TBSの昼のドラマ「ぽっかぽか」
わたしが大好きだったドラマでしたので、ここでご紹介したところ、
多くの方々が見ておられ、
それで励ましをもらったこと、
ドラマよりも漫画のほうが良かったなど、
いろんなご意見をもらいました。
その時に、
連載されてきた 『YOU』という雑誌で、
28年続いた「ぽっかぽか」の連載が終了すると教えてくださった方があり、
何十年と漫画雑誌など買ったことがなかったのに、
今回思わず買ってしまいました。
YOU(ユー) 2015年 04 月号 [雑誌] | |
集英社 |
わたしには、どうしてもテレビドラマの羽場裕一と七瀬なつみの印象の強いちちとはは。
そしてあすかちゃん。
漫画の文庫本も初期の分を数冊持っていますが、
初めて雑誌を手にして、ああ、こんな感じで連載されてきたんだ〜と納得。
最終話は、
自然体のなつみが何気なく言った言葉で、救われた主婦の話。
この主婦、都会の便利なところに住んでいたのが、
家を購入するというので、田舎の町にやってきて、不満がいっぱいでした。
挙句の果てに、
幼稚園の息子に向かって
「あなたさえいなければ、わたしとパパは都会で素敵に暮らした」
とまで言ってしまうのです。
そんな主婦となつみの会話。
「優しくて幸せな方ばかりの町なのね」
「優しくて幸せな人にみんななりたいんです。
この町に住んで、わたしはいろんな人に会いました。……の人、家庭の不満をつい子供にぶつけてしまう人。
そんな過去を乗り越えて心暖かく優しい人になった人々に会いました。
その人たちに助けられて生きてるなあと思います。
そして大切なことを教わりました。
それは、
お母さんが元気じゃないと、子供はげんきになれない。
だからわたし、ぐーたらですが、元気です」
ちょっとしたやりとりですが、そんな会話の一節が心に響くんですよね。
ちなみにわたしのツボは、「わたし、ぐーたらですが、元気です」。
こういうあさみの力の抜けた明るさが好きでした。
さらに、この漫画の最後の最後は、
こんな場所はどこにでもある いつでもつくれる
の一節で終わり、The End!
子育て真っ最中の頃は、このドラマや漫画を見直すこともなく
あわただしく過ぎていき、
今ではもうずいぶん過去のことになっていました。
あの若く初々しかった時代は戻ってきませんが、
もう一度、家族とは何か、何が幸せなのか、考えさせられました。
そして、平凡な家族の、何気ない日常。
そこに「ぽっかぽか」があると再度教えられました。
今回、最終号ということで、
特別付録がついてました。
「ぽっかぽか 春夏秋冬一筆箋」
これはラッキーでした。
おばさんになっても、
子育てが一段落しても、
連載が終わっても、
わたしの心の片隅には、「田所家」の三人がいてくれると思います。
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