NHKのドラマの原作になった「四十九日のレシピ」の文庫本があったので,読んでみました。
帯には,「母の優しいレシピが起こした奇跡に,あたたかい涙があふれる感動の物語」とあります。
たしかに,伊吹有喜さんの2作目となる「四十九日のレシピ」は,発売から約1年で、23刷・12万部を突破したらしい。
DVDになったTVでは,乙美(乙母)を風吹ジュン,娘の百合子を和久井映見,父の熱田を伊東四朗が,そして徳永えり,渡部豪太,野波麻帆,笛木優子,宅間孝行,吉行和子,水谷八重子などが演じていました。
日系ブラジル人の青年ハルミが運転する黄色のビートル※遅いので,タートル(亀)と呼ばれたりする※や,ガン黒金髪の女の子イモなど,不可思議な人々がでてくるのですが。
近ごろ,じ~んと心に沁みるような映画や物語が好きになったみたいです。 年のせいでしょうねぇ。
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妻の乙美を無くして気力を失ってしまった良平のもとへ,娘の百合子もまた傷心を抱え出戻ってきた。
そこにやってきたのは,真っ黒に日焼けした金髪の女の子・井本。乙美の教え子だったという彼女は,乙見が作っていた,ある「レシピ」の存在を伝えにきたのだった。
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