魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

濃い~ので勢いを

2008年01月15日 | ワイン ~2019年
お安い割に、容赦なしに濃い!

これが一番の感想です。

2006 コノスル CS
   (チリ、カベルネ・ソーヴィニヨン種、赤、700円台)

焼き菓子やリコリス(甘草)を思わせる香り。濃厚でジューシー。
価格のわりにとても濃く充実しています。
私にとっては素晴らしいデイリーです。


義父が亡くなり、義母は運転もできないので、乗っていた軽自動車の
処分を頼まれました。うちでセカンドカーにするには維持費もかかるし、
そんな余裕もありません。

そこで、その軽自動車に乗って、数社の中古車屋さんを訪問。
見てもらい、査定をお願いしました。

各お店で査定を待つ間にコーヒーが出てくるので、もうお腹が
チャップン、チャップン状態になりました・・・。


しかし、比較すると面白いです。
結構価格がバラけました。最高と最低の差は約2倍!
残された義母のためにも、高く買ってくれるところが良いでしょう。

相場が書いてある業者専用の本なんてのもあって、その道はそれなりの
専門職なんだなぁ、と感じましたよ。

まさに私がワインのリストを見て仕入れる感覚と似ています。

ちょっと前に新車を買うのにバタバタしましたが、今度は売るのに
バタバタです。濃いワインを飲んで元気と勢いをつけて良い結果を
出しましょうかね。




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愛犬家のワイン

2008年01月12日 | ワイン ~2019年
私は犬は苦手な方ですが、愛犬家のワインをご紹介しましょう。

2006 Ch.ラ・ポウズ ブラン(ローゼンブルム)
   (USA、白、2千円台半ば~後半)

犬の好きそうな骨、並びに足あとが見て取れるでしょう。
このワインを造っているのは獣医でもあるケント・ローゼンブルム氏です。
「ジンファンデルの3R」としても有名な造り手です。もちろんジンファンデル
のワインは名手ですが、こんな白も造っています。

「Cote du Bone」と書いてありますが、そんな「骨の土地」なんてありません。
ダジャレ、ユーモアです。


試飲した感じではヴィオニエ、ルーサンヌ、マルサンヌ種の混醸のような
味わいです。
調べてみますと品種は、上記3種の他ソーヴィニヨン・ブランと
シャルドネも入っているようです。ラベルにはローヌ・スタイル(仏の)
とだけ書いてありました。

香りはリンゴや梨、白檀、麝香、白い石や石灰、ロウなどです。
味わいは若いのでさわやかさがありますが、同時にとろみ、厚みがあり
ネクタールでねっとりとしたニュアンスも感じます。
杏のニュアンスも確かにあります。
楽しいワインですが、もうひとつ何かが欲しいです。
販売すべきかどうか悩むところです。


ところでこのワインは裏ラベルに工夫があります。



「あそこで飲んだワインは何だっただろう?」という時に表ラベルを剥がして
保存するのも、メモするのも面倒な時に、この裏ラベルのこの部分を
引き剥がして持っておくと、ちゃんと飲んだワインが分かる仕組みです。

こんな工夫はすべてのワインに施していただきたいですね。
さすが!と感心しきり状態です。良いですよね。


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ストーブリーグと中東の笛

2008年01月11日 | Weblog
本日はスコッチを飲んでいます。

ブラックボトル 10年 700ml 40度

調べてみますとアイラモルト・ボウモア・ラガヴーリン・ブリックラディック
・ブナハーブン・カリラ・ラフロイグなど7つの蒸留所のブレンドです。

でも結構美味しい。軽やかでピート香、滑らかでもあります。


ところでサッカー選手の移籍が話題になっています。
水野選手がセルティックへ行きそうです。花を咲かせてほしいですね。

あと若手の注目、柏木選手(サンフレッチェ、五輪出場を決めてくれた
代表チームのトップ下)は残留とのことですが、あれだけ必死に走り、
プレーして年棒720万円だったって信じられますか?
来年は2倍の1440万円になるそうですが・・・・・

ろくに働きもせず「億」という単位をもらっている野球選手から
少し援助してもらったらどうよ?何て正直思います。

Jリーグ選手の給料なんて一部を除いてほんと、普通のサラリーマンと
たいして変わらないんですね。
スポーツの世界でも格差は大きいですねぇ。

もうひとつ、ハンドボール界で「中東の笛」が大問題です。
オイルマネーで審判を〇○している?なんて疑惑たっぷりでしょう。
でもハンドボールって結構面白いので、試合見たいです。
再予選は日本で行われ、注目されるので中継もあるかも。

