さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

牡鹿半島の民宿に泊まる

2025年01月19日 | 東北シリーズ


石巻の駅前。イオンの2階が市役所だ。この日は牡鹿半島に向かいます。バスが
12時と14時。12時に行くと民宿のチェックインまで2時間弱、何もない海岸で
過さねばならない。それもいいかと思ったが、まったりするどころか風が冷たすぎる
ので、午後まで石巻で過ごして14時台のバスで行くことにした。図書館で本を読み、
それから昨日行ったげんき食堂で石巻焼きそばを食べて出発!

そうそうスマホって、いる場所の気温が最初に表示されますよね?! ボタンを
押すと、いきなり「石巻 気温0度」って出ました。見て寒くなったよ!


赤い点が今宵泊る民宿のあるところ。宿の選択肢はあまりない。この牡鹿半島に
一度行ってみようかと思っていたのです。昔から鯨漁が盛んだったそうだ。


途中でバスを乗り換え。本数の少ないバスに乗客はほとんどいない。負のスパイラルw


バスは入り組んだ海岸線を、登ったり下ったり橋を渡ったり。


日が短いので15時を過ぎたら日没は近い。日本の東端ですしね。これで海岸に
2時間もいたら凍えそうだー。


観光地という感じがしないところでバスを降り、民宿へ向かう。高齢化は進むし、
人口はすごい勢いで減っているそうだw


港は津波でやられた跡が残っている。民宿は最初は海岸近くにあったけれど、
きれいに流されてしまったそうです。


それで少し高台のほうに移動したんだって。


うわー、民宿というよりは立派な旅館ですねェ。場所は不便だし、宿泊費は安い。
でも食事は立派で評判は高いそうですぞ。


殺風景な感じですが、広くてきれい。寒いので早速風呂で暖まりましたー。


窓からの景色はこんな感じ。


この日の宿泊は俺ひとりと、もう1組だけだという。しかし!子供が走り回る。
ものすごく踏み鳴らして走るので、ドタドタドタとうるさい響く。それが片時も
休まずに宿の中をぐるぐる走り続けているのでした。。。

食事の部屋には、お母さんふたりと子供3人。一番ちいさいのが3歳くらいで、
こいつがうるさいの~^^; 大声をあげるし部屋の中を走り回り続けて休まない。
お母さんは俺に気を使って「座ってて」と繰り返すがまったく見事にガン無視。
甘やかされまくって育ってきたのでしょう^^; あまりにひどくなったときに、
お母さんは抱き上げて部屋の外に出ようとしたら、抵抗して激しく泣きわめく。

最低限他の客に気配りをして厳しくしつけるべきか? まあまあまあ、健康なのは
ありがたいことなので、幼い子供なんだしいいじゃないですかぁ~と大目に見るべきか。
いい大人が宿泊施設で騒いだりする連中もいたりするしなあー。

ま、ちと運が悪かったな(^益^;


石巻を散策する

2025年01月17日 | 東北シリーズ


まだ昼なので、ホテルに荷物を預けて街を散策します。こちらはいしのまきげんき市場。


街中に石ノ森章太郎フィギュアがありますが、ここには仮面ライダーBLACK。
実写版だと人間が入った着ぐるみだからフカフカしていますが、原作はこんな感じで
昆虫っぽいんですぅ~w もともとはバッタでしょ^^;


港町だけに海鮮丼があったりしますが、魚は夜に食べるし、ホテルの朝食でたっぷり
食べたので、昼はこの牡蠣グラタン1個ですます。


ソフトクリームも食べよう♪ なんかリゾート気分でしょ^^


日和山公園に行ってみる。散歩にはちょうどいい距離。震災後は見事に更地でしたが、
だいぶ建物が建ったなあー。このブログを遡って頂けますと、前の様子がわかりますよ。


震災前の建物がびっしり並んだ街の様子が貼られていました。


こっちは街方面。


ここにも震災前の様子が貼られていました。


ちなみにこれが震災前の街の姿です。どこも建物がびっしり。真ん中やや左よりの
緑がいま立っているところの日和山公園。石ノ森漫画館がある中州にも建物が
びっしりでした。


それが津波でこうなったわけです。もう手前の海岸に近い所には住宅は建たない
ことになったようです。


西のほうは工場群。これも復活しましたねー。


さて戻るかあー。


おおお、巨大な盆栽みたいに見事な木!


