魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

コルクの山

2007年01月11日 | ワイン ~2019年
昨年、我が家で開けたコルクの山です。(1月~12月末まで)
よそで飲んだ(開けた)のは入っていません。純粋に我が家のみです。

少なそうに見えますが、小さなカゴ一杯、山盛り状態でした。
ビニール袋に移しましたので、こんなもんです。
数えたら189個ありました。2日に1本ともう少し?というのを如実に物語っていますね。
ただし、年々スクリューキャップも増えていますし、正確なところまでは分かりません。

さらによく見ると、安物の人工コルクも結構あります。
よーーく探すと高級ワインのコルクも少なからず・・・・・・。

毎年、お正月過ぎに数えるのですが、昨年よりやや増えています。
酒量はひとそれぞれですので、これが多いのか少ないのかは分かりませんが、
データ上ではフランス人ひとりあたりの1年の消費量よりも、確実に多いです。


で、このコルクをどうするのかといえば・・・、
実はプラスチックやゴムのボールで埋め尽くされた「ドライプール」という子供達
が飛んだり跳ねたり、飛び込んだりして遊ぶ場所がテーマパーク等にあったりします。
それのコルクバージョン、つまり、コルクのプールを作るのが夢です。

多分、孫が遊ぶ頃には丁度いいくらいに貯まっているのでは・・・?
それを夢見て、頑張って飲んでいます。


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心落ち着けるために

2007年01月10日 | ワイン ~2019年
いよいよお正月の雰囲気も抜け出さなくてはいけませんね。
本日は心を落ち着かせるために、

1993 Volnay 1er le Ronceret(Jean-Marc Bouley)
   ヴォルネー レ・ロンスレ(ジャン・マルク・ブレー)

13年も経ったブルゴーニュの古酒です。古酒という定義ははっきりとしませんが、
早飲み主流の私にしてみれば十分古酒なのです。

色合いはアンバーが気持ち入った、クリアできれいな色です。
香りは焼けたレンガや熟したミカン、オレンジ、微かにシナモンなどです。
色と香りからの印象は「オレンジっぽい」ってところです。

味わいはへたっているわけではなく、十分に生きています。
ただ、この造り手は濃かったり、がっしりタイプではなく、軽くて優しく、シルキー
、細めの女性的なイメージです。

とにかく軽く心地良くは入っていきますが、複雑味もあまり感じません。
さらーっとした感じです。フィルターによるところも多いのでしょう。
ただ、93年は当初タニックで武骨、華がなくゴツゴツした感じでしたので、
それは現在も、タンニンはこなれたにせよ華は少ない気がします。

私の好きなタイプではありませんが、何せこれは安かったので、価格の割には
良いでしょう。フィルターさえかけてなければもっと素晴らしいのに、と思います。


さて、宿題がたまっています。インデントリストや報告書やら・・・。
これ飲みながら宿題をやります。
音楽のお供も欠かせません。今夜はステファングラッペリのバイオリン。


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車の買い換え?

2007年01月09日 | Weblog
車の買い換えをしなくてなはりません!
実は今使っている車は17年目で(頑張ってるでしょ、エライ!)、ガタガタに近いのです。
いつ故障するやも知れないほどスリリングな状況なのです。

車好きの方ならワクワクするイベントなのでしょうね。
多くの方はそう感じるかも知れません。
しかーし、皆様のご期待に反し、私にはとても退屈で無駄な時間です。
何のために車に時間と手間とお金をかけないといけないのか・・・?

