goo blog サービス終了のお知らせ 

さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

犯罪(゜益゜)

2020年06月12日 | らくがき

 米国で黒人が白人の警察官によって殺されました。もしあの黒人がスーツ姿の白人だったら、あんなふうにはしなかっただろうと想像されるので、やはり人種差別による犯罪だと多くの人は思うでしょう。

 米国に住んでいる友人が、「でもたしかに黒人の犯罪は多いですからね」と言っていたので、考えさせられました。

 「黒人の犯罪は多い」?それは捕まった件数?ちなみにその数というのは、実にいい加減なものです。有力政治家や高級官僚は、選挙違反や贈収賄、公文書偽造の指示、ささやかではあっても賭博などをしても「犯罪」として認定されないことが多い。それは政治力が高いほどそうで、捕まるとしてもその秘書だったり、指示を受けて実行した部下だったりします。

 腐敗した国家では、時の権力者に逆らうものは「犯罪者」で、力のない者たちです。権力を持っている者は「犯罪者」にはなりません。「悪い人間」=「犯罪者」という図式は通用しない。場合によってはその反対になることもあるのです。そして現在の日本は、先進国の中でもあまりフェアではない、風通しの良くない国だと見られていることも覚えておくべきでしょう。だから「数」はあてにはならないのです。

 では次に、犯罪の種類と質を考えてみましょう。「汚職」「贈収賄」「脱税」「金融詐欺」「公文書偽造」「パワハラ」「不法な人種差別行為」「しまいにゃ戦争をたきつけたり実際に起こしたりする」といった犯罪行為は、「黒人が多い」でしょうか。白人が圧倒的に多いような気がしますよね。「黒人が多い」犯罪は、「窃盗」や「恐喝」、「暴力事件」といった種類のものを想像する人が多いのではないでしょうか。

 そして「悪の総量」も考えましょう。悪のポイント、「タバコのポイ捨て1点」、「駅で人をつきとばす10点」、「政治家が自分の支持者に税金でご馳走する300点」、「ネットで差別の言葉を垂れ流す?点」、「弱者の人権を踏みにじる?点」、「戦争をたきつける?点」、いろいろ意見は分かれましょうが、この「総量」は、人種とつながるでしょうか?



コメントを投稿