千里山ブラウズ

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電気自動車“元年”

2009-06-10 00:06:30 | Weblog

 月曜日のNHK「クローズアップ現代」は電気自動車“元年”と題して、いよいよ本格的に走り出した究極のエコカー電気自動車の現状と課題が放送されました。ちょうど2.3日前に読み終えたばかりの新書の著者(東京大学特任教授)が解説者として出演されていました。著者経歴には僕と同じ徳島の出身で、技術畑から経営コンサルティングへと進まれているということが書かれています。環境分野の日本の政策や産業戦略における知的ブレーン・キーマンという方でしょうか。
 本の中のメインテーマとして印象に残る言葉として「『燃やす文明』から『燃やさない文明』への移行」があります。人類が火を使い出した2万年昔から、化石燃料を燃やしてエネルギーを支えている今日の私達まで、それは『燃やす文明』であり環境を汚してきた歴史だと位置づけ、風力や太陽エネルギーなど『燃やさない文明』への移行が今まさに行われようとしていると説きます。人類始まって以来の大革命に立ち会っている自覚を持って、自然エネルギーへの技術開発と転換に果敢に挑んでいくことが、これからの日本の経済再生にも繋がると言われています。

※ 写真は三菱の電気自動車「i MiEV」を観光都市京都に導入を図るべく、神社仏閣などに充電インフラ設置の交渉にあたっている営業マンです。
日本経済の勝ち方 太陽エネルギー革命 (文春新書)
村沢 義久
文藝春秋
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