魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

ジュヴレ・シャンベルタン-スペインの日本人のワイン

2016年12月11日 | ワイン ~2019年
今夜はこれ。




2015 ジュヴレ・シャンベルタン(フレデリック・エスモナン)
   (仏、ブルゴーニュ、ピノ種、赤、税込み4千円台前半)


2015年、フレデリック・エスモナンシリーズの最後の試飲です。

開けたてから驚きの美味さあふれるワインです。

香りはコーヒー、ココア、シナモン、獣臭などがいきなり飛び出します。
カシス、ブラックチェリーなどの濃いめのベリーフルーツが充実しています。

味わいは、柔らかくて、でもしっかりと骨格のある果実味、そしてコーヒー、獣臭、
革などを伴ないやたらと美味いです。驚くほど美味いです!
思わず両手を上げてバンザイをしてしまいました。
(ちなみに在庫は数本あります)

タンニンも充実してはいますがとても整っていて、酸もまったく嫌みがなくきれい。
2015年ってどんななるんだろ?!
極めて優れたヴィンテージだと分かります。このワインは最も早いリリースですが、
後から後から、どんどん美味しいワインが出てくるんでしょうね。
資金を貯めて、いっぱい買い占めるべきでしょう。
これをお読みのみなさまも、2015年はスパークしてください。
2005年以来、久しぶりに大いに買うべきヴィンテージがやって来ました。

といっても2015年はほとんど出ていませんので、それまでは2014年で。
十分美味しいです。



とある輸入元さんが営業で来店。

右の2本が興味あり。




何でも、スペイン、プリオラート地区で奥さんが日本人女性の造り手がいるらしい。
写真にも少し映っていますが、原田郁美さんという方です。

3本のうち一番右側のワインをご紹介できるかもしれません。

日本のワインも話題になっていますが、私が思うに、何も気候的に不利な場所で無理して
ワインを造るより、適した外国の地で日本人が造る方が合理的ではないでしょうか。
美味しいワインが造れると思います。

国境なんて人間の都合上、勝手に線を引いたものでしかないし、大地はどこも同じです。
ブドウには国境なんて関係ないです。

当店ではそんな、海外でワインを造る日本人、そんな人やワインも応援できたら・・・
と考えております。もちろん味がしっかりしていることが一番ですよね。


コメント
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