まあ、これから何年も使わなければならない車のために、また仕事で使わざるを
得ない車のために、仕方なく検討しなければならない。
心の本音は「車なんて嫌だー!」って感じてしまいます。
珍しいでしょう?ここまでの車嫌い。(もちろん仕事柄免許は持っています)

何はともあれ、奥さんと本日、ディラーを数件巡ってきました。
仕方なくではありますが、いろいろと話を聞き、実車を見て、やっと2、3車種に
絞ることができました。フウー

これからが本番でボチボチと商談を行うことになりそうです。


ご多分に漏れず、私も免許を取り、車に憧れた時期もありました。
かつては車も好きで、FR車に乗ってバンバン飛ばした頃もあったのです。
しかし、あまりの行き過ぎた「車社会」への変貌に最近ではうんざりしています。
どこへ行っても渋滞と列んで駐車場待ちばかり。

挙げ句の果てに、渋滞や信号待ちの時に、閉所に閉じこめられたようで、
すっごくストレスを感じ始め、車の運転自体に嫌気がさし始めました。
ですから買わないですめば、買いたくはないのです。
ここまで現代社会に適応できなくなりつつ私は、どことなく
おかしいのでしょうか・・・・・・???

とりあえず、車の買い換えは奥さんにお任せできたらと・・・。

★書き忘れていましたが、運転するのがダメなだけで、乗客として
 乗る分にはまったく大丈夫です。ってこんなこと書いても意味ありませんが。(^^;;;


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なにげに良いよなぁ。

2007年01月07日 | ワイン ~2019年
本日は今年初めてのブルピノです。

2003 Bourgogne Rouge(Michel Gros)
   ブルゴーニュ ルージュ(ミシェル・グロ)

ブルゴーニュ、赤、2千円とちょっと。
大好きな造り手で、なにげに良いのです。

同じ銘柄の2002年と比べると、少しだけ太く、熟した果実味です。
好きだけど、どこかちょっとだけ物足りなさもあります。
その儚さはひとくち、またひとくちと誘うのですぐに減ってしまいます。
ただし、消化不良で物足りなさは残り続けます。

このクラスで多くを求めるのも何なのでしょうが、毎年このワイン
は美味しいです。

また、同じ造り手がほぼ同じくラスで、「オート・コート・ド・ニュイ」と
いう銘柄もリリースしていますが、こちらは獣臭や土っぽさが強く、気持ち
がっちりとしている感があります。
パーカーポイントなどワインとしての評価は、「オート・コート・ド・ニュイ」
が高い場合が多いのですが、不思議と個人的には、単なる「ブルゴーニュ」
の方が、エレガントできれいなので好きです。

もちろんこのドメーヌの最高作は「クロ・ヴージョ」と「ヴォーヌ・ロマネ 
1er クロ・デ・レア」でしょう。

ミシェル・グロは数社が輸入しており、入手は難しくなく、当然さしてマニアック
でもなく、価格も高騰はしていません。しかし、実のところこの造り手は
もっと注目されても良いですし、美学を持ち、とにかく素晴らしいのです。

ブルゴーニュが大好きな方で、この造り手が苦手、嫌い?なんていう方は
聞いたことがありません。多くの方がこのドメーヌを敬愛していることでしょう。

グロ一族は「アンヌ・グロ」、「グロ・フレール・エ・スール」、「アンヌ・
フランソワーズ・グロ」等、いくつかありますが、どれも美味しいです。
個人的にはこの「ミシェル・グロ」と「アンヌ・グロ」(高い!)が好きです。
ちなみにミシェルが本家です。

ずっと入手しやすく、高騰もしていかないことを祈っています。タノムヨー


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なかなかの超マイナーキャラ

2007年01月06日 | ちょっと怪しい
写真でお分かりかと思いますが、超マイナーキャラです。

ここはサザンパーク野母崎(亜熱帯植物園)なのです。
食堂のテーブルで発見しました。
ジェードバインはこの植物園の名物で、私もとても大好きな花です。

しかし、これはさすがに・・・・・・???
誰が悪ノリしたのか?止めておくべきでしょう。
「バインちゃん」と「ジェード君」ですよ。別にキャラクターは要らんでしょ。
特にジェード君は水道局のキャラかと一瞬思ってしまいそうです。

でもこの花は最高に素晴らしいので、またいつか実物をアップしたいと思います。


で、まだまだお正月ですし、今年最初のちょっと美味しい話題でもありますので、
ここの食堂でこんなの食べてみましたよ。



伊勢エビのお味噌汁定食(1200円!)です。
一緒に煮込んだわけではなく、普通の味噌汁に伊勢エビ半身をぶっ込んだだけ
なんですけどね。普通に美味しいですよ。
あらかぶの味噌汁もあったのですが、これも美味しそうでした。
もちろん味噌汁自体は共通です。

