籠もよ、み籠持ち
籠(こ)もよ み籠持ち 掘串(ふくし)もよ み掘串持ち この丘に 菜摘(なつ)ます子 家告(の)らせ
名告らさね そらみつ 大和の國は おしなべて われこそ居(を)れ しきなべてわれこそ座(ま)せ
われこそは 告らめ 家をも名をも
作詞 : 雄略天皇 作曲 : コバタイサオ
(c) 2009, Skyfull Stars
※ 写真は『万葉集』に縁りのある場所を撮影し、詩歌とコラボレーションで魅せている「目で感じる万葉世界」から拝借しています。第一巻頭にある雄略天皇のおおらかで瑞々しいこの恋歌は、素直な想いの表現でとても多くの人に愛されています。僕の『万葉集』の詩歌への曲付けの中で初めて挑戦した作品で、その後のシリーズ化のきっかけになりました。