魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

墓参り-ブルシャル

2016年07月15日 | ワイン ~2019年
最近母のことがあったので、墓参りに行く。

近所なのでいいんだけれど・・・暑い!
たまらんです。

それで気付いたんです。

長崎の斜面地、特に下町では家が老朽化、住む人も減り、空き家が多くなってきています。

それがお墓でも似た状況にあるのです。



「空き家」ならぬ「空き墓」ですね。

お寺に預けたり、まとめて海に散骨もあるのだそうです。

うちの墓のすぐそばに「大浦外人墓地」があって1800年代のお墓ばかり。
どんどん墓地も古くなって、いつかは管理する人もいなくなるのですねえ。
淋しかですねえ。

・・・でも暑か~!




さて夜はこれ。




2014 ブルゴーニュ シャルドネ(トマ・モレ)
  (仏、ブルゴーニュ、シャルドネ種、白、3千円台)

私の注目の造り手「トマ・モレ」の最新版。2014年です。いよいよ試飲。
まずコルクはこちら。

私の信頼する「DIAMコルク」。
これが一番今までの中で信頼性が高いです。(なぜか赤は通常コルクだった)


さて、香りは白~黄色、青系柑橘、ハーブ、ミネラル、石灰、黄色やオレンジの花まで浮かびます。
さわやかでありつつ、厚みのある香りです。

味わいはまだ若いのですが、しっかりと厚みがあり、ミネラルがフルーツや石灰などを
包み込むようです。やはりブルゴーニュらしいシャキッとした骨格やミネラルを備えます。
このあたりは新世界とはちょっと違った本家の表情があって、これから先の熟成も期待させます。

微かに蜜の風味もありますので、これから先どんどんと甘さ、甘露みたいな風味が
徐々に出てくるでしょう。ブルゴーニュ表示ですが、村名レベルには達するポテンシャルは
あるでしょう。今も若いなりにちょっとストイックで、美味しいですが、先々でも楽しみです。

この造り手は村名(シャサーニュ・モンラッシェ)がかなり高くなっていて、しかも、
若いうちは硬くて開くのに時間がかかるので、このクラスが一番即戦力でしょう。

金額的に、村名買うなら1er(プルミエ・クリュ)もちょっとしか違わなくて7、8千円
以上してしまいますので、このクラスで通常の範囲でしたら満足できるかと思います。

でも思いっきり弾けたいたならブルゴーニュは買わずにUSAシャルドネを買うべきかもね。

コメント
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