しかし、これもマイナーな場所、レストランです。

何だか最近、自分自身がどんどんマイナーなものを追い求めているような
気がしてなりません。
メジャーな情報はいくらでも出てきますので、それ以外のものに惹かれて
いくのかも。

コメント (2)
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ラジエ・メレディス

2007年01月05日 | ワイン ~2019年
今年2本目です。

2002 Lagier Meredith Syrah
   ラジエ・メレディス シラー(USAナパヴァレー、赤、6300円)

美しいラベルでしょう!味も美しいですよー。
香りはスミレ、ブルー&ブラックベリー、ミントなど。なぜかクリーニングから
戻ってきたセーターのビニールを破って嗅いだ香りをイメージします。

味わいは濃く、厚めでスパイシーな果実味です。USAらしくガシッ!っと来るのか?
と思っていたら、違っていて、ピュアな果実味がスーッっと入り込み、濃度が高く
タンニンも多い割にはきれいで飲みやすいです。
とてもスイスイと入ってくるので、飲み過ぎてしまうのが心配?かな。

あまりUSAっぽくなくて、むしろローヌの「コルナス」あたりをイメージして
しまいます。さらにこの果実味の生き生き感は自然派を連想させます。
ラベルには一切書いていないので、輸入元に問い合わせてみましょう。

ちょっとお高いので取り扱うのは難しいでしょうね。
コストパフォーマンスが悪いわけではなくて、この指向性の味わいを求める
お客様があまりに限られてしまうので、お奨めする方を探すのが難しすぎる、
というのが不採用の理由です。
難しいですねー。

でも私にとってはとても素晴らしいワインでした。ピノじゃなかったけど。



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軍艦島が

2007年01月05日 | Weblog
http://www.nhk.or.jp/nagasaki/lnews/02.html

軍艦島 観光客も上陸へ

かつて炭鉱の島として栄えいまは無人島になっている長崎市の軍艦島が近代産業の遺産として注目されいるため、長崎市はことし桟橋や遊歩道を整備する方針を固め、早ければ来年春から観光客も上陸できる見通しになりました。

軍艦島は、長崎市の沖合いに浮かぶ端島の通称で、明治時代初めから炭鉱の島として開発されました。 昭和49年に閉山して以来、無人島になり建物の老朽化が進んで危険なため、現在は、調査研究などの目的でしか上陸が認められていません。
 しかし、最近は近代産業の貴重な遺産として注目が集まっていて、軍艦島を船から見る観光コースが人気を呼んでいるほか世界遺産に登録しようと言う動きも出ています。
 このため、長崎市は、観光客も上陸できるようにかつて使われていた桟橋を再び使えるように整備するほか島内の一部に遊歩道を設けるために新年度予算案に工事費を盛り込む方針を固め、安全面で問題がないか最終的な検討を進めています。
 今後、整備が順調に進めば早ければ来年春にも観光客が軍艦島に上陸して日本の近代産業の跡を間近に見ることができるようになる見通しです。

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とのこと。

行けないからこそ、憧れもあり、自然に朽ちていくからこそ人々の心に訴え
るんじゃないのでしょうか。
写真集やDVDが売れるのもこのためです。
もはや廃墟ではなくなってしまうのが何とも・・・。

観光資源にしても1度は行くけど、リピートは難しいでしょうし、よからぬ輩に
落書きされたり、荒らされたり・・・と心配も出てきます。


世界遺産にしようとの声もあるのですが、自然に朽ち果てていくのがベストの
状態なんてちょっと変ですよね。「遺産」なのだから、「残す」のが前提なのに
「滅んでいく」のが良いわけです。

残すとすれば、「滅んでいくこと」でしょう。

今日は野母崎町の海岸から見に行ってきました。
そして、これからもそっと見ていたいと思います。


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ロマネ・コンティ出ましたー!

