魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

バリック ピノ・ノワール-浜屋

2016年12月16日 | ワイン ~2019年
今夜はこれ。




2014 バリック ピノ・ノワール
  (USA、ピノ種、赤、3千円台)

香りはチェリー、イチゴ、スグリなど赤系ベリーが支配的です。あとは軽~く
コショウ、革などがあります。きれいでフルーティー。

味わいは軽やかですが、ペラペラではなく、ちゃんと赤系の芯はあります。
まだ若いのでピチピチな果実味がとてもきれいです。
複雑味は少ないですが、時間と共に徐々に出てきます。可憐で美味しいです。

酸はとても良くて、どこか丸みも感じます。タンニンは細かくシルキーです。
寿命はそう長くないワインでしょうが(5年くらいはある)、チャーミング系主体に
楽しめるとは思います。弾力も多少あります。

これを飲みながら思ったのはチリの「コノスル シングル・ヴィンヤードのピノ・ノワール」。
点数評価ならほぼ同点を付けます。コノスルの方が千円台後半なので、このワインは
約1.8倍程度になってしまいます。コストパフォーマンスでいうとチリに軍配が上がりそうです。
でも、十分美味しくて楽しめるワインでしょう。

時間が経って開いてくると、心ウキウキするほど若さと美味しさに満ちてきます。
初々しくワクワク感に満ちた素敵なワインです。





ところで「浜屋」ですよ、浜屋。はまや!

長崎市の中心といっても良い場所。

今日(昨日)の新聞にこんな記事あありました。

赤で囲んだところです。


何でも1939年、12/15に開業だそうです。

当時、木造で地下があったというのもすごいです。

大好きなワイン達は今、地下の食品売り場に陣取っていますね。

20年近く前、当店の経営が立ち行かなくなったら、この地下に立ってワイン売ろうかな・・・
って思ったことがありました。

カリスマ店員になって、すごいワイン、売るよ~!ってね。
もちろん雇ってくれるわけでもないですが、昔からこの地下はもうちょっと活気があっても
良いのになあと思います。

でも気持ちは今もそうで、ちょっと外れた立地の当店よりも、長崎の真ん中という立地で、
多くの方に美味しいワインを紹介して売っていきたい~!って思います。
それは利益のためでなく、単純に美味しいワインを広めたいという思いからです。
ワインに誰も振り向かなかった昔の頃から・・・それは今も変わりません。
私の情熱です。

デパート業界も大変でしょうかが、がんばって続けていただきたいと思います。

すみません、変なこと書いてしまいました。ちなみに当店の方が浜屋さんより古いです。
1921年創業なのです。

コメント
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