今、書店では民主党関連の本がコーナー山積みされ、民主党政権の政策やこれからのシステム変化などへの注目度が分かります。
議員秘書の経験を持つフリーの政治ジャーナリスト上杉隆さんといえば、若く都会的なセンスで政界の情報通として関西のテレビにも良く登場されますが、民主党ウォッチャーとしてもその政権の目差すべきところを共感を持って解説されています。
鳩山由紀夫首相の外交デビューも恙なく終わり各大臣の活動も注目を集めていますが、少し時間を巻き戻し今夏の政権交代選挙を巡る、投開票前と民主党による政権交代後の2冊の本を出されました。右の1冊はブックレットのような90ページばかりのもので、投開票前に誰もが読みやすい形の本です。民主党政権になればどんな変化があるのかということが、平易な文章でとても分かりやすく書かれています。
『政権交代の内幕』の方はその書名の通り、第一章は「ドキュメント総選挙~そして自民党は崩壊した」から始まり、民主党の官僚との戦いを予測する面白い内容となっています。内閣官房副長官の人事がその注目点だと指摘した部分は、民主党がその予測を上回り廃止してしまいましたが‥‥。
鳩山由紀夫首相は工学部出身の学者というだけあり、科学・数学的な裏付けを拠り所にしながら、新しい世界観をイメージし発信できる、今までの日本に無かったタイプの政治家のように感じます。科学の正直さや透明性を日本や世界の政治にもたらす可能性に期待します。
政権交代の内幕 (Voice select) 上杉 隆 PHP研究所 このアイテムの詳細を見る |
民主党政権は日本をどう変えるのか 上杉 隆 飛鳥新社 このアイテムの詳細を見る |