魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

怖かったワインの思い出

2016年07月01日 | 愛すべき懐かしいワインたち
今日は思い出のワインについて書きます。

ドメーヌ・ポンソという名人の造り手がいます。
ブルゴーニュは造り手が極めて重要で、例えば同じ村名ワインでも、畑名ワインでも
誰が造ったかがとても重要な要素となります。


で、とんでもないボトルに当たったことがあるんです。

開けようとしたら・・・・・

壊れました。もともとヒビが入っていたか、割れていたのでしょう。



こんなのはこの時だけ。


よく開けた、そして開いたものです。








で、味はすごかったのですが、ガラスの破片が入ってしまっていると思い、恐々として
飲んだ記憶があります。美味しいのでどんどん飲みたいものの、ガラスを飲むと危険なので
下の方はやめました。

フグを素人料理で食べるような・・・そんな危うさ。

でも味自体はすごいのです。




その後、造り手のポンソは「うすポンソ」とマニアから呼ばれるくらい軽~くなってしまい、評価も下降。

しかし2000年あたりを過ぎてからはまた評価を上げ、今や恐ろしいくらいに高騰、ますますマニア垂涎
のスターに。そんな変遷をたどります。(近年ヴィンテージだと同じものが6万円以上)


一方その後、飲み手の私は相変わらずのワインバカに拍車がかかり、お店はいつまでもつの?と言われ、
評価は下がりっぱなしの近年でございます。


コメント
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