さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

大間から函館への津軽海峡フェリー

2023年10月21日 | 東北シリーズ


バスは定刻通りに津軽海峡フェリー、大間の桟橋に到着しました。出航まで30分ない。
船に乗るのに、乗客名簿の用紙を書いてチケット売り場に並ぶ。すると乗船アナウンス
が入り、上の階に行くともう並んでいる乗客たちは乗り込み始めた。昼飯を食べる
時間は全くなし。売店もあったが、見ている余裕なし。まあ船内に何かあるだろうと
思って乗り込んだ。


大間から函館まで、本州最北端から北海道に船で渡るには90分。晴れていれば対岸が
見えますからね。チケットは当然一番安い2等。観光客はみんなデッキに出る。ただの
移動手段として使っている人たちは一斉に寝る。昼時なのに、見事にみんな寝る。


私は観光客なので、デッキに出ました。本州よ、さようなら~。しかし2等席の
デッキは一番後ろなので、でっかい煙突から出る黒い排気ガスが風によっては
吹いてきて油臭いぞw 1等や特等席の人たちは、前のいいとこに出られるのかな。
そんときに思った! 俺ひとりだと絶対に2等最安値の選択。だってたったの90分。
高い乗船券払うくらいならそれで酒を飲むってばさ。しかし、これがきれいな女性を
連れていたら!白百合の化身ですか、スミレの精ですか、という人との二人旅だったら、
それは排気ガスが流れてくるようなこんなところはまずいでしょう~~www
ま、というわけで俺は節約したお金で夜に酒を飲むぞ。


大間の岬です。最北端の先に小さな島があり、そこに灯台が立っています。


秋田から青森に来て、下北半島を最北端まで北上して、ついに本州からさようならです。


食堂はありませんでした。ううむ、鹿児島の桜島へのフェリーでは、乗船時間が
たったの15分なのにうどん屋があったよな。。。ちょうど昼時だってのに、1本しか
ないバスに乗ってきて到着したらすぐに乗船時間だってのに、食べるところがない。
しかたなく売店ともいえないようなカウンターにわずか並んでいたあんぱんと
チップスターを食べる。大間のマグロの寿司カウンターまでは期待してなかった
けどさーw


あんぱんを食ってまたデッキに出たら、函館山が見えました。


立待岬が見えます。右のほうにはうっすらと五稜郭タワーが。


この函館山の南側はアクセス不能の切り立った断崖。なのでぐるりと回っていく
ことはできません。


南西部は、船でしかいけないところです。バーアルトのマスターによれば、そこには
数軒の漁師をやって暮らしていた民家があったそうですが、廃村になっているとか。
打ち捨てられた民家が見えないかと探してみたけれど、見つかりませんでした。


この3月に、行けるところまで北側から行ってみましたよ。あの民家がとぎれる
あたりで通行止めになっているのです。


旧検疫所、いまはカフェになっている建物が見えました。散歩をしていて、立派な
建物があったから近づいてみたら、窓に何人も若者がこっちを向いて座っている
ので、あれ?と思ったらオサレなカフェにいたのですね。


そのときに撮った写真です。なんかオッサンが近づいてきて写真を撮るな、と
みなさん思ったことでしょう。。。あの窓にズラリと顔が並んでたのw


湾に入って行きます。私は函館山を見ると、いつも「星の王子様」に出てくる
象を飲み込んだ大きな蛇の絵を思い出します。


まもなく到着。


湾内の遊覧船に乗ると、この手前まで来て回って戻るんです。


おお、下が開いている高速船がとまっている。どこに行くんだろう?



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