さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

東北本線で石巻へ

2023年02月08日 | 東北シリーズ


会津若松を去る朝、雪が降っていました。野口英世先生の像にもつもっています。
「忍耐」って書いてありますねー。伝染病の研究をしてアフリカで黄熱病に罹って
亡くなってしまった偉人でお札の顔にもなりましたが、若い頃は飲んで遊ぶの
放蕩者、学費は使っちゃう、留学費用も使っちゃう、しまいにゃ泣きついて借りた
金まで遊んで使っちゃうという「忍耐」とは程遠い人生を送ったとも言えるのだがw


全国旅行支援の地域クーポンが残っていました。飲食店で使えるところがない!
どおするのコレw 今回は紙ではなく、スマホにアプリを入れて店でQRコードで
読み込むという実にメンドクサイ代物。駅の土産店で使えることがわかったので、
最後にそこで使おうと思っていたら、10時の列車に乗るのに店が10時開店!!!
これから宮城県に移動するので福島クーポンは無駄にするってか?

それはなんかくやしい。すると駅構内にキオスクみたいな小さい店があり、そこで
使えた。お菓子とか飲み物で2000円は使えないぞ。大きな箱の「赤べこクッキー」を
2つ買いました。使えてよかったけれど、持ち歩くのにかさばりました。。。


会津から郡山までの山越えは雪国でした。


郡山駅で乗り換えるとき、ホームのはずれに喫煙スポットがありました。もうどこでも
禁煙禁煙また禁煙ですが、これくらい人に迷惑かけない環境ならいいじゃないかなあー。


キップを買うとき、いつも「新幹線は利用しないのですか?」と聞かれます。
出来る限り使いません。旅の実感がないではないか。それに急ぐ必要がない。移動が
長すぎる場合はどこかの町で泊まって飲めばいい。というわけで、東北本線に乗って
仙台に向かいます。


こないだは「山陽本線」に乗りました。「東海道本線」もそうですが、こういう
新幹線にとって代わられてしまった「本線」は本数がとても少なくて1両か2両編成。


むかしは出稼ぎの人などが東北に向かうとき、北海道に渡るために青森に行く人も
みなさんこの「本線」に長々と乗ったわけですよねえ。上野から特急や急行に乗って。
夜行列車だったりなあ。そういう歴史を感じながらガタゴトと行くほうがいいでしょ^^


白石川。むかしの線路は川沿いに走ったり、険しい山を避けて盆地沿いに行きます。
だから時間がかかってクネクネ。一方新幹線は山だろうが川だろうが最短距離を
突き抜けて行くルートになっています。高速道路と同じだな。それで時間が短縮され、
距離感も失うので、駅前もサービスエリアもみんな同じ顔になっちまうわけだ。
やっぱりスローで行こうよ。別に各駅停車でも電車はスローじゃないんだけどね^^


白鳥さんがいました。飛ぶときもカプールだったりするんだよなあ~。いいな~^^;


仙台でラーメン食って、石巻に向かいますが、松島までは「東北本線」なんですよね。

そういえばラーメン食うとき、店員さんはカウンターでひとつおきに客を座らせました。
このご時世ですからね。すると俺のあとから来た客が、俺のひとつ隣を置いてもひとつ
向こうにコップの水を置かれたのに、わざわざ俺の隣にくっついて座りました。
いわゆる「トナラ―」というやつです。なぬ?と思って見ると、若ハゲで青ヒゲの
異様に濃い30ぐらいのこだわりの強そう~な男。電車の席でもそうだけど、絶対に
きれいなお嬢さんは来ません。俺がイケメン王子系だったら違うのか?
俺にくっつくトナラ―は必ずコレ系の男です。マーフィーの法則ですね。。。



さて飲みに来たぞ、石巻。


例によって「こまち」に来ました。予約をしておいたので、カウンターの真ん中に
席が準備されていました。左右にはみなさん常連。よそ者が囲まれた感じだ^^;


でも震災後からずっと通っているリピーターですから、暖かく歓待してもらいました。
常連客も以前に会ったことのある人がいたり。


地酒の「綿屋」を楽しみにしていたのに、ナイ! がっくりすると、この店は常連が
多いので、いつも飲める地酒よりもどこか別の地域の酒が飲みたいというリクエストが
多いので、だんだんよそのを入れるようになってきたとか。それでも墨之江のレアな
純米大吟醸「谷風」を出してくれました。最後の一杯でしたー。米を磨いて雑味の
ないお上品な酒でした。


で2晩飲みまくった会津の酒を出されました^^; でもこれは飲んでなくて
よかった(^益^;


ずっと日本酒ばかりだったので、ここで焼酎に。鹿児島で少し鍛えられて、途中から
焼酎を入れることも増えました。さっぱりしていていいし、ヘルシーではないか。


「赤武」は盛岡の酒。これも贅沢な逸品。これで3晩続けて素晴らしい日本酒を
飲み続け、料理は立派、店の感じもよくて、それでお値段がとても安い名店ばかり
なのです。移動と宿泊に費用がかかるけれど、人生を豊かに彩る酒飲みの旅ですー。