キカイダーとハカイダーがずっと決闘状態。


そういえばキカイダーには「良心回路」なるものがあって、それを作動させるか
どうかが大事だったような。人間にあって機械にはない、という設定なんだろう
けれど、人間にもないやつがいるよなあ。。。


ちなみにずっと戦闘機が空をぐるぐる回っていました。そのたびに爆音。すんごく
うるさいんだよ! 訓練ですか? 国を守るためにご苦労様です!!! (╬゜益゜)


夜には必ず来る「こまち」。もう10年以上通っているんだよなあー。


やさしいママさんは全然変わらない様子。10年以上来ているので、昔話なんかも
するようになりました^^;


ワー、蟹! 以前はこちらひとりだし、いつも予約はしていませんでしたが、
あるとき「準備のやる気が出る」と聞いたので、それ以来は予約をするように
なりました。そうすると真ん中に箸が置いてあって料理の準備もしていてくれるし、
なんかVIP待遇のような気持になります♪


酒は地酒の日高見、蒼天伝などを続けて頂きました。何度も見ている常連さんたちが
順番に来ました。こちらたまに来てよく会うって、週に何度も来ているの?
1~2年空いて来るわけですが、前回の話の内容を思い出したりして懐かしい話に。
こういう準常連の店もだいぶ増えたなあ~^^


久しぶりに来て楽しいもんだから、最後にウィスキーで〆ようと思って宮城峡を
飲んだら隣の山崎も飲みたくなって、結局開店から閉店まで長っちりをして
しまいましたw ま、たまにだからいいよね♪


南三陸から石巻へ

2025年01月16日 | 東北シリーズ


ここは流された線路のところをバスが走るBRTの陸前戸倉駅。ホテル観洋から車で
送ってもらいました。到着して見ると、バスはいま国道を走っているとか。


おお、右のほうの道路を走ってきました。専用レーンを走ったり道路を走ったり、
ひっきりなしに変わるからなあ。


そしてバスが終点の柳津からは列車に乗り換え。


ここから前谷地までの路線は景色がとてもいいので、何度もアップしましたが
季節ごとに風景が違うからたっぷりとご覧ください。


冬が深まると一面が真っ白な雪景色になるんですよ。


おおお、白鳥さんがたくさん!


おお~!とカメラを構える乗客は俺ひとりで、他の数人は地元の人らしく関心を
示しません^^;


俺なら何度見ても感動するけどなあ。


地平線が見えるって、それだけでも感動♪


ここに住んでりゃ感動もしないのかw


だってほら、色も変わるし白鳥さんもいるしー。


広い広い、すごーい! ・・・ってならんのか? このブログ見ている人、
なりません? (^益^;


そぉ~か、小さい子供って、何を見ても新鮮で感動したりしますが、その感覚なの
かもしれません。だから旅をするんだよ。いつまでたっても子供みたいなんだよ^^;


おー、ここは区画整理ってか?


あれなに???


遊んでるわけじゃないだろうけれど。。。


こんな木と草がボウボウってだけで喜んでる私w


わー、柿だ。


というわけで、大人だからあまり顔には出さなかったけれど、心の中ではワイワイ
騒ぎながら景色を楽しんだ乗り物でした♪


南三陸語り部バスツアー

2025年01月14日 | 東北シリーズ


ホテルが主催する震災語り部バスツアーに参加しました。朝1時間ほどの予定です。
時間になって行ってみると、なんと参加者は私ひとりでした。運転手さんと語り部
さんの3人。「いつもはこんな少なくはなく、今までに46万人も参加してくれたの
ですよ」とのこと。


まず最初に南の被災地に。町だったけれど、津波ですべて流されてしまったエリアに
バスは止まります。あの高台にある住宅までも被災したとか。津波が恐ろしく
高かったので、まさかここまで、と思うような高台からさらに奥の山を登って
上の神社に人々は避難していたとか。


高台にある以前は中学校だった校舎。いまは公民館になっています。当時は避難場所に
なっており、ここまでくれば安全と思っていたところ、やっぱりここにも津波が
来たのです。この右手が海なのですが、津波はこの高台をぐるりと回って、なんと
反対側の山のほうから押し寄せてきて犠牲になった人もいたそうです。。。

時計が14時48分で止まったままです。地震の2分後に停電し、そのままになっている
そうです。語り部さんはそのときもホテルに勤務しておりました。ホテルには沢山の
人がいましたが、しばらく電気が停まっていたので大変な思いをしたそうです。
生活用水にもすごく困ったとか。

