魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

ブラインドの決定力

2008年01月21日 | ワイン ~2020年
一人1本持ち寄り、さらにブラインドでやろう!

ということで集まりました。

1 2005 ブルゴーニュ シャルドネ(ポール・ガローデ)
 さわやかでクリーン、ちょっと艶やかさもあります。レモンやパイン。
04ローヌの白、と答えました。ソーヴィニヨン・ブランとの声もあり、
シャルドネかどうかですら結構悩みました。


2 2005 ブルゴーニュ ルージュ(ラマルシュ)
 濃いです。飲んだ瞬間、若いピノと見ました!
05年のブルピノでしょう。インキーで焼き菓子、のびやかな果実味です。
ACブルにしては上出来なので、コート・ド・ニュイ・ヴィラージュあたり?
と想像しましたが、さすが当たり年。ひとクラス上の感じです。
一応思案中に、そのもののワイン名も候補に挙げました。(名誉のために?)


3 2002 モレ・サン・ドニ(ラブレ・ロワ)
 やや熟した色そして香り。タンニンもわりとしっかりあり、動物臭や
土っぽさも感じます。99年のNSG(ニュイ・サン・ジョルジュ)?と予想。


いやはや、さすがに難しいと・・・みなさん。




さらに続きます。

4 2002 ブルゴーニュ コート・シャロネーズ(ミシェル・グバール)
 熟し、明るく淡い色。軽やかで優しいブルピノ。
ブラインドで疲れた神経を癒すかのようです。
04 ACブルゴーニュ(ピエール・ネジョン)あたり?と予想。
(よくいうわ! と自分にあきれてくる)


5 2005 Ch.モンペラ(写真撮り忘れました)
 濃くはっきりとしたワインです。明るい濃さ、マシュマロのような甘み。
たぶん2005年。ニューワールドっぽさ
があり、チリのカベルネ、メルロだと答える。
結構ニューワールドを予想する方が多く、ボルドーだと知って驚き。


6 2004 ピラミマ(オーストラリア、プティ・ヴェルド100%)
 私が悩んで持ち込んだワイン。もちろん誰も当たりません。
意地悪すぎです。私は鬼?だと思いました。
これも濃いです。そして黒っぽさ、スパイシーで深みがあります。
結構なパワーでインパクト十分でしょう。
これをブラインドせずに済んだことは大きいですね。


7 1986 Ch.タルボ(ボルドー、サンジュリアン)
 よく熟した色と枯れた感じ。ただ芯はしっかりとしたものがあり
ちょっとだけ撫で肩的なライン、美しさ、そしてオリもかなりあります。
これはまずボルドーと予想。年は86、88、89のいずれかだろうということで。


いやはや、やはり当たりませんね~。でも“当たらずとも遠からず”って
ところもありましたので、まずまずでしょうか?
しかし、やはり肝心の詳細部分ではかなり難しくて、
決定力不足が露呈したようです。
ますますの精進を誓いましょう。

やはりブラインドは楽しいですね。当たらなくてもいいです。
いつもよりちょっとだけ真剣に飲むことが一番いいですね。
ただ、7種全部だと疲れるので3、4アイテムくらいがちょうど良いかも
しれません。

またやりましょう!



コメント
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