2007年01月04日 | ワイン ~2019年
1996 ロマネコンティ(DRC)

お正月番組の「芸能人格付けチェック」でとうとう出ましたねー。

これはずしてしまうと立ち直れないくらいショックでしょうねぇ。
120万円は大袈裟に聞こえましたが、最近非常に高騰していますので、
真実味を帯びて聞こえました。
ただし、この価格で動く可能性があるのは、ホストクラブかお金持ちの
どんちゃん騒ぎでしょうか。

画面で見る限りは、結構熟成した色になっていたようです。
96年は意外と早く年をとっているのかも知れませんね。

一瞬、色がいきすぎているので、そちらの方がスペインあたりの
熟成した年代物の美味しいのを出したのだろうか?と考えてしまいました。

実はワインの味の大きな要素である「果実味」(フルーツともいいます)は
年を経ても若々しさを保つ場合と、意外と早くへたってしまう場合があるようです。
96年のブルゴーニュは張りが強い(酸が張っている)特徴を感じますので
果実味がへたってしまうと、ただの「酸っぱいだけちゃん」になるような
気がしてなりません。もちろん96年ものすべてが、そうであるわけではないの
ですが、ちょっと心配です。むしろ95年の方がバランスよく熟成しそうな気が
します。(ブルゴーニュ赤の場合です、他の地区は別です)

90年代は意外と当たり年が少なくて・・・、ありゃりゃ?
難しい話はやめましょう。きりがなくなります。


さて、ロマネコンティと比較したもう一方の銘柄は発表されませんでした。
4500円というだけ。多分若くて色調の濃いカベルネか、メルロ主体のものだった
のでしょうか? 実はそちらの方が気になるんですよ。

銘柄言っちゃうと多分、楽天のいくつかのお店で、「あの有名芸能人も
ロマネコンティと間違えた○○!!!」なんてメルマガが飛び交いそうです。
どうかしたら「ロマネコンティに勝った!?」とか、大袈裟な騒ぎに発展すると、
「やりすぎやろ!」ってなりますので、出さなかったんじゃないのかなー???
って推測します。

しかし、出題を考えた方(多分専門家?)は、なにがしかの理由で選んだ訳で
しょうから、4500円でそれ相応に美味しいワインを選んでいる!とにらんで
います。

その4500円でそこまで美味しいワインがあるのなら、というより、そんなワインを
目指してご紹介できたらなぁ、と考えてさせられました。






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やはりピノでスタートでしょ。

2007年01月03日 | ワイン ~2019年
明けましておめでとうございます。
今年もガンガン書いていきますよー。
「ワインは楽しくなけりゃ、美味しくない!」ので、「楽しく、美しく!」
これを基本として書いていきます。よろしくお付き合い下さい。

さて、今年の一発目です。

2005 Siduri Willamette Valley Pinot-Noir
   シデュリ ウィラメットヴァレー ピノ(オレゴン州、赤、2980円)

明るいベリー(チェリーが近い)、赤い花、花の蜜など、華やぎのある香り。
味わいも明るく、素直な果実の甘味と柔らかい酸、可憐できれいで、さわやか
もあり、美味しくすいすいと飲めます。

美味しいニューワールドのピノです。こういうのって好きなんですよー。
開栓後15分くらいですでに美味しくなっています。
ちなみに2005年よりスクリューキャップに変わったのは良いことです。

重くなく、軽やかで、明るく、こざっぱりした健康的で美しい少女を思わせる
魅力を持ったワインだと思います。
エキス分は微かに弱さも感じますが、長く貯蔵するワインではありませんので、
十分です。もっと上のクラスのSiduriのワインならある程度は寝かせても
面白いでしょう。それはまた折を見て飲んでみたいです。


さて、お正月は酒に溺れていますか?
飲兵衛さんにとってお正月はありがたい?期間なので存分に楽しみましょう。

いろいろ食べたり飲んだりしますが、神様どうか太りませんように。
そして今年も素晴らしいワインと、素晴らしい人との出会いが
ありますようにー。









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