魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

あり得ない夕月のカレー

2008年06月16日 | ちょっと怪しい
長崎っ子の間で、「カレーの夕月」を知らない人はもぐりでしょう。

昔からある老舗で、「S東美のとなり、現ロッテリア」のところに
かつてありました。(現店舗は移転しています)

ここのお店ではレトルトも販売されています。
先日通りがかり、思わず「懐かしか~」と家内と話し、その勢いで
買ってきました。

さて、本日はそのレトルトカレーを食べたのです。


この店の味は、いろいろと複雑に入り混じるスパイスを巧みに
操った・・・そんな最近のスタイルではありません。

写真のごとく「赤い」色合いのカレーで、誰にでも親しめる、明快な味、
そして最大の特徴は、ほとんど辛さを感じません。
カレーのくせに全く辛くないのです。

だからこそ子供から大人(辛いの知らずで育った)まで、楽しめる
ターゲットが広いのが特徴でもあります。


さて、盛り付けですが、写真のように「三日月状」にルーが見えるように
ご飯と盛り付けるのは絶対条件です。
「夕月」独特の「赤い月の形」は必須だからです。



さてまず、普通の状態で食べますね。
美味しいので・・・・・ついつい・・・・・、おいおい、なくなりそうだ。

いかんです。

ちょっと我慢して、半分くらいのところで「サドンデスソース」(写真左側)
をプラスして「味変」してみましょう。
米ひと粒分くらい投入すると、あっという間に数倍辛口カレーの出来上がり。


うわっ、夕月のカレーが辛い!!!

正直ここまで辛くすると、もっと味わいが濃くなければ釣り合いが
取れないのですが、それでも美味しいです。

ちょっと汗を流しながらも食べ終えました。

普通に美味しいので・・・、おかわり~!!!

また普通の味で食べ始めると・・・やはり物足りなくなってきました。

またデスソースを投入します。
今度はもっと量を増やしてみます。おコメ2粒分くらい?

おおぉぉ・・・!!!

こんな夕月のカレーはあり得ません。

ヒイヒイ言いながらも何とか食べました。


カレーバカもひとつ学習しました。

やはり「夕月のカレーは夕月のカレーのままで」。

あるがままこそ、美しく月のように輝く姿なのでしょう。


コメント (2)
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