三鷹を散歩しました。近い割には行ったことがなかった街です。すごく暑い日でしたが、
BSの「郷愁の街角ラーメン」に出てきたラーメン屋に行ってみました。本屋と居酒屋と
ラーメン屋は、わが人生で数えきれないほど行きました。ラーメンでいいますと、
行列ができるような人気店にもだいぶ行きましたし、ミシュランに掲載された店も
いくつも行ってみました。国内旅行をしたときには、昼はご当地ラーメンが楽しみ。
しかし最近のマイブームは、淡路町の「栄屋ミルクホール」みたいに「昭和の店が
残っているような」ラーメンです。いつなくなっちゃうかわからないしね^^;
ここもいつも行列らしい。私は12時前に来たので、前にいたのは3人だけでした。
ちょっと贅沢に「チャーシューワンタン麺」。スープが正統派の古き良き東京ラーメン
でしたよ。ここは麺が珍しく、なんか一晩寝かせるこだわりのストレート麺。なんか
微妙に蕎麦を思わせるニュアンス?
クッソ暑い日にラーメンをかきこんだもんだから、大汗をかいて外に出る。↑これは
肉屋か魚屋か?ガラスケースが重要文化財もんだぞ。そういえば、むかし駄菓子屋に
並んでいたガラスケース、今どこにもなさそう。大人になってから子供時代に通った
下町の駄菓子屋を回ったら、すべてなくなっていたなあ。俺が子供のころにバーさんが
やってたからなあ。
さて、ここは太宰治が滞在していたアパートのあった場所。そこは肉屋を
営んでいて、太宰の作品にも登場するのです。プレートが貼ってありま
したが・・・。
これはねーだろ、いくらなんでもひどすぎる。
そのゴミ置き場から2ブロックほど行ったところに、「太宰治文学サロン」が
ありました。彼が通った酒屋さんがあった場所なのだそうです。入場料無料!
なかでは係員の女性二人が歓待してくれて、原稿なども展示されていましたが、
主に太宰が三鷹に住んでいた逸話やゆかりの場所などの説明が出ておりました。
内部は撮影禁止だったので、気になる人は行ってください^^;
そういえヴァ!どこか地方の飲み屋で、隣に座ったおやじが「太宰がここらに住んで
いた」と言いだして、「うっそ~ん?」なんて言った覚えが。それはどこだっけ?
思い出せないときはググる。 ・・・ おお、甲府のバーだったか。思い出した。
調べてみたら、治君、甲府には8ヵ月も住んでいなかったじゃん~^^;
釧路の啄木を思い出します。ちょっといただけで記念館ときたもんだ。
もし俺が太宰とか啄木みたいな有名人になったらすごいよ。「ゆかりの地」の数が
半端じゃないよ。無数のゴミ置き場にプレートっつーかー、全国津々浦々の飲み屋の
ババーが「あいつぁここに座った」と「名誉席」ができるよ?
まー「ゆかりの女性たち」の関係図では、上記のおふたりにちょっとだけ負けるかも
しれないけどね。(^益^)w
灼熱のなかを歩いて中央線をまたぐ陸橋へ。
ここは太宰のお気に入りの場所だったそうです。プレートがありました。
実は酒場放浪記でも来ていましたね^^
長~いぞ。歩いていると、イタリアの橋が崩れ落ちる事故を思い出しましたw
すごい数の線路。三鷹は中央線だと通過駅だけど、東西線や総武線のターミナル
でもありますからね。
ここはどこか? 地図を見て、奥多摩湖のとある場所から細い山道を登ってゆくと、
いずれ途切れて「奥」という地名が書いてある。運転している友人がそれを見て
「ここに行きましょうよ!」と提案してきた。こんな人、めずらしいよね。地図の
中で一番小さい文字で書いてある行き止まりの場所に行ってみたいなんて。まあ
そいつの車だし、運転は任せっぱなしだし、結構でしょう。これが山道をだいぶ
登ったところだった。いくつか家が散在していましたが、子供なんていたら通学は
できるのか?大人の人たちは、お仕事どうしているんでしょう。むかしはほぼ自給
自足で生活していたんでしょうけどね。
↑ 大丈夫です。私はいま喘息治療中で禁煙中。最近は煙草を吸えるところも激減して
いるので、友人はドライブの行程中に喫煙可の場所を親切にもメモっておいてくれた
のでした。必要なかったですけどね^^;
こういうとこ、携帯電話なんて通じるのかなー。
車だと、歩くと2時間はかかる奥地の山村から、あっという間に降りてこられます。
ここは奥多摩湖畔のサービスエリア。寂れてました。一番右のおみやげセンターが
開いていたので入ってみると、クワガタやカブト虫を販売していました。外国産の
でっかいやつもいました。ここで養殖しているようですね。
上のほうにある店は廃墟となっていました。ここは湖のほとりにあるといっても湖面は
見えない。どういう団体客が来たっていうのだろう?
湖の反対側に渡り、少し行くと地図に「山のふるさと村」というのがあるので行って
みました。車だとちょいちょい足を延ばして、いろいろ行くことができるんだなあ。
それも2~3㎞離れていても数分だったりするので、徒歩&公共交通機関(しかも
ローカル)専門の私からすると新鮮な驚き。
「ふるさと村」って何があるんだろ?山に住むきれいなお嬢さんがいたりしてね。
さきち・さん、そんなんいるわけないでしょ。田舎のおばちゃんに決まってますよ。
などという会話を経て到着してみると、なんかロッジ風の建物。親子連れの観光客が
来るようなところでした。そしたらなんと、スタッフのうら若いお嬢さんがにこにこと
話しかけてきました。この近所に住む野生動物の骨の展示品を指さして「これは何の
骨でしょう?」なんて質問をしてきました。あとで車に乗ったとき、「さきち・さん、
いましたね・・・」と友人はまだ動揺しているのでした^^;
さて、上の画像はその建物の裏から少し歩いたところの奥多摩湖畔。雨が降ってきて
いたので、せっかく奥多摩湖に来たのに湖の写真を一枚も撮れてなかったのです。
しかしここは入り江になったところで、広い湖面を写すことはできませんでした。。。
さて車はどんどん山を登り、奥多摩湖の南に位置する月夜見山の山頂に到着です
(ものの10分)。ちょうど雨もほぼあがった瞬間でした。
湖面の下のほう、ドラム缶を並べて浮かべた、徒歩で渡れる橋があるのです。そこを
歩いてみたかったけれど、通過したときには雨が降っててなあ。
東方面。
ダムがあります。下で見たときは、どどどと迫力の放水でしたぞ。俺もここから放水
すると、山にしみて奥多摩湖に入り、多摩川を経て東京湾にたどり着くのか、もしくは
水道管に入って俺ん家の蛇口から出てくるのか。
奥多摩周遊道路を下ってゆくと、蛇の湯温泉やら数馬温泉といった東京とはまったく
思えない山村の温泉郷がありました。
やがて秋川渓谷(東京サマーランドの前を通っているやつだ)に出て、拝島からの
支線の終点、武蔵五日市に出るのでした。
武蔵五日市はターミナル駅だから、駅裏あたりに飲み屋横丁みたいのがあるかな、と
探してみましたが、なんかベッドタウンで住宅ばかり!そういうとこってヤダネー!
というわけで、古き良き心の憩いの場、居酒屋を求めて車を走らせるのでした。
こういうときに「スマホがあれば」となるわけですが、私はガラケーだし、友人は
携帯電話さえ持ったことがない。それもまた悪くないって^^;