ホテル観洋は海に面しています。地震後に、すごい引き潮があってホテルの前の
海底が見えて、そのときの写真を見せてくれました。ぞっとする写真です。これは
津波が来るなとわかって、上の階に逃げたそうです。


昨日離れたところから見た高野会館にやってきました。ここはホテル観洋の持ち物
だそうで、それで残されることになったとか。


屋上まで津波がきたのです。津波がくるだろうと思ったスタッフさんたちは、
利用客の人たちに外に出ず上に逃げるように指示。それで多くの人たちがぎりぎり
助かりました。すぐ隣に病院があり、そこは水没。多くの人たちが犠牲になり、
ベッドに乗ったままの病人が流されていくのも見えたそうです。


「出そう」ですよね。。。


昨日遠目に見た防災庁舎も見ました。ホテルに帰って新聞を見たら、被災した姿の
庁舎を残すかどうかで議論になった記事が出ていました。大槌町の旧役場も被災した
姿を残すかどうかで意見が真っ二つになっていましたね。これは全く難しい問題です。

最後に語り部さんは、自分は気仙沼から来てこちらのホテルで働いていたが、
震災時はあちらに家族がいて、数日間は電話も通じないし安否がわからない状態
だったと話しました。「それでどうだったのですか?」とはこちらからは聞けない
ですよねえ!少しドキドキしましたけれど、最後に「みんな無事だった」と聞いて
ほっとしましたw こういうのを引っ張っちゃダメですよォ~


南三陸ホテル観洋に泊る

2025年01月12日 | 東北シリーズ


南三陸の港をぐるりと廻り、ホテル観洋に向かいます。ワイナリーから約1時間。
おそらくほぼ全員が自家用車かホテルの送迎バスを使って、歩いて来るやつは
いないと思われる。俺ってよほどの変わり者なのか?

左は線路でしたが、いまはアスファルトを敷いてBRTのバスが通ります。


冬だけにかなり寒いぞ。いま日本海側はかなりの雪。こちら太平洋側は乾いています。
しかし、山から雪が飛んで来た。冷たい風に吹き飛ばされて、どれくらいの距離を
飛んで来たのだろう。海には虹がかかっていました。


もと線路の鉄橋の横を通ります。こんな鉄橋も、あちこち津波で流されたのです。
津波の水で、こんなのが流されてしまうのですよ。水の力ってどんだけなの!


海には一面に養殖のしかけが並んでいます。三陸の牡蠣は有名ですが、ホタテやウニ、
いろいろあります。ニュースによると温暖化の影響で海水温が上がり、ところに
よってはほぼ全滅状態だとか。


海一面にこれだけある養殖場、全滅状態なら大変だろうなあw


たっぷり歩きましたが、楽しめましたよ。むかしは日本人、みんな歩いて旅を
楽しんでいたんだからねェ。


港の反対側、この画像の右側のところから歩いてきましたー。


ホテル、でかっ!!! 大浴場も広いよ♪ 団体旅行が減ったいま、こういうホテルは
どんどん経営が厳しくなって減っていますよねえ。震災のときには2階まで津波が
来て、浴場は壊れたそうです。それからコロナがあったし、大変続きでしたね。
とっても感じのいいところだったし、是非また行きたいと思っています。


部屋はね、シングルだとこんな感じ。やっぱり温泉は畳の部屋じゃないとなあー。
ま、それなりにお金を払って海側の広い部屋にすればなwww


例によって温泉宿のフルコースはこんなだ。少食の俺としては頑張らネヴァ!


食べきれるか大変なのに、ビールと酒は飲む^^; 地酒は1本2000円台。
小瓶3本のお試しセットも2000円。それなら3本だよなあ!


最初に並んでいるのだけでも食べきれるか大変なのに、次々に料理が追加される。


メインは三陸のアワビだ。ううう、贅沢♪


牡蠣の鍋も美味い。しかしコレ、2回に分けても十分すぎるほどの量だよ。


最後は釜飯で〆。酒の最後の一滴まで飲みました。まわりを見ると、じじばば
なんかも多くて、みんな食べられるの? それが食べきっている御様子。
俺が少食すぎるんだなw 居酒屋に行ったら2品くらいで酒ばっか飲んでるものw


このあと、ホテルには「スナック」と「クラブ」がありましたが、コロナ後は
週末くらいしかやってないとか。気仙沼のホテルも夜の店は予約のみとかだったし、
寂しいぢゃないか! をぢさんたちの会社の宴会系がすっかりなくなったからなあ。
全国のひとり酒飲みたちが力を合わせないといかんのかあ!