は完全にアフォですみません)


コメント (2)
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