最後にワインですが、お金持ちの野球選手と多くのJリーガーでは
飲んでるワインもきっと違うんだろうなあ。ましてや中東の大金持ち
ってもっと飛び上がるくらい凄そう。

私は一般JリーガーやJFLなどの選手の味方として、お手軽でも
価値のあるのワインを探して、売りたいぞー!とオモフ


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泡の儚さ

2008年01月10日 | ワイン ~2019年
本日は泡の試飲です。

NV クレマン・ド・ブルゴーニュ(ポール・ドレーヌ)
  (フランス、ブルゴーニュ、白、2千円台)

新年の乾杯用に用意しておりましたが、不幸があってあける気にならず、
さりとて試飲はせねばならず、といった事情で今晩飲んでおります。

どうも泡ものはめでたいお祝いのイメージがあるので、ためらってしまいました。

泡の細かい上がり方はとてもきれいです。
ブラン・ド・ノワールとなっているので、ウェイトを感じる厚みのある香りです。
シトラスやさわやかな青リンゴやキウイ、揮発性や軽いミネラルが香ります。

気圧と泡はある程度出ている感じですが、そうトゲトゲしくもなく、
切れも穏やかでしょう。コクもそう強くはなく、ほどほどで、むしろ
親しみやすいかも知れません。

ビールよりは気が利いているとは思いますが、やはり泡はあまり個人的には
向かないのかなあ。ドンペリくらいになると“さすが!”とは思いますが、
現実では同予算で赤ワインを買ってしまうでしょう。

でも案外儚いのかもしれません。今の気分は忌中でもあり「はかなさ」です。
そうだとすると美学はありますね。
もう少し違ったワビサビのスタンスで見ると面白そうです。
一般的な「華やかさ」でなく立ち昇る泡の繊細さ、儚さを感じるのなら好きかも。

こちらの気分で、泡ものの見方を変えてみると、違った一面を感じました。
「めでたい」、「華やか」、ばかりの一面性だけで今まで見ていましたが、
見かたや趣を変えることによって違った感性があります。

やはりワインは味わい深いものですね。


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美しき迷言

2008年01月08日 | ワイン ~2019年
今宵のワインは前からゆっくりと味わいたかったものです。

2005 レーンタナー ピノ サンタバーバラ
  (LANE TANNER USA、ピノ・ノワール種、3千円台後半)

色はもちろん若々しい赤紫を湛えます。
赤系ベリー、イチゴやチェリーのコンポートが特徴的。
きれいで鮮烈なフルーツ香です。

味わいはとにかくきれい! 鮮やかな赤系フルーツが満載の果実味。
酸もきれいで輪郭を取っています。力強さではなく、美しさで
訴えてくるワインです。余韻もずっとずっときれいに消えてゆきます。


この造り手は「カリフォルニア・ピノ・クィーン」と呼ばれているだけあって、
ピノの美しさ(これがピノの一番の特徴です)を表現させたら、屈指に上手い
のだと思います。

既婚者なので不倫はまずいですが、こんな美しいワインに心奪われるのは
ワインファンの特権として許されることでしょう。

本当は上のクラスの「ビエンナシド」のピノがあったのですが、
もう在庫もなく、輸入元にもありません。
またいつか飲みたいなぁ・・・。
やはりピノを飲むなら美しく、エレガントなものほど好きで
心に響きます。


ピノは美しさより出でて、美しさよりピノし
・・・・・違うってば!!!

でもこの迷言?をワイン界で流行らせてみたい気がする!


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昨年の名残

2008年01月07日 | ワイン ~2019年
毎年籠に入れて、1年が経つと片付けています。

昨年のコルクの山です。
家で開けた分だけです。外でも飲んでいますので正確には・・・

数えてみたら約170個ありました。多いのか少ないのかは分かりません。
最近はスクリューキャップのワインがとても増えたので・・・どうなんでしょ?!
樹脂コルク、人工コルクも増えましたねえ。

ひとつだけはっきりと分かることがあります。
泡もの(シャンパンやスパークリングワインです)が4個しかありませんでした。
私は個人的に泡ものってあまり好きではありません。

ビールや炭酸飲料自体に思い入れがありませんし、ましてや「白」ですし。

何年飲み続けてもその傾向は変わらないと思います。
「赤」との相性があまりにバッチリなため起こる現象でしょう。


さて、今年はスクリューキャップが増える分、コルクの数は減るとの予想。
でもねえ、こうやって元気で飲み続けられることこそ「幸せなこと」だという
自覚、再確認をしたところです。


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ぶらいち

2008年01月06日 | 音楽
TVドラマ「のだめカンタービレ」の最後のところ、約5分間だけ見ました。
ブラームスの交響曲1番で締めていました。(今日はね、ちょっとだけ
格調高いでしょ!)

この曲はかつて芥川也寸志氏の最期の言葉として、
「ブラームスの1番が聴きたい」と語ったそうです。
いわくのある名曲でしょうね。
もちろんドラマの中でもメインの曲として取り上げられていました。

ゆっくりと聴きたいなぁ、と部屋を見回しましたら・・・・・ラジカセがない!

