さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

アウシュヴィッツ平和博物館 1

2019年05月08日 | 東北シリーズ



白坂というローカル駅で降りてやってきたのは、ここ「アウシュヴィッツ平和博物館」を
見学するためでした。なぜこんなところに?と思いますよねえ。



どうやらボランティアによって運営されているらしいです。

入ると、まずアウシュヴィッツの映像が編集された20分のビデオを見せてくれました。
なかなかきついぜ。。。



アウシュヴィッツ収容所の鉄条網には高圧電流が流れており、それに近づいただけで
射殺されたそうです。



女性はみんな丸刈りにされて、その髪の毛は布団を作るのに使われたりもしたとか。
毎日の点呼はほとんど拷問に近いものだったそうです。



トイレの使用時間は10秒! ぎゅう詰めの寝るところは汚物の臭いでいっぱいだった
そうです。とにかく人間扱いしていなかったと。



ううむ。



こういったものを誇りに思って自慢していた連中もいっぱいいたわけです。



貨物列車にぎっしり詰め込まれて、この収容所に何万人という人たちが殺されに
連れてこられた。



「民族皆殺し」が目的ですから、もちろん子供たちも容赦なし。



こういうところに全裸でぎっしり詰め込まれ、猛毒ガスで殺された。山積みの死体を
片付けるとき、家族や親子は抱き合って死んでいるからすぐにわかったそうです。



これを実際に使った人がいたんだ、と思うと胸がつまりましたよ。



死ぬときは全裸にされたから、持ち物はすべて取られました。



右の横棒、120㎝の高さだそうです。それより低い子供はすぐに殺されました。老人も
です。厳しい労働ができる若者は死ぬまで休みなく働かされましたが、結局はみんな
殺されたのでした。



奥のひと部屋は、特別展示室で「ひめゆり学徒隊」の写真が並べられていました。
泣かせるようなものばかり選ぶわけですな(;´・ω・)