さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

水戸の酒はいろいろと

2022年09月05日 | 関東甲信越


水戸で飲む店は、まず「かにや」に。昭和感あふれる雰囲気です。大旦那、女将、
若旦那と家族経営かしら。コの字カウンターで年季が入っていますが、メニューには
「かにや」だけあって花咲ガニ、毛ガニなどが並んでいます。いいお値段♪


俺もカニは大好きだが、さすがに1パイ茹でてもらったら酒どころじゃなくなって
大変な格闘となるだろう。


というわけで、車海老の塩焼きをバリバリやってビ~ル。


さらに地酒に合わせるのはマグロのブツだ。これがなかなか旨かった(^益^)b

ここで小さい子連れで30歳くらいの夫婦が向かいに座る。すっかり日焼けしてヒゲの
旦那は長い髪をサングラスでおでこに留めている。奥さんは帽子のつばを前だけ上げて、
その下の目は扇子で扇ぐみたいにつけまつげがパタパタしている。同じ酒場にいる
けど、精神的距離は冥王星くらい遠い存在だ。

そのうちに花咲ガニが一匹茹で上がって俺の前を通過し、その親子のところに置かれた。
ワオ! 3人でもしゃもしゃ食べ始めた。そのうちお母さんが「この子、カニが好き
なんですよね~」とか言う。そんなにしょっちゅう食ってるのかい~

そのうち少年はウニを食べ始めた。いかがなものかと!


微妙な気分になったので、バーで飲み直す。ホテルのすぐ近く、「エリア」という店。


すごい酒のストック! カウンターまで所狭しとぎっしり!!!
マスターは「どんどん買っちゃうから増えてしまうんです」とおっしゃってました。


一杯目は季節ものでスイカのカクテル♪


「桜尾」は飲んだことなかったのですが、広島の「戸河内」のブランドなんですなあ。
近年次々にジャパニーズ・ウィスキーが出てきますが、クォリティ高いぞ。


マスターお勧めのハイランド・ウィスキー、グレンリベットを頂きました。
こりゃ実に贅沢な味わい♪


酒の話になるといくらでも語るマスター、ウィスキーでは「竹鶴シニアアンバサダー」
というお話でしたが、実はシェリーについてもスペインで修業までしてきた「公式
ベネンシアドール」という資格をお持ちです。


名刺を頂きました。このベネンシアと呼ばれる細長いひしゃくのようなものを
1mぐらい上げてシェリーを注ぐのです。まるで曲芸!!! こうやって酒を
空気に触れさせて香りを立てるのです。すごいよコレ( ゚Д゚)・・・


というわけで、もう一杯甘口のシェリーも頂きました。ふらりと軽く飲むつもりが、
フルコース楽しませて頂いたバーでした。うちに近ければもっと来たいのになあー。