最近子供に取られてしまい、音楽が聴けないのです。困った。
どこも親なんてそんなもんですか、ねぇ。
仕方がないので、来週はお店でBGMとして流すことにします。
でもきっとマッチしないことは明白です。・・・やっぱり無理かも。

さて、高校ラグビーですが、長崎北陽台高校惜しかったですね。
やりようによっては、勝てるチャンスもあったと思いましたが、その課題は
次回以降の楽しみにするとよいでしょう。

「ぶらいち」のように時間をかけて、コツコツと完成させればいいのです。
何年かかろうとも、名作はずっと心に残ることでしょうから。


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やることがある

2008年01月05日 | ワイン ~2019年
いよいよ正月休みも終わりました。
もちろん今年は最悪のお正月で、気疲れもしましたが、明日からは仕事!
逆に仕事した方が気分的には良さそうです。元気出していきますね。

さて、そんな夜に、

2005 パイクス ルッチオ
    (オーストラリア、赤、千円台後半)

サンジョヴェーゼ種76%、メルロ種12%、CS種12%となっています。

甘く赤い花びら、イチゴやプラムのジャム、その中にどこか青い香草、
ミネラル、ハーブなどのスパイシーさもあります。

味わいは明るく、スパイシーで、はちきれそうなきれいな果実味と、
さわやかでクリアな感覚、軽やかだけどどこか深みもあり、生き生き
した味わいです。素直に美味しい。
ターゲットも広くて受け入れやすいワインでしょう。


今年の目標は(今更ながらですが)、あまりマニアックにならずに、
そして値上げ続きの中でも、できる限りコストパフォーマンスの追及を
していきたいです。

そして音楽の方でも・・・ちょっと考えていることがあるので、
実現できるように頑張ってみます。

無沙汰で離れてしまった友達とも会いたいですし、今年こそは
何とか少しでも・・・なんて思っています。
いろいろと「やること」がありそうです。

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気になるのは安い方?

2008年01月03日 | ワイン ~2019年
お正月恒例のTV番組「格付けチェック」、ご覧になりましたか?

「100万円ワイン」と銘打って出たのが「1998 Ch.ルパン」でした。

いくらなんでもこれが100万円か?と思われた方も多いでしょうが、
最近の高騰を反映した値付けでしょうかね~。

実は、気になったのが「対ヴァン」として出た4500円のスペインワイン。
色が若めだったようですが、何でしょうね。
「ペスケラ」あたりかもしれません?が、名前が出てしまったら
ネット上では大変なことになるでしょうね。

「プピーユ」あたりも出して、3アイテムでブラインドしたら、
もっとスリリングになるとは思いました。


さて超高いワインはさておいて、今宵は・・・、

2005 ミッシェル・トリノ “ドン・ダヴィ” マルベック
   (アルゼンチン、赤、マルベック種、1500円弱)

どんだび~シリーズの赤、マルベックに挑んでみました。

色は濃いです。この価格としてはしっかりと濃いめ。
ワクワクしながらの試飲です。

香りはプラムやブラックベリー、鉄、ミント、ジャミーです。
味わいはやはり濃いのですが、さして重くはありません。
もっさり、まろやかで柔らかさもあります。
酸の利き方が絶妙で、やはりこの造りは洗練さを感じます。
なかなか美味しいと思います。

ただ、一般的にも、私個人としても、赤ならCS(カベルネ)が
お奨めでしょうか。分かりやすいですから。
でも個性としてはこちら(マルベック)もアリでしょう。

これからも隠れた安旨を探していきますね。


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スタート

2008年01月02日 | ワイン ~2019年
昨年末はいろいろとありましたが、ってまだ明日も初七日とか、
法事が続きます。そのほかいろんな整理ごとで、しばらくは大変だと思います。

残された者で意見が一致したこと。それは自分の死後、何をどうすれば
よいのか、ちゃんと記しておくことの大切さです。
ぜひ心に留めておいてください。(偉そうですみません)


さて、何だかんだで新年も始まり、前へ進むしかないのです。

2002 ブルゴーニュ ルージュ(ミシェル・グロ)

落ち込んだ心も優しく受け止めてくれるピノで、心癒しながら年の初めを
過ごしております。毎年ちょっと良いワインでスタートするのですが、
今年は平凡です。だけどミシェル・グロは、大好きな造り手ですので、
私のスタートとしては文句ありません。

梅やダシの香り、味わいは落ち着いたチェリーや動物っぽさ(寝かせた肉
など)も少し。傷心を癒してくれるように、優しく染みわたります。
ちょうど飲み頃かと思います。

多分、心が元気になるに従って、飲むワインも元気印へと変わっていくの
かも知れません。案外そんな選び方してるような・・・。

皆様もお正月はきっと素敵なワインを飲んでいらっしゃることでしょう。

今年もまた安くて美味しいワイン探しの旅を続けますので、よろしく
お願いいたします。m(_ _)m




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